寒かったり、暖かかったり、
寒暖の差がある今日このごろ、みなさま、
いかがお過ごしでしょうか。
私は、ボチボチと過ごしております。
我が家の今年のバレンタインは、
一足早く、(在庫があるときじゃ
ないと手に入れられない。)
ネット通販にて、
ブロンデルのコンフィズリーと
ショコラショーを手に入れました。
両方とも美味でした。
さて今年もやってまいりました。
バレンタイン。
相変わらずの2人ですが、
ほんの少しでも、皆様に楽しんで
いただけたら幸いです。
それでは、いつものようにいつもの言葉を。
相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。
そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。
お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。
-----------------------------------------
2017年、バレンタイン企画、
「How about a drink? (一杯どう?)」
今日は、2月14日。
はい。バレンタインです。
社内は、そのせいもあってか
ざわざわしてる。
そりゃそうだよねぇ。。
うちの会社には、イケメンで、
御曹司のあの人がいるんだから。
え?
あたし?
あたしは…、とりあえず
持ってはきたよ。
今の時点では、渡せるのかも
未定だけど。
うん。手作りクッキー。
だって、チョコレートばっかりだって、
去年も、一昨年もため息ついてたから。
チョコレートばかりなのは、仕方がないよ
と言いながら、
あたしは、GENTENの名刺入れを
プレゼントしたんだっけ。
で、今年はというとクッキーにした。
いつもと違うのは、あまいというか
レモンの酸っぱさが入ってる。
お酒に合うようにと思って、
作ってみたんだけれども。
どうだろう、気に入ってくれるかなぁ?
あたしは、仕事の準備をしながら、
そんなことを考えていたら、
ディスクの上に置いていた携帯が
ブルった。
画面を見て、ドキッとする。
そこには、あの人からのメールが届いてた。
おはよう。
牧野、お誘いなんだけど。
今日の帰り、一杯どう?
あたしは、一杯どう?って
なんなんだ?と思いながらも、
今年も愚痴を聞かされるんだろうなと
思いつつ、OKの返事を出した。
じゃ、18時にいつものところで。
わかったと返事を返し、あたしは、
また、携帯を机の上に置いた。
ふぅ〜。
会える嬉しい気持ちと、
複雑な気持ちが入り乱れてる。
「なあに、つくし。バレンタインに
ため息なんてついて。」
同僚の中山沙知絵が、苦笑しながら
聞いてきた。
「な、なんでもないよ。」
あたしが、美作さんとデートなんて
聞いたら、何言われるかわからないもんね。
ついでに、ここ数年、お休みも一緒って
言ったら、どうなることやら。
「そんなことないでしょ。」
「ははは。今日、飲み会が入ってさ。」
「そうなんだ。それ男性?」
「うん。」
「バレンタインに誘うなんて、あれだね。」
「え?」
「なんでもないよ。楽しんどいで。」
「う、うん。」
「ささ、仕事始めよう?」
「そうだね。」
時間は、刻々と過ぎていく。
バレンタインって凄いよね。
いつもの倍の速さで時間が
流れてる感じがする。
もう少しで17時半という所で、
課内の同僚から声がかかった。
「牧野さん。」
「はい。」
「今日、残業できる?」
「すみません。先約がありまして。」
「ううう。そっか〜。。」
「いえ。こちらこそすみません。」
「今日、バレンタインだもんね。
牧野さんもデート?」
あたしは、ふっと微笑んだ。
「そうなんだ。声かけて悪かったね。」
「こちらこそ。ごめんなさい。」
15分前、あたしは帰り支度を始める。
ロッカーに入って、ちょっとだけおしゃれ
をする。
あらかじめ置いておいたワンピースに着替え、
一昨年貰ったネックレスを付けて、
去年貰った良い感じに馴染んできた靴を履く。
上にコートを着たら出来上がりだ。
よく考えたら、美作さんからプレゼント
されたものばっかりだな。
なんて思いながら。
同じような同僚が、たくさんいる。
ロッカー室は、香水の香りが混ざり合って
いて、大変な香りになってる。
あたしは、しばっていた髪紐を取って、
ブラシで梳かした。
黒髪のサラサラヘアー。
髪紐あとも、スプレーをふって、
きれいに直す。
さてと、いくかな。
18時5分前。お先にと近くにいた
沙知絵に声をかけて、ロッカー室を出る。
「明日ね〜。楽しんどいで。」
「ありがとう。明日ね。」
あたしは、エレベーターに運良く乗って、
地下まで降りた。
乗っている人がすべて1階で降りるので、
地下までいくのは、一人である。
地下への駐車場へ出ると、
声がかかった。
「牧野様。こちらでございます。」
あたしは、声のする方にいくと、
美作さんの家の運転手さんがいた。
「どうぞ、お乗り下さい。あきら様は、
10分ほどお遅れになるそうです。」
「はい。」
あたしは、後部座席に案内され座った。
バックから携帯を出して、画面を見ると
メールが来ていた。
10分遅れます。ごめん。
バレンタインだもんねぇ。
そりゃ、つかまるよね。
「お戻りになられましたよ。」
10分をすぎた頃、美作さんは、
隣りに乗ってきた。
「待たせた。」
「お疲れ様。」
「無下にもできないしなぁ。」
「そうだよね。」
車はその間にも、出発する。
15分走った車は、ホテルの駐車場へ。
あたしは、エスコートされて、
エレベーターの中へ。
エレベーターは、最上階で止まった。
「え?」
「部屋とっといた。一番、寛げる。」
「う、うん。」
美作さんは、ポケットからカードキーを
取り出して、開けるとあたしを促して、
部屋の中へ入った。
「弱いのわかってるのに、一杯つきあうの
あたしでよかったの?」
「牧野がいい。」
美作さんは、コートを脱ぎ、
ジャケットも脱いで、パサリと
椅子にかける。
あたしも、コートを脱いで、
椅子にかけた。
部屋の中にあるバーカウンターの
中に入って、美作さんは言った。
「牧野、座って。」
「うん。」
あたしは、美作さんの向かいの椅子に
腰掛けた。
「おまかせで良い?」
「もちろん。あ。でも、その前に。」
バックから取り出した、
綺麗にラッピングした箱を美作さんの
前に置く。
美作さんの顔がほころぶ。
「チョコじゃないから。」
「そうなの?」
「一応、お酒に合うように、
作ったつもり。」
開けて中身を見た美作さんは、
益々甘い顔になって。
「牧野。ありがとう。」
あたしも、フッと微笑んだ。
早速、クッキーを食べている。
「うん。うまい。これならあれだな。」
そう言って、美作さんは、腕まくりして
シェイカーを準備し始めた。
あたしには、とびきり美味しくて、
度の弱いカクテルを。
自分用には、あたしのあげたクッキーに
合うお酒を用意して、飲み始めた。
「美味しい。」
当然だって感じに笑いながら、
ポリポリ食べているクッキーを
次々と食べながら言う。
「これ、癖になるな。」
「ホント?それなら良かった。」
顔が、目の前にズズイッと来て、
ものすごく甘い目に見つめられて。
「牧野。」
ドキッとしながら返事を返す。
「な、何?」
「今日は、覚悟して?」
あたしの顔は、ボボボッと赤くなった。
寒暖の差がある今日このごろ、みなさま、
いかがお過ごしでしょうか。
私は、ボチボチと過ごしております。
我が家の今年のバレンタインは、
一足早く、(在庫があるときじゃ
ないと手に入れられない。)
ネット通販にて、
ブロンデルのコンフィズリーと
ショコラショーを手に入れました。
両方とも美味でした。
さて今年もやってまいりました。
バレンタイン。
相変わらずの2人ですが、
ほんの少しでも、皆様に楽しんで
いただけたら幸いです。
それでは、いつものようにいつもの言葉を。
相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。
そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。
お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。
-----------------------------------------
2017年、バレンタイン企画、
「How about a drink? (一杯どう?)」
今日は、2月14日。
はい。バレンタインです。
社内は、そのせいもあってか
ざわざわしてる。
そりゃそうだよねぇ。。
うちの会社には、イケメンで、
御曹司のあの人がいるんだから。
え?
あたし?
あたしは…、とりあえず
持ってはきたよ。
今の時点では、渡せるのかも
未定だけど。
うん。手作りクッキー。
だって、チョコレートばっかりだって、
去年も、一昨年もため息ついてたから。
チョコレートばかりなのは、仕方がないよ
と言いながら、
あたしは、GENTENの名刺入れを
プレゼントしたんだっけ。
で、今年はというとクッキーにした。
いつもと違うのは、あまいというか
レモンの酸っぱさが入ってる。
お酒に合うようにと思って、
作ってみたんだけれども。
どうだろう、気に入ってくれるかなぁ?
あたしは、仕事の準備をしながら、
そんなことを考えていたら、
ディスクの上に置いていた携帯が
ブルった。
画面を見て、ドキッとする。
そこには、あの人からのメールが届いてた。
おはよう。
牧野、お誘いなんだけど。
今日の帰り、一杯どう?
あたしは、一杯どう?って
なんなんだ?と思いながらも、
今年も愚痴を聞かされるんだろうなと
思いつつ、OKの返事を出した。
じゃ、18時にいつものところで。
わかったと返事を返し、あたしは、
また、携帯を机の上に置いた。
ふぅ〜。
会える嬉しい気持ちと、
複雑な気持ちが入り乱れてる。
「なあに、つくし。バレンタインに
ため息なんてついて。」
同僚の中山沙知絵が、苦笑しながら
聞いてきた。
「な、なんでもないよ。」
あたしが、美作さんとデートなんて
聞いたら、何言われるかわからないもんね。
ついでに、ここ数年、お休みも一緒って
言ったら、どうなることやら。
「そんなことないでしょ。」
「ははは。今日、飲み会が入ってさ。」
「そうなんだ。それ男性?」
「うん。」
「バレンタインに誘うなんて、あれだね。」
「え?」
「なんでもないよ。楽しんどいで。」
「う、うん。」
「ささ、仕事始めよう?」
「そうだね。」
時間は、刻々と過ぎていく。
バレンタインって凄いよね。
いつもの倍の速さで時間が
流れてる感じがする。
もう少しで17時半という所で、
課内の同僚から声がかかった。
「牧野さん。」
「はい。」
「今日、残業できる?」
「すみません。先約がありまして。」
「ううう。そっか〜。。」
「いえ。こちらこそすみません。」
「今日、バレンタインだもんね。
牧野さんもデート?」
あたしは、ふっと微笑んだ。
「そうなんだ。声かけて悪かったね。」
「こちらこそ。ごめんなさい。」
15分前、あたしは帰り支度を始める。
ロッカーに入って、ちょっとだけおしゃれ
をする。
あらかじめ置いておいたワンピースに着替え、
一昨年貰ったネックレスを付けて、
去年貰った良い感じに馴染んできた靴を履く。
上にコートを着たら出来上がりだ。
よく考えたら、美作さんからプレゼント
されたものばっかりだな。
なんて思いながら。
同じような同僚が、たくさんいる。
ロッカー室は、香水の香りが混ざり合って
いて、大変な香りになってる。
あたしは、しばっていた髪紐を取って、
ブラシで梳かした。
黒髪のサラサラヘアー。
髪紐あとも、スプレーをふって、
きれいに直す。
さてと、いくかな。
18時5分前。お先にと近くにいた
沙知絵に声をかけて、ロッカー室を出る。
「明日ね〜。楽しんどいで。」
「ありがとう。明日ね。」
あたしは、エレベーターに運良く乗って、
地下まで降りた。
乗っている人がすべて1階で降りるので、
地下までいくのは、一人である。
地下への駐車場へ出ると、
声がかかった。
「牧野様。こちらでございます。」
あたしは、声のする方にいくと、
美作さんの家の運転手さんがいた。
「どうぞ、お乗り下さい。あきら様は、
10分ほどお遅れになるそうです。」
「はい。」
あたしは、後部座席に案内され座った。
バックから携帯を出して、画面を見ると
メールが来ていた。
10分遅れます。ごめん。
バレンタインだもんねぇ。
そりゃ、つかまるよね。
「お戻りになられましたよ。」
10分をすぎた頃、美作さんは、
隣りに乗ってきた。
「待たせた。」
「お疲れ様。」
「無下にもできないしなぁ。」
「そうだよね。」
車はその間にも、出発する。
15分走った車は、ホテルの駐車場へ。
あたしは、エスコートされて、
エレベーターの中へ。
エレベーターは、最上階で止まった。
「え?」
「部屋とっといた。一番、寛げる。」
「う、うん。」
美作さんは、ポケットからカードキーを
取り出して、開けるとあたしを促して、
部屋の中へ入った。
「弱いのわかってるのに、一杯つきあうの
あたしでよかったの?」
「牧野がいい。」
美作さんは、コートを脱ぎ、
ジャケットも脱いで、パサリと
椅子にかける。
あたしも、コートを脱いで、
椅子にかけた。
部屋の中にあるバーカウンターの
中に入って、美作さんは言った。
「牧野、座って。」
「うん。」
あたしは、美作さんの向かいの椅子に
腰掛けた。
「おまかせで良い?」
「もちろん。あ。でも、その前に。」
バックから取り出した、
綺麗にラッピングした箱を美作さんの
前に置く。
美作さんの顔がほころぶ。
「チョコじゃないから。」
「そうなの?」
「一応、お酒に合うように、
作ったつもり。」
開けて中身を見た美作さんは、
益々甘い顔になって。
「牧野。ありがとう。」
あたしも、フッと微笑んだ。
早速、クッキーを食べている。
「うん。うまい。これならあれだな。」
そう言って、美作さんは、腕まくりして
シェイカーを準備し始めた。
あたしには、とびきり美味しくて、
度の弱いカクテルを。
自分用には、あたしのあげたクッキーに
合うお酒を用意して、飲み始めた。
「美味しい。」
当然だって感じに笑いながら、
ポリポリ食べているクッキーを
次々と食べながら言う。
「これ、癖になるな。」
「ホント?それなら良かった。」
顔が、目の前にズズイッと来て、
ものすごく甘い目に見つめられて。
「牧野。」
ドキッとしながら返事を返す。
「な、何?」
「今日は、覚悟して?」
あたしの顔は、ボボボッと赤くなった。