寒さがやってまいりました。
お布団から出るのが、辛かったわ。
ヌクヌクしてたかった。w
先日、お友達と長電話しました。
二時間強~。
笑い話も真面目話も有り、
有意義なストレス解消な時間でした。
今回は、キミに優しさを。後編です。
それでは、いつものようにいつもの言葉を。
相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。
そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。
お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。
----------------------------------------
キミに優しさを後編。
探しに行こうと上着を取って、
歩き出そうとしたら、ノックがして。
返事をしつつ、ドアに歩き始めたら、
そこには、小林が居て。
頭を下げて、話しだした。
「牧野様は、旧校舎の講堂に
おられます。それからこれは、奥様から。」
「ありがとう。お袋にも伝えて。」
「承知いたしました。」
俺は、邸を後にした。
*******
講堂のドアが静かに開いて、
入ってきたのは、
会いたかったけど。
けれど、今は会いたくなかった人。
だって、会ってしまったら、
あたしが、甘えてしまうから。
「逃げるなよ。」
「俺からの、牧野への優しさから。
世界中探してもさ、いないんだ。
牧野は牧野なんだし。
俺にとっての特別は、牧野。」
「なんか、すごい告白されてる気が
するんだけど。」
「してるよ。」
あたしは、真っ赤になってしまう。
「うん。そんな顔して。可愛いよ。」
「優しさを知ったから。怖かったの。
でもね。ドキドキもしてたの。
幸せなんだけど。不安だったの。」
少し、間が開いてまた話しだす。
「いっぱいいっぱいになってたときに、
道明寺から電話があって。
婚約するって。
別れて、1年目の時も。
2年目の時も。
美作さんが、側にいてくれて。
どれほど、安堵したか。
どれほど、幸せだったか。。。
道明寺から電話があって、
思い知った。」
「うん。」
「道明寺のことは、心からおめでとうって
言えるようになってて。
もう、道明寺とのことは、いい思い出って
言えるようになったんだな。
って、思えるあたしの心があって。
それと同時に、気持ちに気づいちゃって。
そう思ったら、逃げちゃってた。」
いつの間にか、あきらが、
ピアノの側に来てて。
あたしは、ピアノの側に座ってるまま、
そっと抱きしめられてて。
「そういうことになるんじゃないかって、
大体想像はついてたけどな。」
「え?」
「牧野のことだったら、わかるんだ。。」
「うん…。あたしも。」
「それにしても…。」
あきらの言葉が止まったので、
あたしは、そっと下から見上げる。
「俺から逃げようなんて、思うなよ。」
「だって。」
「牧野はさ、全部が全部とは言わないからさ。
偶には、素直になって。」
「全部は無理だから?」
「そ。俺にはもっともっと、甘えていいんだよ。」
「これ以上甘えたら、あたしがあたしじゃ
なくなっちゃうよ。」
ギュッと腕に力がこもって。
目をジッと見つめられて。
「あのなぁ。俺にとって牧野は、どんなでも牧野なの。」
美作さんの手が、あたしの頬を撫でていって、
耳の側で優しくささやかれて。
「俺にだけ、甘えて?」
あたしは、どうしていいかわからなくなって、
うつむいてしまう。
ゆっくりとあきらの手が、あたしの顎を、
支えたかと思ったら、
優しい優しいキスが降りてきた。
何度も繰り返しキスされたあと、
この時がやって来た。
「牧野。」
「はい。」
「僕とこれから先ずっと、一緒に居て、
幸せになりませんか?」
今この時こそが、キミに優しさを示す時。
あたしは、キュッと唇を引き締めて。
「はい。喜んで。」
途端に彼の顔は、今までで見た中で、
一番深く優しい笑顔になって、
あたしは、彼の胸に抱き込まれた。
お布団から出るのが、辛かったわ。
ヌクヌクしてたかった。w
先日、お友達と長電話しました。
二時間強~。
笑い話も真面目話も有り、
有意義なストレス解消な時間でした。
今回は、キミに優しさを。後編です。
それでは、いつものようにいつもの言葉を。
相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。
そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。
お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。
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キミに優しさを後編。
探しに行こうと上着を取って、
歩き出そうとしたら、ノックがして。
返事をしつつ、ドアに歩き始めたら、
そこには、小林が居て。
頭を下げて、話しだした。
「牧野様は、旧校舎の講堂に
おられます。それからこれは、奥様から。」
「ありがとう。お袋にも伝えて。」
「承知いたしました。」
俺は、邸を後にした。
*******
講堂のドアが静かに開いて、
入ってきたのは、
会いたかったけど。
けれど、今は会いたくなかった人。
だって、会ってしまったら、
あたしが、甘えてしまうから。
「逃げるなよ。」
「俺からの、牧野への優しさから。
世界中探してもさ、いないんだ。
牧野は牧野なんだし。
俺にとっての特別は、牧野。」
「なんか、すごい告白されてる気が
するんだけど。」
「してるよ。」
あたしは、真っ赤になってしまう。
「うん。そんな顔して。可愛いよ。」
「優しさを知ったから。怖かったの。
でもね。ドキドキもしてたの。
幸せなんだけど。不安だったの。」
少し、間が開いてまた話しだす。
「いっぱいいっぱいになってたときに、
道明寺から電話があって。
婚約するって。
別れて、1年目の時も。
2年目の時も。
美作さんが、側にいてくれて。
どれほど、安堵したか。
どれほど、幸せだったか。。。
道明寺から電話があって、
思い知った。」
「うん。」
「道明寺のことは、心からおめでとうって
言えるようになってて。
もう、道明寺とのことは、いい思い出って
言えるようになったんだな。
って、思えるあたしの心があって。
それと同時に、気持ちに気づいちゃって。
そう思ったら、逃げちゃってた。」
いつの間にか、あきらが、
ピアノの側に来てて。
あたしは、ピアノの側に座ってるまま、
そっと抱きしめられてて。
「そういうことになるんじゃないかって、
大体想像はついてたけどな。」
「え?」
「牧野のことだったら、わかるんだ。。」
「うん…。あたしも。」
「それにしても…。」
あきらの言葉が止まったので、
あたしは、そっと下から見上げる。
「俺から逃げようなんて、思うなよ。」
「だって。」
「牧野はさ、全部が全部とは言わないからさ。
偶には、素直になって。」
「全部は無理だから?」
「そ。俺にはもっともっと、甘えていいんだよ。」
「これ以上甘えたら、あたしがあたしじゃ
なくなっちゃうよ。」
ギュッと腕に力がこもって。
目をジッと見つめられて。
「あのなぁ。俺にとって牧野は、どんなでも牧野なの。」
美作さんの手が、あたしの頬を撫でていって、
耳の側で優しくささやかれて。
「俺にだけ、甘えて?」
あたしは、どうしていいかわからなくなって、
うつむいてしまう。
ゆっくりとあきらの手が、あたしの顎を、
支えたかと思ったら、
優しい優しいキスが降りてきた。
何度も繰り返しキスされたあと、
この時がやって来た。
「牧野。」
「はい。」
「僕とこれから先ずっと、一緒に居て、
幸せになりませんか?」
今この時こそが、キミに優しさを示す時。
あたしは、キュッと唇を引き締めて。
「はい。喜んで。」
途端に彼の顔は、今までで見た中で、
一番深く優しい笑顔になって、
あたしは、彼の胸に抱き込まれた。