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伝言お願い出来ますか?14

2013-08-11 11:49:26 | 伝言お願いできますか?
暑い日が続いています。
この時間で、35度を越えたようです。

皆様、お体にはご自愛ください。
いつもは、バテ気味の私は、なんとか
生息しています。
エアコンのおかげです。はい。

ウチでは、33度越えると、注意報が発令
されます。
近所(自転車で3分)のスーパーのみ
行くのがOKな注意報です。
それほど、南国の太陽のジリジリ暑さは、
危険です。
長袖着ていても、日焼けするぐらいです。





伝言お願い出来ますか?の最終回です。

今、別の物語を書いていますが、
なんだか、長くなりそうで、末恐ろしいです。(苦笑)
この物語を書いた後、伝言お願い出来ますか?の
数年後の物語をかければなあと、思っています。








それでは、いつものようにいつもの言葉を。









相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。








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伝言お願い出来ますか?14








少しの間考え込んでいたつくしは、
口を開いた。


「4人のご婦人に伝言お願い出来ますか?」


首をかしげて、見つめるアンにつくしは…。



「あたしは、大丈夫です。
それだけ伝えて下さい。」


「それだけでいいの?」

「ええ。それだけで。理解していただけると
思いますので。」

「分かったわ。」


その後、あたしは、アンとロイに連れられて、
パーティ会場へ戻った。
そこは、とてもシックで、だけれど上品で、
アンの趣味なのであろうと思われる場所
だった。

「ロイ。」
「ん?」
「いつも、パーティしてるの?」
「定期的にかな。」
「そっか。やっぱり同じなんだね。」
「ん?ああ、4人とか。」
「うん。」
「まあなぁ。ある程度の事業を持ってれば、
色々と、挨拶したい人もいるからな。」
「そうだよね。」

しばしの沈黙の後、つくしはロイに
問いかける。

「ロイは、どうしてあたしを誘ったの?」
「姿勢かな。」
「え?」
「俺に近寄ってくる彼女たちとは違うつくしの
態度と、何事にも対する姿勢。」
「態度と姿勢…。」
「ああ。つくしが、俺にどうして聞いたのかは、
大体想像出来る。」
「へ?」
「4人と同じだろうと思ったんだろう。」
「うん。」
「どうだった?」
「あたしはあたしなんだけど。目立たないように
気をつけていたんだけれど。
やっぱり、目立つのかなって思った。」

その言葉を受けて、ロイは言葉を選んで、
話してくれる。

「つくしにはさ。日本古来の女性が持ってた、
芯があるんだと思う。」
「そうなのかな。」
「僕は、日本語はそんなに得意じゃないから、
合ってるかどうかはわからないけれど。」
「大丈夫。合ってるよ。」
「なら、良かった。」

ロイは、ずっとつくしのそばに居て、
楽しませてくれた。
そんな二人を、アンと執事は、
穏やかに見守っていた。




-----FIN-----

伝言お願い出来ますか?13

2013-07-31 11:43:24 | 伝言お願いできますか?
良い天気が続いています。
一度途絶えた30度以上の日が、
またもや復活。
昨日は、県内で一番の暑さでした。
夏は、私はですが、ある年齢を過ぎたら、
お肌にダメージが多くなってしまいました。
困りますねぇ。
今年は意外と、冬よりも乾燥している感じです。






それでは、いつものようにいつもの言葉を。









相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。








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伝言お願い出来ますか?13








こちらで言う、執事さんだろうか、
カッコイイスーツを来た紳士が、
近寄ってくる。
そして、早足で、数人のマダムも。

「ロイ様。」

「…。」

「今、やっぱりって思っただろ?」
「な?」
「なんでって?俺は、わかるけどな。」

「ロイ様。」
「ああ。こちらは、牧野。」
「牧野。この内の執事の責任者、アドルフだ。」

あたしは、スィと挨拶をする。
真剣な表情だったアドルフの表情が、少し緩んで、
きちんと挨拶してくれた。

あたしは、嬉しく思う。

「今回は、きちんとしたお嬢様のようですね?」
「相変わらずキツイね。アドルフ。」
「今までが強烈だったものですから。」
「ふん。」
「アン様がお待ちでございます。」
「うん。」

「アン?」
「まあまあ。」

アドルフの後について、あたしたちは、
奥の部屋へと案内された。
アドルフが、ドアをノックする。

「どうぞ。」
「失礼いたします。おつきになりました。」
「…。」

ロイに促されてあたしは、部屋に入った。
そこには…。


あたしは、あんぐりと口をあけるしか
無かった。


「な…。」
「なんで?」

必死に頷くあたしに、そこに居た婦人は、
ニッコリと笑って言う。

「驚かそうと思って?」
「だよな。」

知っている風のロイを今度は見つめる。

「ああ。牧野。紹介するよ。」

うんうんと頷くあたしに、ロイは言う。

「牧野も知ってる通り、アンシャリー。
俺のおふくろだ。」

牧野の黒い瞳が益々大きくなる。

「ロイ、つくしをソファーに座らせて
あげたら?」
「ああ。」

あたしは、ソファーに座って、
一生懸命息をした。
びっくりしすぎて、過呼吸になるかと
思った。

「大丈夫か?びっくりさせすぎたな。」
「ほんとうよ!!」
「ごめん。」
「びっくりした。」

そこに、シャンパンを持って、
執事がやってくる。

「驚いたわ。」
「え?」
「マナーも入っているのね。」
「あ。はい。必要に応じて、
教えて頂いたことがあって。」
「そうだったのね。」

アンは、優しくつくしを見つめている。
何か、言いたいことがあるんだろうか。

「つくし。」
「私ね。伝言をあずかっているのよ。」
「どなたからですか?」
「ご婦人4人から。」
「??」


「彼らには内緒にしておくわね。3年後、
カフェに会いに行くわ。」


あたしは、またもや固まってしまった。

さすが、F4のお母さん達だ。




伝言お願い出来ますか?12

2013-07-21 12:56:27 | 伝言お願いできますか?
夏ですねぇ。
私は、夏は好きだけど苦手で。
暑いのがね。(苦笑)
ざぶんと、プールに飛び込みたく
なってしまいます。
プールは好きなんです。(笑)




お待たせしました。
伝言お願い出来ますか?の続きです。








それでは、いつものようにいつもの言葉を。









相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。










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伝言お願い出来ますか?12









車を降りてから、

あたしは、横にたったロイの腕に
自然と自分の手をからませた。
そのことに対しても、
ロイは、フッと微笑む。

「いいね。」
「え?」

中に入ると、優しい優しい香りが
漂って、中から、マダムが出てきた。

「いつもお世話になっています。」

ニッコリとマダムが微笑む。
ロイと握手した後、マダムは、
私に目を向けた。

「初めまして。エレンです。」
「初めまして。つくしです。」

エレンからスッと手が出されて、
あたしは、自然と握手をした。

「ロイ様。少しだけ手直しするだけで、
OKだと思います。」
「うん。頼むよ。」
「かしこまりました。」

あたしは、エレンに促されて、
中の更衣室に案内された。
そこには、薄紫色の素敵なドレスが
用意されていた。

「まず、着替えを。」
「はい。」

あたしは、1時間後。
変身したあたし。。。
エレンに付き添われて、
ロイの前に姿をあらわす。

ドレスに化粧で変身したあたしを見て、
ロイは、驚きに目を細めた。

「予想を上回る出来だな。」
「それなら良かった。」

あたしの後ろで、エレンが微笑んで
いるのが分かる。

「さてと。パーティに行こうか。」
「苦手なんだけど。」
「内輪のパーティだから、緊張しないで。」
「内輪のパーティでこのドレス?
信じられないよ。」
「ははは。」

促されて車に乗ったあたし。
又もや、車は街中を走っていって、
美作邸位大きそうなお屋敷の中へと
入って行った。

「ここは?」
「俺の実家。ああ。言っとくけど、
今から、知っている人に会うと思うから、
びっくりすると思うよ?」
「へ?」

ロイに手を差し出され、静かに、
手を絡めると、満足そうに微笑んで、
玄関へと歩き出す。



伝言お願い出来ますか?11

2013-07-10 11:42:05 | 伝言お願いできますか?
暑い日が続いています。
私が住んでいる所は、南国なので、
なんとも、太陽光線がギラギラ。
紫外線が強いです。
そのため、お顔には、UVクリームを塗り塗り。
日焼けを避けるために、長袖シャツです。。
お肌が弱いため、すぐ赤くなってしまうのです…。(^^;;





おまたせしました。11話です。







それでは、いつものようにいつもの言葉を。










相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。







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伝言お願い出来ますか?11








あたしは、迎えに行くと言ったロイの
申し出を断った。
ロイは、気がついてくれたのか、
スーパーの駐車場に来るようにと
メールを寄越した。

あたしは、ちょっとよそ行きの、
ワンピースを来て、そのスーパーへと
歩いて行く。
着いたとメールをすると、
そこで待っているようにと、
返事が来た。

あたしの前に影が出来る。

「おまたせ。」
「ロイ。」
「今日は、おしゃれしてるんだね。」
「だって、着替えるのに、お店に
行くんでしょう?」
「わかってるんだ?」
「なんとなく?」
「ほんとにもう君は…。」

そう言いつつ、ロイは、エスコート
してくれる。
連れて行かれたところには、
ロイの家の車があった。
あたしは、ドアを開けてくれた、
運転手さんにお辞儀をして、
後部座席に乗った。

車は、ケンブリッジの街の中を
しばらく走って、
1つの重そうなドアの前に横付け
された。

「ここ?」
「ロイ。」
「ん?」
「ドレスって、出来上がるのに何ヶ月も
かかるんじゃないの?」
「よくわかってるね。」
「…。」

その時、車のドアが開き、
ロイが降りて、あたしに手を差し伸べる。
あたしは、小さく息をはいて、
その手に、自分の手を乗せた。





伝言お願い出来ますか?10

2013-06-26 11:54:50 | 伝言お願いできますか?
梅雨らしいお天気が続いています。
そんな中、音楽をかけながら、
のんびりと。
家族が、何やらさだまさしさんの
話しで盛り上がっていますよ。


私が、物語を書く時は、itunesで、
ランダムに掛けながら。
時に、その歌に想いをはぜながら。
楽しいひとときです。






それでは、いつものようにいつもの言葉を。










相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。








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伝言お願い出来ますか?10









「ロイさん。1つ聞いていい?」
「何?」
「なんであたしなの?貴方の周りには、他に沢山
キレイな人が居るじゃない?」
「うん。君の瞳から感じる意思の強さ。」

「…。同じこと言うのね。」
「え?」
「なんでもない。」

なんで、あたしは、こういう立場な人と、
お近づきになるんだろう。
いつも…、なんでなんだろう。

「ねえ。君が、自分の世界に入るのが得意なのは
分かったんだけど、今日もバイトじゃなかった?」

ロイが話しかけてくれて、あたしは、ハタと気づく。

「やばっ。遅刻しちゃう。じゃ、またね。」
「送るよ。」

ロイは、走りだそうとしたあたしを呼び止めた。
有無を言わさず、近くに停めてあった車まで、
されるがままに、エスコートされたあたし。


やっぱり同じ。


結局あたしは、カフェの裏道まで送ってもらった。

「ありがとう。」
「なんのこれしき。じゃ。またな。」


*******

「うう。衝撃的なハプニングだった。」

そう言いながら店に入って行くと、アンがてんてこ舞い
していた。

「つくし、いいところに来たわ…。」
「はーい。」

あたしは、ロイとのことは、一旦忘れて、
バイトに没頭した。

そして、いつもの休み時間、
あたしは、アンが作ってくれたフレンチトーストと
カフェオレを飲みながら、他愛もない話をしていた。

「つくし。今日、いつもと少し感じが違うけど、
何かあったの?」
「え?わかります?」
「そりゃあね。」
「実は…。クラスメイトの男の子に
パーティに誘われちゃいまして。」
「あらまあ。いいじゃない。いつ?」
「今度の金曜日なんですけど。」
「いいわよ。いってらっしゃい。」
「いえ。バイトの後で良いって言われてるので。」
「何言ってるの。支度の時間も考えないと。」
「そうなんですよね…。」
「大丈夫よ。」
「ありがとうございます。」
「楽しんでいらっしゃい。」
「はい…。」

久しぶりだし。苦手なんだけど…。