伝言お願い出来ますか?13

2013-07-31 11:43:24 | 伝言お願いできますか?
良い天気が続いています。
一度途絶えた30度以上の日が、
またもや復活。
昨日は、県内で一番の暑さでした。
夏は、私はですが、ある年齢を過ぎたら、
お肌にダメージが多くなってしまいました。
困りますねぇ。
今年は意外と、冬よりも乾燥している感じです。






それでは、いつものようにいつもの言葉を。









相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。








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伝言お願い出来ますか?13








こちらで言う、執事さんだろうか、
カッコイイスーツを来た紳士が、
近寄ってくる。
そして、早足で、数人のマダムも。

「ロイ様。」

「…。」

「今、やっぱりって思っただろ?」
「な?」
「なんでって?俺は、わかるけどな。」

「ロイ様。」
「ああ。こちらは、牧野。」
「牧野。この内の執事の責任者、アドルフだ。」

あたしは、スィと挨拶をする。
真剣な表情だったアドルフの表情が、少し緩んで、
きちんと挨拶してくれた。

あたしは、嬉しく思う。

「今回は、きちんとしたお嬢様のようですね?」
「相変わらずキツイね。アドルフ。」
「今までが強烈だったものですから。」
「ふん。」
「アン様がお待ちでございます。」
「うん。」

「アン?」
「まあまあ。」

アドルフの後について、あたしたちは、
奥の部屋へと案内された。
アドルフが、ドアをノックする。

「どうぞ。」
「失礼いたします。おつきになりました。」
「…。」

ロイに促されてあたしは、部屋に入った。
そこには…。


あたしは、あんぐりと口をあけるしか
無かった。


「な…。」
「なんで?」

必死に頷くあたしに、そこに居た婦人は、
ニッコリと笑って言う。

「驚かそうと思って?」
「だよな。」

知っている風のロイを今度は見つめる。

「ああ。牧野。紹介するよ。」

うんうんと頷くあたしに、ロイは言う。

「牧野も知ってる通り、アンシャリー。
俺のおふくろだ。」

牧野の黒い瞳が益々大きくなる。

「ロイ、つくしをソファーに座らせて
あげたら?」
「ああ。」

あたしは、ソファーに座って、
一生懸命息をした。
びっくりしすぎて、過呼吸になるかと
思った。

「大丈夫か?びっくりさせすぎたな。」
「ほんとうよ!!」
「ごめん。」
「びっくりした。」

そこに、シャンパンを持って、
執事がやってくる。

「驚いたわ。」
「え?」
「マナーも入っているのね。」
「あ。はい。必要に応じて、
教えて頂いたことがあって。」
「そうだったのね。」

アンは、優しくつくしを見つめている。
何か、言いたいことがあるんだろうか。

「つくし。」
「私ね。伝言をあずかっているのよ。」
「どなたからですか?」
「ご婦人4人から。」
「??」


「彼らには内緒にしておくわね。3年後、
カフェに会いに行くわ。」


あたしは、またもや固まってしまった。

さすが、F4のお母さん達だ。



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浴衣の君に魅せられて。

2013-07-28 11:55:44 | 物語。
昨日までよりは、気温が低いです。。
でも、湿度は高い。
蒸し蒸し暑さです。

昨夜は、珍しくテレビ見て、
番組の最後で大笑いしました。
そこまでの番組内容がモヤモヤした
内容だったので、衝撃的でした。
最後に、お天気お姉さんにやられたわ。
いやぁ、見事なコマネチだった。(笑)






さてと。あたしにしては、長めです。
自然と出てきた物語です。






それでは、いつものようにいつもの言葉を。









相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。







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浴衣の君に魅せられて。








久しぶりに集まった、
美作邸での話。
総二郎が、思い出したように
話を始める。

「ああ。そうだ。つくしちゃん。」

呼ばれてあたしは、西門さんに
目を向ける。

「8月1日、予定入ってる?」

あたしは、横に置いていたバックから、
手帳を取り出して、確認してから言う。

「仕事だけだけど。」
「じゃ。夜は、オレ、予約ね。」
「は?何?」
「横浜で、デカイ花火大会があるからさ、
行かないか?」
「花火?」
「そう」

「総二郎。それいいね。」
「席は、用意してあるんだろう。」

「オレは、つくしちゃんを誘ってるんであって、
お前らは誘ってないけど?」
「総二郎、冷たい。」
「類。お前は、仕事あるだろ。」
「牧野が行くなら、無理にでも予定を開ける。」

「あたし、浴衣持ってないし。」
「お袋に貸して貰えるように、言っとくよ。」
「ホント?」
「ああ。」

「ということで、8月1日の夜は予定を
開けておくように。」


*******


早いもので当日。
あたしは、西門邸の自分の衣装部屋に居た。
お弟子仲間の国枝さんが、家元夫人に渡してくれと
頼まれたという、浴衣を着つけ終わった所。

隣で優紀は、国枝さんに手伝って貰って、
着つけてもらっていた。
桜子は、仕事の関係もあって、現地に
来ることになっている。

あたしが着たのは、薄いピンクの花柄の浴衣。
優紀の浴衣は、薄い紫の花柄の浴衣。
着つけ終わって、皆が待っているリビングへ
行くと、そこには、揃いも揃って、
男性物の浴衣をきたF3が居た。

「それにしたのか。」
「来たな。うん。いいな。」
「ふたりとも、良い感じ。」

あたしと優紀は、二人で顔を見合わせて、
ポッと頬が赤くなった。

「なんで、赤くなるの?」
「なんでって。ねえ。つくし。」
「ね~。」
「訳、わかんないよ。」

「3人とも、浴衣が似合うねってこと。」

3人が、三様に微笑んで言う。
「「「当たり前だ。」」」


******


車は、順調に進んで、会場に近づいていた。
桜子との待ち合わせ場所に到着すると、
すでに、桜子は到着していた。
桜子は、青紫色に大きな花がデザインされて
いる浴衣を着て来ていた。

「桜子。その浴衣。素敵だね。」
「先輩こそ、お似合いですよ。その浴衣。」
「ありがと。」

「席まで歩くぞ。」

総二郎は優紀を、桜子と類。
(類は、一瞬、不満そうな顔をしていたけれど。)
つくしは、あきらにエスコートされて、
花火会場の目の前に設営されている、
特別観覧席に入っていった。

「ねぇ。美作さん。こんなすごい位置で、
見られていいのかなぁ。」
「牧野。大丈夫だよ。」
「そっか。」

席に座ると、程なくして、花火大会を始める
1発目が、打ち上がった。

間近なので、ドーンという音が、
地面から、空間から伝わってきて、
身体に響いてくる。
隣に座っているあきらに言う。

「すごいね。身体にすごく響いてくる。」
「そうだな。」
「それに、とっても綺麗。」
「ああ。綺麗だ。」

そう言ったあきらの目は、花火に釘付けに
なっているつくしを捉えていた。
どうやら、あきらは、つくしの浴衣姿に
魅せられてしまったようだ。

嬉しそうに。
甘い顔をして、花火そっちのけで、
つくしの横顔を静かにみていた。
堪らなくなって、あきらは、つくしを
引き寄せた。
つくしは、花火に夢中になっていたが、
それに気づいて、あきらをみて首をかしげる。

「美作さん。どうしたの?」

あきらの指は、つくしの頬を優しくなぞる。

「浴衣、似合ってるな。」
「ありがとう。」
「家元夫人からの借り物ってのが、気に食わないけど。」
「え?」
「来年は、俺が浴衣贈るから。」
「なんで?」
「俺の気持ちの問題。」
「?」
「なんでもないよ。花火見よう?」
「うん。」

あたしは、花火へと視線を戻した。
その途端に、耳元に声が降りる。

「牧野。来年は、二人で来よう。」

その言葉に、暗闇の中でも分かる位、
顔を赤くして、コクンと頷いた。
あきらは、優しく目を細めて、笑った。

その時、一際大きい音がした。
その音に、二人が正面を向くと、
空一面に、大きな花火が開いた。。
まるで、二人を祝福しているように。
二人を包み込むように。



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女郎花。

2013-07-24 12:06:00 | 物語。
33度以上の日中。
そして、夜は熱帯夜の日が
続いています。
体調を崩してはいませんでしょうか?
私は、今の所、大丈夫です。

最近、玄関に置いている箱から、
常備していたインクが一体型のハンコが
無くなってしまいました。
100均で、買ってこないと。(苦笑)
ハンコはあれど、めんどくちゃいので。(^^;;




今回は、女郎花。
数日寝かせて浮かんできた感じです。








それでは、いつものようにいつもの言葉を。









相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。








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女郎花。(おみなえし)~約束を守る。








女郎花の咲く原っぱの中
彼の声が、少し先を歩いていた
あたしの耳に届いた。

「牧野。」

あたしは、ゆっくりと振り返って、
彼の目に視線を合わせた。
追いついてきた彼の目は、
あたしの目を捉えている。

その彼が、ポケットから取り出したのは、
指輪が通されたネックレス。
クエスチョンマークが浮かぶ
あたしの首に、それをそっとかける。
びっくりして動けなかったあたしは、
あなたの名前を呼ぶ。


「美作さん?」


彼は、そんなあたしを甘く見つめて、
自分の胸元からスルスルと
同じネックレスを出した。


「お揃い?」


「いつか、左手の薬指にはめるから、
持っててくれないか?」


「・・・。だからこの原っぱで?」


あきらは、フッと微笑む。
その笑顔は、その通りだよって、
言っている。

いつだったか、
あなたに教えて貰った、
女郎花の花言葉を思い出す。

そんなあたしの頬に、
彼の手が優しく添えられて、
あたしの唇の端まで滑っていく。


「そう。その通りだよ。」


そう言って、
あたしの唇にゆっくりと、
彼の唇が降りてきた。



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伝言お願い出来ますか?12

2013-07-21 12:56:27 | 伝言お願いできますか?
夏ですねぇ。
私は、夏は好きだけど苦手で。
暑いのがね。(苦笑)
ざぶんと、プールに飛び込みたく
なってしまいます。
プールは好きなんです。(笑)




お待たせしました。
伝言お願い出来ますか?の続きです。








それでは、いつものようにいつもの言葉を。









相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。










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伝言お願い出来ますか?12









車を降りてから、

あたしは、横にたったロイの腕に
自然と自分の手をからませた。
そのことに対しても、
ロイは、フッと微笑む。

「いいね。」
「え?」

中に入ると、優しい優しい香りが
漂って、中から、マダムが出てきた。

「いつもお世話になっています。」

ニッコリとマダムが微笑む。
ロイと握手した後、マダムは、
私に目を向けた。

「初めまして。エレンです。」
「初めまして。つくしです。」

エレンからスッと手が出されて、
あたしは、自然と握手をした。

「ロイ様。少しだけ手直しするだけで、
OKだと思います。」
「うん。頼むよ。」
「かしこまりました。」

あたしは、エレンに促されて、
中の更衣室に案内された。
そこには、薄紫色の素敵なドレスが
用意されていた。

「まず、着替えを。」
「はい。」

あたしは、1時間後。
変身したあたし。。。
エレンに付き添われて、
ロイの前に姿をあらわす。

ドレスに化粧で変身したあたしを見て、
ロイは、驚きに目を細めた。

「予想を上回る出来だな。」
「それなら良かった。」

あたしの後ろで、エレンが微笑んで
いるのが分かる。

「さてと。パーティに行こうか。」
「苦手なんだけど。」
「内輪のパーティだから、緊張しないで。」
「内輪のパーティでこのドレス?
信じられないよ。」
「ははは。」

促されて車に乗ったあたし。
又もや、車は街中を走っていって、
美作邸位大きそうなお屋敷の中へと
入って行った。

「ここは?」
「俺の実家。ああ。言っとくけど、
今から、知っている人に会うと思うから、
びっくりすると思うよ?」
「へ?」

ロイに手を差し出され、静かに、
手を絡めると、満足そうに微笑んで、
玄関へと歩き出す。


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あたしの恋想い。

2013-07-17 16:09:33 | 言羽の部屋。
今年の夏は、暑いですねえ。

愛犬が、長毛犬なものですから、
暑さが苦手なのです。
そのため、暑い時は、前足をつっぱったり、
外に2m出て、玄関に逆戻りしたりして、
お散歩拒否します。
太陽に温められたアスファルトは、
私達人間よりも、小さい犬達にとっては、
距離が近いから、もっと暑いと感じるそうです。
だから、致し方ないですね。(^^;;




今回は、いつものお話たちから
ちょっと離れて、小さな創作物語です。
物語を書いている間に、浮かんできていた
言葉を繋いで、書いてみました。






私の言葉達です。
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。








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あたしの恋想い。







給食の時間。
椎茸が嫌いなあなたが、
眉間にシワを寄せて、
目は、残すよりいいだろ
なんて言いながら、
あたしの器に放り込む。

「また?」
って言いながら、
クスクス笑うと、
「なんだよ~。嫌いなんだから
しかたがないだろ!」
なんて言いながら、
拗ねちゃうあなた。
そんなあなたにも、
あたしは、キュンとする。

あたしの心の中にある
この想いを
あたしは大切に抱きしめる

あなたはどう想ってくれてる
のかな?って、
眉間にシワを寄せて
考えちゃうけど。
そんなあたしを見かけて、
「難しい顔すんなよ。」
あなたは笑ってくれるんだ。
そんなあなたにドキドキして。

あたしは
明日も明後日も
あたしのこの想いを
大切に抱きしめる。

休み時間。
グラウンドでボールを
追って走り周って
キラキラ輝いてるあなたを
いつもの場所から見つめてる。
誰よりも早く走るあなたに
やっぱり、あたしは恋してる。

放課後。
教室で優しい声で話す
あなたとの時間が
あたしにはとても大切で。

最後まで言わなくても伝わる。
これってすごく嬉しい。
あなたと通じてるって
ことだから

ありがとね。
その時間があったから、
あなたに会いたいから、
学校で嫌な事があっても、
それで、行きたくないって
思った時も、

あたしは、学校を休まずに
行くことができたんだ。
恋する女子は強いんだ。

そして、あたしの心の中に
答えを見つけるんだ。
やっぱりあなたが好き。
この想いを
あたしは大切に抱きしめる。



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