皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は、これからの数ヶ月、バタバタしそうな
感じです。
何がって言うと、引っ越しが
待ち構えている感じでして…。
結構な大移動なりますので、
インターネットの回線の関係で、
もしも更新ができなくなるときは、
こちらでお知らせいたします。
それでは、いつものようにいつもの言葉を。
相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。
そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。
お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。
-----------------------------------------------------
Don't panic. あわてないで!
会社から、数十メートル離れた所で、
あたしは、車によっかかってあたしを
見ている美作さんを見つける。
あれ。あたしと目が合ってるよね。
フッと微笑む、美作さん。
あっという間に、あたしの前に
やってきて、びっくりするあたしに、
話しかけてきた。
「牧野。」
「美作さん、どうしたの。」
「これから、用事ある?」
「特にはないけれど。」
「じゃ、ちょっと付き合って。」
「え?どういうこと?」
「あわてないで。追々説明するから。」
そう言って、助手席のドアを開けて、
あたしをエスコートした。
車は、静かにスタートする。
むぅ?という顔をしたあたしに、
クスリと笑って、美作さんは、
手を伸ばして、あたしの頬をなでた。
「そんな顔しないで欲しいな。」
あ…。
また、表情に出してしまったのを
気にして、あたしは頬を手で包んだ。
「ま。そこが牧野のいいところでもあり、
いけないところでもあるんだけれど。
あわてないでもいいんじゃないかな。」
あたしは、そう言われてキョトンとする。
「牧野の気持ちもわかってるから、
大丈夫だよ。」
あたしは、ニッと笑う美作さんに、
ホゥと一息をついた。
「どこに行くの?」
「ラ、ローズ。」
「なんでオートクチュールのお店に
行くの?」
「これから、働くようになって、多分
牧野は色々と経験していくと思う。
俺が、そうだったように。
そんな中で 、礼服を作っておいて、
損はない。」
「それはそうだけれども、オートクチュールで
なくても、あたしは大丈夫だと思うんだけど。」
フッとはにかんであきらは言う。
「俺からの、就職祝いだから。
それに、牧野はいつまでも、長く
着てくれると思うからこその、
オートクチュールなんだ。」
そうなんだ。
車の中が、静かになる。
「それと、今日は夕飯つきあって。」
「え?」
「イタリアンのお店に行こうと思って。」
「いつものお店?」
「そう。いつものお店。」
「嬉しいかも。」
「良かった。」
その言葉に、あきらはフッと微笑んだ。
「まずは、お店。夕飯はそれから。」
「うん。」
「そうそう。お袋から伝言。」
小首をかしげるあたしに美作さんは言う。
「また、遊びに来てね。だってさ。」
「行っていいのかな。」
「かまわないと思うよ。ただ…。」
「ただ?」
「俺がいる時のほうが俺は嬉しいな。」
あたしは、ポッと顔が赤くなる。
「じゃ、土曜日か日曜日だよね。」
「ああ。来週の土日はどう?」
「なんで土日?土曜だけでも。」
「土曜日は、お袋と双子に譲る。
土曜の夜から日曜日は、俺をかまって
欲しいな。」
「な…?!」
信号で止まった時に、となりのあきらを
見ると、そこには、優しい笑顔をあたしに
向けているあきらがいた。
「図書室で、ゆったりしたいな。」
「それはいいね。出かけなくて良い?」
「うん。あたし、美作さん家の図書室
大好き。」
「そっか、じゃ、図書室でのんびり
過ごそう。」
あたしは、コクンと頷いた。
「ということで来週の土日は、
開けておいて。」
「はい。」
会話を楽しんでいるうちに、車は、
店まであと数百メートルの所まで、
来ていた。
「牧野が好きそうなのを、用意して
もらってるから、まずは、生地選び
からだな。」
「そこからなの?」
「それが大事だから。」
「そっか。」
車は、ラ・ローズの店の前に、
停められた。
美作さんがスッと降りて、あたしを
エスコートしてくれる。
「牧野が気に入るといいけれど。」
「?」
店の中には、黒色の生地が、
数反用意されているのを知るのは、
もう少し後のこと。。。
私は、これからの数ヶ月、バタバタしそうな
感じです。
何がって言うと、引っ越しが
待ち構えている感じでして…。
結構な大移動なりますので、
インターネットの回線の関係で、
もしも更新ができなくなるときは、
こちらでお知らせいたします。
それでは、いつものようにいつもの言葉を。
相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。
そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。
お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。
-----------------------------------------------------
Don't panic. あわてないで!
会社から、数十メートル離れた所で、
あたしは、車によっかかってあたしを
見ている美作さんを見つける。
あれ。あたしと目が合ってるよね。
フッと微笑む、美作さん。
あっという間に、あたしの前に
やってきて、びっくりするあたしに、
話しかけてきた。
「牧野。」
「美作さん、どうしたの。」
「これから、用事ある?」
「特にはないけれど。」
「じゃ、ちょっと付き合って。」
「え?どういうこと?」
「あわてないで。追々説明するから。」
そう言って、助手席のドアを開けて、
あたしをエスコートした。
車は、静かにスタートする。
むぅ?という顔をしたあたしに、
クスリと笑って、美作さんは、
手を伸ばして、あたしの頬をなでた。
「そんな顔しないで欲しいな。」
あ…。
また、表情に出してしまったのを
気にして、あたしは頬を手で包んだ。
「ま。そこが牧野のいいところでもあり、
いけないところでもあるんだけれど。
あわてないでもいいんじゃないかな。」
あたしは、そう言われてキョトンとする。
「牧野の気持ちもわかってるから、
大丈夫だよ。」
あたしは、ニッと笑う美作さんに、
ホゥと一息をついた。
「どこに行くの?」
「ラ、ローズ。」
「なんでオートクチュールのお店に
行くの?」
「これから、働くようになって、多分
牧野は色々と経験していくと思う。
俺が、そうだったように。
そんな中で 、礼服を作っておいて、
損はない。」
「それはそうだけれども、オートクチュールで
なくても、あたしは大丈夫だと思うんだけど。」
フッとはにかんであきらは言う。
「俺からの、就職祝いだから。
それに、牧野はいつまでも、長く
着てくれると思うからこその、
オートクチュールなんだ。」
そうなんだ。
車の中が、静かになる。
「それと、今日は夕飯つきあって。」
「え?」
「イタリアンのお店に行こうと思って。」
「いつものお店?」
「そう。いつものお店。」
「嬉しいかも。」
「良かった。」
その言葉に、あきらはフッと微笑んだ。
「まずは、お店。夕飯はそれから。」
「うん。」
「そうそう。お袋から伝言。」
小首をかしげるあたしに美作さんは言う。
「また、遊びに来てね。だってさ。」
「行っていいのかな。」
「かまわないと思うよ。ただ…。」
「ただ?」
「俺がいる時のほうが俺は嬉しいな。」
あたしは、ポッと顔が赤くなる。
「じゃ、土曜日か日曜日だよね。」
「ああ。来週の土日はどう?」
「なんで土日?土曜だけでも。」
「土曜日は、お袋と双子に譲る。
土曜の夜から日曜日は、俺をかまって
欲しいな。」
「な…?!」
信号で止まった時に、となりのあきらを
見ると、そこには、優しい笑顔をあたしに
向けているあきらがいた。
「図書室で、ゆったりしたいな。」
「それはいいね。出かけなくて良い?」
「うん。あたし、美作さん家の図書室
大好き。」
「そっか、じゃ、図書室でのんびり
過ごそう。」
あたしは、コクンと頷いた。
「ということで来週の土日は、
開けておいて。」
「はい。」
会話を楽しんでいるうちに、車は、
店まであと数百メートルの所まで、
来ていた。
「牧野が好きそうなのを、用意して
もらってるから、まずは、生地選び
からだな。」
「そこからなの?」
「それが大事だから。」
「そっか。」
車は、ラ・ローズの店の前に、
停められた。
美作さんがスッと降りて、あたしを
エスコートしてくれる。
「牧野が気に入るといいけれど。」
「?」
店の中には、黒色の生地が、
数反用意されているのを知るのは、
もう少し後のこと。。。