穏やかなお天気です。
晩秋らしいです。
いつも、普通に暮らしたいと
思うものですが。
でも…、実際にはそうはいかず、
谷あり山あり。
これから、どうなるかはわからない
ことが起こりましたが。
なんとか乗り切れるように、
気持ちと体を整えたいと思います。
さて、最終回です。
それでは、いつものようにいつもの言葉を。
相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。
そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。
お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。
----------------------------------------------
我慢の限界はみんなだった。後編。
マンションに越した日。
全部、入れるべき所に入れてもらって、
やれやれと思っていたら、
ドアベルが鳴った。
出ていくと、大きな箱がドスドスと。
「???」
と思いながら、受け取ると合計8つ。
「カードが4枚。転勤プレゼント?・・・。」
1人、一着。それから小物が1箱で、4箱。
しかも、同じ日に4人いっぺんにって。
あたしは、苦笑する。
気持ちはありがたいけどね。
初出勤のまでの時間は、家の中の片付けや、
周囲の確認などで、あっという間に、
過ぎていった。
そして、とうとう、出勤日。
あたしは、プレゼントされた服を着て、
電車で3駅先の本社へ向かう。
電車からおりて、駅から5分。
本社の前にたち、ビルを見上げる。
デカッ。
とりあれず、10階って言ってたな。
受付に言って、仮社員証を貰って、
一般エレベーターを昇る。
そこは、ちょっと贅沢な作りのフロワーだつた。
総務に入って、手続きをしていると、後ろから、
梗子がやってくる。
あたしたちは、そのあと、所属の課に行くようにと
案内された。
中には人の気配がするので、ノックして返事があってから、
入ると、そこには!面々がそろっていた。
「専務。どいういうことですか?」
「牧野の企画に乗った人たちだよ。」
そこには、花沢。道明寺。西門。が居た。
中には知っている顔が多数いて、互いに頭を下げ合う。
「ついでに、うちからは営業から3人、入って
もらっている。あとで、顔合わせしよう。」
「わかりました。」
「牧野。」
「よ。牧野。」
「つくしちゃん。久しぶり。」
ん?なんか、みんな怒ってませんか?
「そりゃ、そうだろ。」
「なんで?」
「誰かさんが、気を使って逃げ出したからな。」
「ギクッ。」
「ああ。自覚はあったんだな。」
「まあ。あったならいいとするか。」
「この仕事から、逃げ出さなかったしね。」
あたしは、開き直るしか無い。
「で。誰が一番初めなの。」
「は?決まってるだろ?」
「え?」
司が、あたしの隣にいる人を指さす。
隣りには、ほんのり顔を赤くした、あきら。
「へー。ほぉー。」
「うるさい司。」
「ククク。」
「珍しいもんみたな。」
「ああ。」
ってことで、と言って立ち上がったみんな。
そして、あたしに近寄ってくる。
嫌な予感。
「嫌な予感じゃなくて、嬉しい予感でしょ。」
「。。。」
静かにしていた梗子だけが、目をシロクロしている。
まあ。その他は、一人ひとりの主要社員だから、
わかってるんだろう。表情は、穏やかな顔。うん。
結局、収集がつかなくて、あたしは、F4一人ひとりと
ハグして、両頬にキスをされた。
マッタク、ここは外国かいっ。
と言いつつ、慣れてしまっているあたしもいるんだけど。
「って、専務。いつまで、抱きしめてんですか?」
「いや。限界だったのを、補充しようと思って?」
「・・・。」
その直後、あきらは類と司に、引っ剥がされた。
「で。今日は、何しに来たの?」
「ええと、つくしちゃんと大事な再会?」
「だよな。」
「ああ。」
「ま。みんな、限界だったってことだな。」
あたしは、大きくため息を付いた。
「牧野もだろ?」
「…。」
はいはい。聞いたあたしが馬鹿でした。
「あ。そうそう。あきら。」
「なんだ。」
「多分、あと2企業位増えると思うよ?」
「やっぱり…。」
あきらが頭をがっくりとうなだれたあと、
盛大なため息を付いた。
「専務?」
「三条家と大河原家もだそうだ。」
「・・・。」
「それで。あたしは、まとめろと?」
「出来るだろ。」
「やってみないと。」
足を組んで座っている司が、室内にいる
全員に聞こえるように言う。
「この牧野の一言で、今回参加する企業の
社長、会長は俺たちは動く。」
「ちょっと、道明寺。恐ろしいこと
言わないでよ!」
「あ?!本当のことだ。」
各専務プラス、次期家元の秘書たちが、
大きく頷いたのをみて、
ざわりとなった社員たちの視線が、
つくしへと集まる。
タジタジとなるつくしを見て、専務が、
益々、追い立てるように言った。
「立ち上がったら、パーティも復活だぞ?」
「ああ。ドレスも作っとかないと。」
「ああ。それは、おふくろが用意してるよ。」
「へ?」
「ずるいあきら。」
「俺が直属の上司だからな。特権だ。」
3人にニヤリと笑うあきらに、呆れた顔の
つくし。
我慢の限界はみんなだった?
あたしの独り言に、みんなが言う。
「「「「そういうこと!」」」」
あたしは、黒くて大きな目を、
まん丸にして、そのあと微笑んだ。
fin
晩秋らしいです。
いつも、普通に暮らしたいと
思うものですが。
でも…、実際にはそうはいかず、
谷あり山あり。
これから、どうなるかはわからない
ことが起こりましたが。
なんとか乗り切れるように、
気持ちと体を整えたいと思います。
さて、最終回です。
それでは、いつものようにいつもの言葉を。
相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。
そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。
お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。
----------------------------------------------
我慢の限界はみんなだった。後編。
マンションに越した日。
全部、入れるべき所に入れてもらって、
やれやれと思っていたら、
ドアベルが鳴った。
出ていくと、大きな箱がドスドスと。
「???」
と思いながら、受け取ると合計8つ。
「カードが4枚。転勤プレゼント?・・・。」
1人、一着。それから小物が1箱で、4箱。
しかも、同じ日に4人いっぺんにって。
あたしは、苦笑する。
気持ちはありがたいけどね。
初出勤のまでの時間は、家の中の片付けや、
周囲の確認などで、あっという間に、
過ぎていった。
そして、とうとう、出勤日。
あたしは、プレゼントされた服を着て、
電車で3駅先の本社へ向かう。
電車からおりて、駅から5分。
本社の前にたち、ビルを見上げる。
デカッ。
とりあれず、10階って言ってたな。
受付に言って、仮社員証を貰って、
一般エレベーターを昇る。
そこは、ちょっと贅沢な作りのフロワーだつた。
総務に入って、手続きをしていると、後ろから、
梗子がやってくる。
あたしたちは、そのあと、所属の課に行くようにと
案内された。
中には人の気配がするので、ノックして返事があってから、
入ると、そこには!面々がそろっていた。
「専務。どいういうことですか?」
「牧野の企画に乗った人たちだよ。」
そこには、花沢。道明寺。西門。が居た。
中には知っている顔が多数いて、互いに頭を下げ合う。
「ついでに、うちからは営業から3人、入って
もらっている。あとで、顔合わせしよう。」
「わかりました。」
「牧野。」
「よ。牧野。」
「つくしちゃん。久しぶり。」
ん?なんか、みんな怒ってませんか?
「そりゃ、そうだろ。」
「なんで?」
「誰かさんが、気を使って逃げ出したからな。」
「ギクッ。」
「ああ。自覚はあったんだな。」
「まあ。あったならいいとするか。」
「この仕事から、逃げ出さなかったしね。」
あたしは、開き直るしか無い。
「で。誰が一番初めなの。」
「は?決まってるだろ?」
「え?」
司が、あたしの隣にいる人を指さす。
隣りには、ほんのり顔を赤くした、あきら。
「へー。ほぉー。」
「うるさい司。」
「ククク。」
「珍しいもんみたな。」
「ああ。」
ってことで、と言って立ち上がったみんな。
そして、あたしに近寄ってくる。
嫌な予感。
「嫌な予感じゃなくて、嬉しい予感でしょ。」
「。。。」
静かにしていた梗子だけが、目をシロクロしている。
まあ。その他は、一人ひとりの主要社員だから、
わかってるんだろう。表情は、穏やかな顔。うん。
結局、収集がつかなくて、あたしは、F4一人ひとりと
ハグして、両頬にキスをされた。
マッタク、ここは外国かいっ。
と言いつつ、慣れてしまっているあたしもいるんだけど。
「って、専務。いつまで、抱きしめてんですか?」
「いや。限界だったのを、補充しようと思って?」
「・・・。」
その直後、あきらは類と司に、引っ剥がされた。
「で。今日は、何しに来たの?」
「ええと、つくしちゃんと大事な再会?」
「だよな。」
「ああ。」
「ま。みんな、限界だったってことだな。」
あたしは、大きくため息を付いた。
「牧野もだろ?」
「…。」
はいはい。聞いたあたしが馬鹿でした。
「あ。そうそう。あきら。」
「なんだ。」
「多分、あと2企業位増えると思うよ?」
「やっぱり…。」
あきらが頭をがっくりとうなだれたあと、
盛大なため息を付いた。
「専務?」
「三条家と大河原家もだそうだ。」
「・・・。」
「それで。あたしは、まとめろと?」
「出来るだろ。」
「やってみないと。」
足を組んで座っている司が、室内にいる
全員に聞こえるように言う。
「この牧野の一言で、今回参加する企業の
社長、会長は俺たちは動く。」
「ちょっと、道明寺。恐ろしいこと
言わないでよ!」
「あ?!本当のことだ。」
各専務プラス、次期家元の秘書たちが、
大きく頷いたのをみて、
ざわりとなった社員たちの視線が、
つくしへと集まる。
タジタジとなるつくしを見て、専務が、
益々、追い立てるように言った。
「立ち上がったら、パーティも復活だぞ?」
「ああ。ドレスも作っとかないと。」
「ああ。それは、おふくろが用意してるよ。」
「へ?」
「ずるいあきら。」
「俺が直属の上司だからな。特権だ。」
3人にニヤリと笑うあきらに、呆れた顔の
つくし。
我慢の限界はみんなだった?
あたしの独り言に、みんなが言う。
「「「「そういうこと!」」」」
あたしは、黒くて大きな目を、
まん丸にして、そのあと微笑んだ。
fin