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普通の恋愛。26

2014-07-30 11:00:00 | 普通の恋愛。
暑い日が続いていますが、
いかがお過ごしでしょうか。
私は、やっと鼻風邪が治り、ホッと
しているところです。

先日、某歌手の方のライブに行ってきました。
いつもは、ホールコンサートなのですが、
今回は、ライブハウスのライブでした。
席は、真ん中からちょっと後ろの所という
位置でしたが、スピーカーからの音的には
ちょうど良かった感じでした。

新しいアルバムから沢山歌われて、
声もよく出ていて、楽しく聴かせて貰いました。

でもね。やっぱり、生ピアノのある
コンサートのほうが好きだなと思ったのは、
私がピアノ弾きだからかなと思いました。
そしてまた、来てくれたらいいなああ。
お待ちしております。うん。





いつも書いていて思いますが、
そのあと読んでいて思いますが、
私の書く文章は、ハッピーエンドばかり。
というのも、悲しい物語は好きでなくて。
読んで下さっているかたたちにも、
ハッピーであって欲しいと思うからなので
ありました。










それでは、いつものようにいつもの言葉を。









相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。











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普通の恋愛。26













あたしが、真剣にパソコンのモニターを
見つめていた時だった。

「あの牧野さん。」

あたしを後ろから呼ぶ声がする。
仕事モードのあたしは、
胡乱げに声の方向に顔を向けた。

「ちょっとお話いいですか?」
「悪いけど、今手が離せないんで。」
「少しでいいので。」

あたしは、それに、キーボードに
乗せていた手を離した。

「何か。」
「お願いなんですけど。」
「はい。」
「部長のお仕事、私にも回して
下さい。」
「えっと。ゆりさん?」
「ですから。部長のお仕事したいんです。」

あたしは、クルリとゆりの方へ椅子を向けた。

「その意欲はすごいと思うけど。」

ゆりは先を促す。

「あたしの一存では決められないし、
それから。」
「それから?」
「ゆりさんはまず、自分の受け持った仕事を
きっちりとするべきだし、覚えるべきだと思う。」
「どういう事ですか。」

「ゆりさん。一仕事終えるまでに、何回席を
立って、先輩に質問した?」
「…。」
「部長の仕事はね。ミスは許されないの。
すべての事を覚えていないと、仕事はどんどん
溜まっていくばかりなの。
私も手伝ってもらえたらはかどって助かるけど、
申し訳ないけど、今のゆりさんには、手伝って
貰うわけにはいかない。」
「…。」
「分かってもらえたかな。」
「はい…。」

ゆりは、目に涙を浮かべながら、
席へ戻っていった。
その時、良いタイミングで、小林さんと
部長が戻ってくる。

「おかえりなさい。」
「何かあった?」
「いえ。」

「とりあえず、お疲れ様です?」

あたしは、部長をチラッとみてから、
モニターに目を戻した。

「さ。仕事仕事。」

部長もあたしの後ろをチラリとみて、
つぶやいた。

「なるほど。」
「心配ご無用です。」
「ん。分かった。」


仲間から始まる恋もある。6

2014-07-27 11:00:00 | 仲間から始まる恋もある。
暑さがこたえる日々が続いていますが、
いかがお過ごしでしょうか。
私は、エアコンでなんとか踏みとどまって
おります。
もしも、停電になったら、末恐ろしく。。。
ならないことを祈るばかりです。

ところで、日々考えることがあり、
人間というものは、波があるなあ。
私は、弱い人間だなあとつくづく思います。
何が言いたいかって言うと、色々考えて、
考える事、思うことはあるけれど、
口から言葉として出すことは、ホント、
難しいと言いたいのでありました。
ま。戯言と思って書いてみました。










それでは、いつものようにいつもの言葉を。









相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。












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仲間から始まる恋もある。6













久々に、昼間に終わった授業。
いつもの4人で、駅まで歩き、階段をのぼる。
あたしは、新宿方向の電車。
他の3人は、下り方向の電車。
あたしの方の電車が先に来たので、
あたしは手を振って、電車に乗った。

車内は空いている。
あたしは、カバンを左に置いて、
席に座った。
音楽を聴こうと、カバンからCDウォークマンを
取り出していたら、となりに座る気配がした。

「あれ?伊坂君。駅にいたっけ?」
「よ。いたんだよ。ちょっと離れた所に。」

あたしは、手にしたウォークマンを、
カバンに戻した。

「佐藤のウォークマンは、どこ製?」
「ん?P社だよ。」
「そうなんだ。俺は、S社。P社のもいいよな。」
「うん。私のウォークマンは、お小遣いためて
買ったから、思い入れが強いかも。」
「それなら、思い入れあるよな~。」
「うん。」

他愛もない話をしていると、
電車は、あっという間に新宿駅についてしまう。

「なあ。佐藤。これからなにか予定ある?」
「特にはないけど?」
「じゃあ、マックでもいかないか?」
「うん。いいよ。」

私達は、二人で、駅前のマックへ行った。
結構、混んでたので、二人並んだ席になったけど、
飲み物とバーガーを買って、
隣合わせで座って、話をする。

学校の話。
授業の話。
他愛もない話。
話は尽きることはない。

気づけば、夕闇が迫ってきていた。

「あ~、暗くなってきたな。」
「そうだね。」
「そろそろ、出ようか。」
「うん。」

伊坂は、外に出たら、ググッと伸びをした。

「あ~、楽しかった。」
「私も楽しかった。」
「駅まで送るよ。」
「まだ、明るいから大丈夫だよ。」

伊坂は笑って、手を差し出す。
私は、突然のことでびっくりしたけど、
ためらいがちに手を差し出した。

「行こう。」
「うん。」

駅でも、ちょっと話して、
伊坂は、それでも名残惜しそうに、
やっと手を離した。

「また明日な。」
「うん。あしたね。」

私は、改札の中に入って、
振り返って、小さく手を振った。
伊坂も手をあげてくれる。

私は、止まっている急行電車に乗った。
伊坂は、まだとまったままこちらを見ていた。

ど、どうしよう。私。好きになっちゃったかも。

繋いだ手が。
頬が熱くなっているのがわかる。

ピー。発車の合図の笛が鳴って、
ドアが閉まった。
もう一度、改札の方を見ると、
すぐに伊坂と目が合う。
目があっている。そう確信したとき、
伊坂がフッと笑って、手をあげた。

口が、じゃあなと言っている。
私も、またね。と口パクでして、
電車はホームを離れていった。

あなたがあたしを呼ぶ声で。

2014-07-23 11:00:00 | 物語2。
だんだんと梅雨があけていく中、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は、鼻風邪引いて、治りかけです。
早く治ってほしいと思います。はい。

梅雨から、日差しが強い暑さが、
身にしみます。
私、お肌が弱いため、ここ数年、
夏でも、半袖がきれません。
すぐに真っ赤になり、やけど状態に
なってしまいます。
なので、UVカットの長袖シャツを羽織っています。

そんな中でも、帽子を楽しんだり。
サンダルを楽しんだり。
ちょっとしたことで楽しむことにしています。
夏を、少しでも楽しみたいと思いますので。

でも、ここ九州北部のジリジリ暑さは、
すごいものがあります。
熱中症など、気をつけたいところです。
皆様も、お気をつけて。












それでは、いつものようにいつもの言葉を。









相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。











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あなたがあたしを呼ぶ声で。













美作さん。

牧野。

こう呼ぶのは、高校生の時からずっと変わらない。


*******


私が、道明寺とジェットコースターみたいな恋を
していた頃は、
美作さんは、あたしのことを牧野って呼んでた。

あたしは、美作さんが優しく呼んでくれるのが、
気に入っていて、
そして、美作さんが、あたしに何かを制止する時の
牧野って呼ばれる時も、なんとなく、
いうこと聞かなくちゃいけないって、
思っていたんだ。

まあ。美作さんが怒ったら、
F4でも手をつけられないって言われてるし。
逆らうつもりはないけれど…。
って、思いにふけってたら、花沢類に言われたよ。

「牧野ってば、あきらのいうことは、
ちゃんと聞くんじゃん。」
「だってね。美作さんの声色は、逆らえないのよ。
花沢類だって、西門さんだって、あの道明寺だって
そうじゃない?」
「それはそうだけど。」
「なんでだろうねぇ。」
「牧野が気づいてないなら、それでもいいけど。」
「え?どういうこと。」
「なんでもない。」

そう言って、花沢類はフッと笑って、
口を閉じてしまった。

「牧野。」
「美作さん。」

美作さんが呼ぶ声がする。

「?」
「用意はいい?」
「へ?なんのこと…。」
「今日は、家のお袋が、つくしちゃんのこと
よろしくねって言ってたからな?」
「何か用事があるのかな。」
「行ったら分かるよ。今日はバイト休みだろ?」
「そうだけど。」
「なら、行こう。」
「え?うん。」


*******


あの日から、3年経った。

どの日よって話しよね。

夢子さんに呼ばれて、美作邸に行った日。
あたしは、美作さんと結婚を前提に、
おつきあいすることになったんだ。

それは、美作のみんなに祝福されての
みんなの思いを知った上での、
あたしの決断だった。

そうして、おつきあいを始めて、
美作さんとあたしがつきあって、
3年たったということ。
それだけ、一緒にいたっていうこと。

3年の間に、あたしは、大学を卒業して、
就職活動をして、F4と関わりのない会社に、
と思って就職した。
でもね。実は就職した会社は、表立っては
美作商事の子会社ってのを、言ってなかった
だけで、実は子会社だったんだ。

なんで?と思って初めはほんとうに、
どうしようかと思ったんだけどね。
美作さんと話していくうちにあたしの気持ちは、
変わっていったんだ。
それは、あたしが頑張れば、
ほんの少しでも、あきらさんの役に立てると
いうこと。

あ。気づいた?
ふたりきりの時だけだけれど、
お互いに、

あきらさん。
つくし。

って、呼ぶようになった。
雑草のつくしだけれど、あきらさんが
愛情を込めて甘く呼んでくれるあたしの名前は
とっても大好き。
来年には…、とうとうあたしも美作の姓に
入ることになる。

会社に、あきらさんがきて、社長を初め、
直属の上司たちに、説明したりしたのは、
もう、緊張した時間だったよ。

結婚してから、仕事はどうするの?って?
あたしは、働くのが当たり前だから。
本当は、今働いている会社で働きたいけれど、
あきらさんの奥さんになるということは、
色々と忙しくなるってこと。

だから、職権乱用って言われてもしかたが
ないけれど、
あきらさんと沢山沢山話して、あたしも悩んで、
そして、決めたこと。
美作の本社で、あきらさんのそばで、
働くことにしたんだ。

そうすれば、時間の調整も、仕事の調整も
スムーズに出来るはずだし、
あたしだけだったら、今の会社で良かった。
でも、今回は、みんなのことを考えればの決断。


*******


つくし。

あなたがあたしを呼ぶ声で、
あたしは、元気になって。
不思議な気分になって。
愛しさが一杯になって、
沢山のいろんな気持ちを知ったんだよ。

あなたがあたしを呼ぶ声で、
あたしは、幸せをかみしめるんだよ。

だからあきらさんが、
あたしが、あなたを呼ぶ声で、
笑顔でいてくれるなら、何度でも呼んで
見せるよ。

あきらさん。

あきらさんが、幸せになるように
思いを込めて。
あきらさんが、愛しさが一杯に
なってくれるように
思いを込めて。

普通の恋愛。25

2014-07-20 11:00:00 | 普通の恋愛。
梅雨明け間近と言われていますが、
まだ蒸しっとした暑さが続いています。

ところで、家族がオーディオで音楽を
聴くのが趣味なのですが、ここ数日、
オーディオ機器が故障して、
レコードを聞けなくなっていました。

それが、今日解消しまして、聴けるように
なりまして、午前中は音楽鑑賞して
過ごしていました。
とてもいい音で、うたた寝をしてしまう
感じの音で、レコードが聴けます。

と…、ここまで書いて思ったのですが、
レコード、知っていますかね。
CDの前に、音楽を提供していたのが、
レコードなのですが、知らない方も、
おられるかたがいるかもしれませんね。
知らなかったら、検索して見て下さいね。
へ~と思うかもしれませんです。
そのレコードは、CDよりも、とてもまろやかな、
温かい音で、音楽を提供してくれます。

また、聴きこんでいきたなと思います。











それでは、いつものようにいつもの言葉を。









相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。











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普通の恋愛。25











10時過ぎ。
部長が、不意に顔を上げて、
ん~と言う顔をしながら、
あたしに話しかけてくる。

「小林と牧野。今日のランチ…。」

最後まで言わなくても分かる。
誰か来るのかな?

「ランチミーティングですね。
わかりました。」
「総二郎も来るから。」
「はい…。」

西門さんか。どうも、仕事がてら
とは思えないんだよな。。
今度は、つくしがん~と言う顔を
しているのを、部長は、クスリと笑って言う。。

「予約は、僕がしておくから。」
「お任せします。」

小林さんと部長のやりとりを、
PCの画面を見ながらも、
ボウッと見つめていた。

いや、見つめていたわけではない。
ある1点からの視線に、肩が凝って。
なんかジットリとした視線が、
来るようになったのよね…。
大体、誰かは検討がついてるけど、
何も業務に支障がないから、
今は、動きようがないし。。。

うーん。

そのあと、その視線を遮るように
誰かが立った。

後ろから、あきらがPCを覗きこむ。

「わ。ちかっ。」
「ん?」

ニヤリと笑う部長殿。

「牧野、なんか監視されてない?」
「あ。気づきましたか?」
「俺は、向かい側だからなぁ。
見たくないもんまで、見えるよ。」
「なるほど。」
「あ。動いた。我慢出来なくて、
こっちに来る。」
「え?」
「さてと、どうすっかな。」
「…。」

その間も、あたしは椅子ごと
部長に包まれていて…。

「あの…。」
「何?」
「…。」
「牧野さんに教えていただきたいことが、
ありまして。」
「部長。」

あたしは、部長に声を掛ける。

「悪いけど、こっちも忙しいんだ。
堀田さんに教えて貰って?」

遠くから見守っていた堀田が、
東野を呼ぶ。

「東野さん。こっちに来て。」
「は、はい。」

むぅという顔をしながら、
振り返りつつも、
呼ばれた堀田の方に向かっていく。

「くくく。」
「何、笑ってるんですか。」
「や。あれ、俺狙いだよな。」
「わかってるんですか…。」
「ん?」

ちょっと胡散臭い微笑みを浮かべた
部長を見て、
あたしは、ため息をついた。

「牧野。そろそろ時間だ。」
「はい。わかりました。」

小林さんと資料をホチキスで止めて
いた手を一瞬休めて言う。

私は、最後の2部を小林さんに任せて、
ロッカーへと向かった。
スーツをパンツスーツから、
スカートスーツにきがえて、
軽く化粧直しもする。

結構、うるさいんだから。。。
用意し終わって、席に戻ると
あたし待ちの二人が、何やら
打ち合わせしていた。

「すみません。お待たせして。」

ふたりはその言葉にフッと笑って
想定内だと宣う。

「なら、よかったです。」

あたしは、もう一度、電源を切ったのを
確認してから、二人の後を追った。


仲間から始まる恋もある。5

2014-07-16 11:00:00 | 仲間から始まる恋もある。
蒸し暑い日が続いていますが、
いかがお過ごしでしょうか。
私は、暑さに参り気味です。
体が、ついていってないようです。
夏にもなっていないのに、気をつけないと
と思っているところです。。

ところで、我が家には、10才になる
オスの中型犬ワンコがいます。
まだまだ元気で、おっさん犬なのに、
甘えたなワンコですが…。
これからの季節、雷、花火には、
要注意なのでした。
小さい頃から苦手で、未だにプルプル震えて、
目で怖いよと訴えてきます。
なんとかしてあげたいですが、
どうにもならず、してあげられるのは、
ギュッと抱きしめて、もう少しの辛抱だよと、
なだめてあげることだけ。
一晩中、雷が鳴り続けた夜が3日続いた時は、
犬小屋のそばに布団ひいて寝たことも。
可愛いからこそ、できることだなあと
思うのでした。











私の想像の世界です。
そんなん読みたくないわいという方は、
お読みになりませんように。














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仲間から始まる恋もある。5













いつの間にか、夏休みに入って、
私達は、青少年スポーツセンターで実技や
学科の授業を受けていた。

毎日毎日。
色々と荷物があって、すごい量なんだ。
2泊するぐらいの量なの。
家で何キロか測ったら、10キロあったよ。
すごいよね。

実技が終わって、次はまた、
AとBクラス合同の授業。
また、英語の授業だった。

私と貴子は、あんまりきかないエアコンの
近くの席を陣取って、下敷きで
パタパタとあおいでいた。

「人数が多いから今日は、暑くなりそうだね。」
「ああ。そうだな。」

私は、貴子に話しかけたつもり
だったんだけれど、
後ろの席から、かばんをドスンと置く音と
同時に、伊坂の声がふってきた。

「重そうなかばんだね。」
「ほんとに重いぞ。持ってみなよ。」
「じゃ。遠慮なく。」

私は、持ち上げようとしたが、持ち上がらなかった。
隣で、貴子がクスクスと笑っている。

「なによ。本当に重いんだから。」

「重いだろ~。」
「何入ってるの?」
「ん?シューズとかだな。」
「そっか。」

授業をしている先生が、言う。

「こらそこ。ちゃんと聞いとけよ。」
「はーい。」

その時、外では雷がなりだした。
英語の先生は雷が嫌いで有名である。

「鳴りだしたか~。」
「先生。大丈夫ですか?」
「俺は雷が嫌いだ。」
「みんな知ってますよ。」
「でもま。お前らの授業のほうが
大事だからな。進める。」
「はーい。先生頑張って。」

盛大に鳴り響く雷に、先生は
顔をひきつらせながら、
英語の授業をすすめていった。