Let's call it a day.

2019-09-20 11:00:00 | 物語2。
残暑があったり、気温が下がったりと
いう感じが続いていますが、
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
季節の変わり目で、私は気管支がまだ、
調子が今ひとつかな。
気をつけて、過ごそうと思います。

さて、お庭のミニトマト。
ここに来て、実をつけ始めました。
赤くなるかなぁ。
もう少し大きくなって、食べられる
かなぁと少し心配しているのでした。














それでは、いつものようにいつもの言葉を。












相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。

















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Let's call it a day. 今日はここまで。











残業届けも出して、集中して、
仕事をしていた。
何時間経ったろうか・・・。

「牧野。余り根をつめるなよ。」

うろんげにあたしは、顔を上げる。

「あ。み…、専務。」

美作さんはクスリと笑って、
どれどれどこまでできた?と言って、
後ろから覗き込んできた。

「お。かなり進んだな。今日はここまで。
ってことで。」

保存キーを押した後、
椅子をクルリと自分の方へ向ける。
あたしは、美作さんと向かい合った。
不意のことだったので、
慌てて周囲を見合わすと、そのフロアに
いたのは、あたしと美作さんだけだった。

「俺と二人だけだよ。大丈夫。
牧野、夕飯、食べてないだろ。」
「食べてないですけど。」

そういえばさっきから、きゅう〜と
胃がなってた気がしてた。

「じゃ、今夜も夕飯つきあって?」
「えっと。ここ数日連日じゃないですか。」
「ダメ?」

美作さんは、悲しそうな顔をする。

ああ。そんな顔をしないで?

「ダメじゃないですけど。じゃあ、
あたし、お魚が食べたいです。」
「OK。じゃ、美味しい定食を食べに
行こうか。」
「良いですね。」

また、美作さんに乗せられちゃった。

あたしは、更衣室で、帰り支度を
しながら、つぶやいた。
いけないと声を飲み込んで、
後ろにまとめていた髪をおろして、
櫛を通して、バックを持つ。

更衣室を出て、歩いていくと、
丁度電話を切る美作さんがいた。

「美作さん。おまたせ。大丈夫?何かあった?」
「大丈夫だよ。これから行くお店に電話してた
ところ。」

「お魚、久しぶりだなぁ。」
「良い秋刀魚が入ったって言っていたよ。」
「うわ〜、楽しみ♪」
「行こう。」

促されて、エレベーターへと歩いていく。
自然と差し出された手にあたしは、
手を差し出した。
大好きな大きな手が、手を包み込み、
私を引き寄せてエスコートしてくれる。

「牧野。いつも、ありがとうな。」

エレベーターに乗って、そう言って、
頭を撫でられる。

わわわ。ご褒美だ〜。

美作さんが、くすくす笑ってる。

「あたし、こんな幸せでいいのかな。」
「牧野さえ良かったら、何時でも、
もっと幸せにしたいんだけどな。」
「へ?」
「俺はもう、準備ができてるってこと。
牧野、考えておいて。」

クイッと顔を美作さんの方を向けられて、
チュッとキスをされた。
美作さんは、びっくりな顔のあたしを
腕の中に抱え込んだ。

な!

「我慢出来なくなるから、今日はここまで。
続きは又今度ね。」

こ、今度〜?!

きゅるるる。お腹が鳴った。

げ。ここでお腹が鳴る?

「健康な印。いいことだよ。
さあ。ご飯食べに行こう。」

エレベーターを降りて、
美作家の車に乗ると、
車は、ゆっくりと動きだした。

コメント
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