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2013年美作あきら、誕生日企画。~逢いたい。

2013-02-28 14:45:43 | 誕生日。
春に近づいているお天気です。
花粉や大陸からの物質は飛んでいますが、
日向は暖かくて、嬉しいです。


今日は、美作さんの誕生日。
自分が、ホッと出来るお話にと思って、
書いた物語です。







それでは、いつものようにいつもの言葉を。










相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。









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2013年美作あきら、誕生日企画。
~逢いたい~







今の季節、街角に咲く沈丁花。
あたしの好きな花。
なぜかと言うと、
ちょっと大人っぽい甘い香りが、
あなたを思いだすんです。

みんなのまとめ役で、ふざけることも
好きなあなただけれど、
家でのあなたは、皆と居る時よりも、
静かで、大人っぽい感じがする。

後ろで支えてくれるあなたは、
仲間に信頼されていて、
白い沈丁花の花のように、
凛として、佇む。
あたしは、あなたを見て、歩いていけるんだ。


*******


あたしより早く卒業して、社会人入りした
みんなは、日に日に大人になっていって、
スーツの似合う青年に。。

いつもふざけていた姿からは、思いもつかない
仕事ぶりで、あたしは、置いていかれたような
びっくりしたような気持ちになってしまって。

街路樹に植わっている白い沈丁花が、
あたしの絶対的な信頼を思い出させて、
逢いたい気持ちが積りにつもってしまった。

携帯電話片手に、滅多に電話しないあたしなのに、
もう覚えてしまっているあなたの携帯番号を、
無意識に押していた。

5回コールを待って…、
あたしは、我に返って切ろうとしたんだ。

「牧野?」

ちょっと焦った感じのあなたの声。

「美作さん。」
「牧野から掛けてくるなんて、珍しいな。」
「うん…。あのね?」
「ん?どうした?」
「あのね…、逢いたい。」

美作さんが、びっくりしているのが分かった。
あたしは、その雰囲気を察して。

「あ。ごめん。突然で予定があるよね。
気にしないで。じゃ…!」

あたしは、慌てて電話を切ろうとした。

「牧野。落ち着いて?全然、迷惑じゃないから、
むしろ、嬉しいんだ。」
「え?」
「そうだな。今日の夜、予定はある?」
「大丈夫。」

何か合ったのだろうと察してくれたであろう
美作さん…。

「18時に、会社に迎えに行くから。」
「うん。お願いします。」
「じゃ。後でな?」
「うん。後で。」


*******


無意識とはいえ電話を掛けた自分に、
あたしはびっくりしつつ、
仕事に精を出した。
今日は、残業無しだから。

17時半になった時、PCを落とした。
スーツを片手に立ち上がったあたしに、
隣の席の同僚が声を掛けてくる。

「あれ?今日は残業なし?」
「うん。」
「じゃあ、ご飯食べに行かない?」
「ゴメンナサイ。用事があるので。」
「そっか。残念。楽しんできてね~。」

あたしは、微笑んで、ロッカールームへ行った。
中は、金曜日の夜ということもあって、少し
むせ返るほど、色んな香水の香りがする。
あたしも、何かの時に置いてあるワンピースに
着替えて、ネックレスを付けて、
コートを羽織って、シュシュで結んでいた
髪の毛を解いた。

そして、バックの中からアトマイザーを取り出して、
少しだけ、付けてみる。
今でも、定期的に届く、一言添えてある香水の瓶。

「牧野のための香水だよ。」

フワリと香り始めた、あたしの香り。
その時、携帯メールが受信した。

「もう少しで着くよ。」

あたしは、分かったとメールして、
入り口へ向かった。
入り口を出ると、沈丁花の香りが、
香ってくる。
遠くの方に、あきらの愛車の影を見つけて、
あたしは、道路の脇にたった。

スゥとあたしの前に止まった車から、
あきらが降りてくる。

「牧野。待たせたな。」

あたしは、フルフルと首を降って、
あきらの顔を見上げた。

「美作さん。」
「牧野。何がしたい?」
「うん。ゆっくり話したい。」
「分かった。行こうか。」

あたしは、促されて、あきらの車に乗った。
車は、銀座の街を走り抜けて、品川から、
白金の方へ向かって、マンションの駐車場に
止まった。

「?」
「最近、一人暮らしを始めたんだ。」
「美作さんが一人暮らし?」

あたしはびっくりして、目を大きくする。
それに、あきらは、苦笑して。
「言っとくけど、ここに入るのは、牧野が、
初めてだからな?」
「ええ?そうなんだ。」

あたしが、あきらの顔の方へ回り込むと、
あきらは、照れた顔をしていた。

「あのな。色々からはとっくに卒業したんだ。」
「そっか。」

部屋にはいると、ダウンライトが灯されて、
テーブルの上には、ディナーが並べられていた。

「食事しながら、心ゆくまで、話そう。」
「うん。あ。美作さん。」
「なんだ?」
「これ、プレゼント。」
「え?」
「今日、誕生日だよね?」
「あ。ああ。そうだけど。貰えるなんて、
思っても居なかった。」

あたしは、笑って。

「誕生日おめでとう。」

美作さんは、すぐにプレゼントを開けてくれて、
喜んでくれた。
プレゼントは、上質な皮を使った名刺入れ。

「牧野らしいな。ありがとう。うれしいよ。」

電話では話をしていたけれど…。
夜遅くまで、会って話していなかった分を
埋めるように、たくさん話しをした。
あたしの心は、元気を取り戻して、
そして、元気で埋まっていった。

「美作さん。」
「ん?」
「ありがとう。」
「俺こそ、ありがとう。」

あきらは、キュッと抱きしめてくれて、
優しいキスをくれた。



fin



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Happy Birthday.!!Akira Mimasaka



Crescent Moon.

2013-02-24 12:42:54 | 物語。
いいお天気ですが、
朝は冷え込みました。

最近、朝はやく起きて、書いています。
PCの前で考えることもあるけれど、
ノートを一冊用意して、それに、
メモから文章まで、下書きしたりもします。
あたしには、朝書くほうが、
筆が進むようです。




今回は、Crescent Moon.(三日月)です。






それでは、いつものようにいつもの言葉を。










相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。









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Crescent Moon.






あなたと会える。
指折り数えた日々。

目には見えないこの感情は、
あたしの中の不安だから。
だから、色々なあなたの事を見せて。
そうしたらきっと、あたしの心
動きだすから。

いろんなことを考える度に
不安になることがある。

一緒に居れるのなら、
ずっとジッとしていられるのに。
困らせたくないから。
言葉にはすることはないけど、
泣かないように、涙堪えて
夜空に浮かぶCrescent moonに
話しかける。

誰よりも優しい声。
あたしの心へそっと触れる。
傷ついた心を、包んでいくんだ。
失いたくないと強く想う。

1つになれるのなら。
あたし、ダンスもマナーも人一倍
頑張るよ。

そんなあたしに、あなたは言う。
牧野は、牧野でいいんだ。
マナーは、牧野を守る防具でもある。
必要な時に、必要なことを
覚えてくれればいい。

あたし、怖くなんかないよ。
あなたといる為だもの。
苦しみを強さに変えて、
そして笑顔に変えていく。

あなたへと続くこの道を
あたしは、あなたまで歩いていける。

いつもより、優しい声で
あたしの心に触れるから
あたしは、あなたに包みこまれて
幸せを感じるんだ。

あたしの恋愛は、奇跡の恋愛
なんて言われるけれど。
どんなに四季が重なっても、
あなたには、あたしの言葉で
出来る限りの気持ちを伝えて行くから。

あの時、あの日に、
同じ時を過ごせたから、
今、ここにいて、今共にいる。

ちょっと強引に引き寄せるあなたに、
あたしは、ちょっと素直になって
甘えてみる。

心の中に広がる安心感。
愛されているという喜び。
あたしは、包み込まれて背筋が伸びるんだ。

何度目になるだろう。
訪れた専務室の一隅に、
あたしの笑った写真をみつけた。
それを見て、あなたはハニかんで。

「俺も、親父と一緒だな。」

そんなあなたが、愛しくて。
あたしは、前向きになれるんだ。

きっと何年たっても。
あたしは、照れちゃうだろうけど、
あなたの気持ちを、受け止め続ける。

Crescent Moon.
I LOVE YOU.

最終電車に乗せる気持ち。

2013-02-20 16:58:23 | 物語。
いいお天気です。
でも、気温は、まだ冬気温。

いつもなら、パッと開く沈丁花の花が
まだ、1分咲き。
もう少し、冬は続くのかな?





月末は、美作さんの誕生日ですが…。
どうしようかと、頭のなかで悩み中。







それでは、いつものようにいつもの言葉を。










相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。









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最終電車に乗せる気持ち。







牧野。って優しく呼んでくれる声も、
大きな手で撫でられることも。
あたしにとっては、宝物。

あなたに言って欲しい言葉がある。
いつも、気持ちを言ってくれるけれど、
そのことについては、あなたは何も
言ってくれない。

でもそれは、あたしの不安であって。
それが、どんなに勇気のいることか
分かっているから
沢山の決断をしなければいけないことが
分かっているから

連日の残業続きで。遅い時間に戻る日々。
この電車で、どこかに行ってしまおうか。
そんな無責任なことできないよ。
それなら、あたしのこの欲張りな気持だけ
なら、いいかな…。

もっと、愛されたい。
もっと、そばに居たい。

あたしの気持ちだけを、最終電車に
どこか遠くへ連れていってもらおう。
寝に戻るような毎日が続いてて、
こんな負な気持ができちゃうんだよね。

ブツブツ言いながら、
PCの画面を凝視して、腕組みしたあたしを
周囲の同僚たちが様子を伺っている。

外回りから戻ってきたあなたが、
近づいてくるのに、気づきもしないくらい
あたしは、気を張り詰めていた。

一生懸命働くあたしにとって、
そっと肩に手を置いてくれるあなた。

力。入りすぎ。
と、伝わってくるあなたの大きな手に
キュンとなってしまう。

耳の側に降りてきた優しい言葉。

「そんなに根詰めなくていいんだよ。
お昼、一緒に食べよう。」

コクンと頷く、あたしの肩をポンッとして、
あなたは、戻っていく。

あたしってば、現金。
あたしって、信じられない!

最終電車に連れて行ってもらったはずの
あたしの気持ちは、簡単に、
あなたの一言と、あなたの大きな手で、
舞い戻ってしまうんだ。

「つくし。つくし。」

同僚の梗子に呼ばれて、こちらの世界に
戻ってきたあたし。

「課長が睨んでるよ。」
「あ。ありがと。」
「専務。なんだって?」
「お昼に仕事だって。」
「いいなぁ。」
「ご飯食べた気がしないよ。」

そう言ったあたしを笑いながら、
京子は、自分の席へ戻っていった。

「今日も、最終かな。。。
やるしかないよね。」

あたしは、書類に目を通しはじめた。

空に浮かぶ三日月。

2013-02-17 08:56:13 | 物語。
窓の外で、黄色くなる丘の稜線。
結構な花粉な量に、ちょっとな~と思う、
今日このごろです。
家族とマスク、絶賛愛用中。

これからの季節、大陸からの贈り物が
2つ増えて、(大気物質と黄砂)
トリプルな空気になりそうです。



今回は、なかなか題名が決まらなかったんです。
変えること2回。
結局、この題名に収まりました。








それでは、いつものようにいつもの言葉を。










相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。











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空に浮かぶ三日月。








初めて出会った時のこと覚えてる。
いい加減にしなさいよ!
あんたたちを怒鳴りつけたんだっけ。

過ぎていく道の中で
あんた達と出会ったのは
必然だったのかな。

住む世界が違っても
考えてることは同じで
一緒にいてもびっくり箱みたい
だったけれど
でも、離れたいとは思わなかった。

I hope it'll be clear tomorrow. (明日は晴れるといいな。)
一生懸命、生きる中。
毎日、仕事に励む中。
あたしは、空を見上げて想う。

いつの間にか、あんたたちとは
繋がっていて驚いたんだ
夢に見るほど強く

切ないのを越えて、
この翼を羽ばたかせて
会いに行きたいな
会いにいっていいかな。

I hope it'll be clear tomorrow. (明日は晴れるといいな。)
一生懸命、生きる中。
毎日、仕事に励む中。
あたしは、空を見上げて想う。
元気だよね?
大好きだよ。


過ぎた思い出たちが
呼び止めても。

幾ら傷ついても、
あたしは、立ち上がるんだ。
あたしは、雑草のつくしだから。
起き上がって歩き続けるんだ

うまく言葉に出来ないけど
心に浮かぶのは
あんたたちへの愛ばかり
あんた達と離れた場所でも
気にかかるのは確かで

やっぱり、切れない縁なんだね。
だって、遠くで見かけるだけで
分かってしまうんだもの。

I hope it'll be clear tomorrow. (明日は晴れるといいな。)
あんたたちも頑張っているんだ。
負けていられない。
あたしは、空を見上げて想う。

君となら俺は
頑張ることが出来るだろう。
君の笑顔を守るために。
君とのこの時間を守る為に

どんな君でも、
君の事しか目に入らないんだ。
いつからだっただろう。
不思議だよね。

今、あなたに逢いたい。
ねぇ、伝えたいことがあるから。
気づけば、君を探しているんだ。

どうしようもなく
君と一緒に生きていきたいから
見つけたらもう、二度と離れない

I hope it'll be clear tomorrow. (明日は晴れるといいな。)
一緒にいられるからHappy day.
あたしは、空に浮かぶ三日月を
見上げて想う。

I hope it'll be clear tomorrow. (明日は晴れるといいな。)
あなたの存在を感じられるから
きっと大丈夫。
あたしもきっと頑張れる。


バレンタイン企画~so smile.2

2013-02-14 06:46:00 | バレンタイン企画。
あの季節がやってきました。
あの季節?
花粉や黄砂の季節もあるけれど!w
沈丁花の咲く季節です。

この花が大好きでして。
毎年会えるのを楽しみにしているのでした。





その2UPします。
お楽しみ頂ければ、幸いです。







それでは、いつものようにいつもの言葉を。










相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。








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バレンタイン企画~so smile.2







静かな時は、一人の女性が尋ねて来たことで、
消し去られてしまった。
なんとも、取引先のお嬢さんと言うことで、
無下にも出来なかったようだ。
夢子さん自ら、申し訳なさそうに、
東屋のドアから顔をのぞかせた。

深々と溜息をついて、あきらは、
一度夢子さんと母屋へ戻っていった。
あたしは、チェアに座って、色々な本を手にとって
いたけれど、集中できなくて。。。

あたしは、一時間半後、チェアから
立ち上がった。
バッグに忍ばせていたメモ帳に、ヒトコト書いて、
サイドテーブルに置いた。

あたしは、スタスタと庭を歩いて、門を出た。

所詮。あたしなんて、そんな扱いだよえn。
自分用チョコでも買って帰ろう。

ショコラ店に寄って、あたしは、2粒のチョコを
手に入れた。途中時半で、お茶も買った。
家に戻るのも嫌なので、帰り道にある
ジャングルジムがある公園に立ち寄った。

始めはブランコでショコラを食べてお茶して、
夕方、日が沈みそうになってきたら、
ジャングルジムへ登った。

ジムの下から、あの人の気配がする。

あたしはいつも、見つかってしまうね。

「そうじゃない。俺が牧野のことが、わかるからだ。」
「ふん。」
「放っておいてごめん。」
「美作さんは、優しいからね。」
「寒くないか?」
「全然!?」

ジムの上で見上げるあたしの背に、
スルスルと登ってきて、背中を合わせて、
聞こえてきた音は、
なぜか、気持ちをシンクロさせる音で。

空の上では、満月が優しく見守っていて、
隣に移ってきたあなたの顔は、
憂いを帯びて、深い深い感情の篭った表情。

覗きこむあなたに、
必死に隠してみる、あたしの涙も、
あなたは、分かってしまっていて。

そうして、あなたに包み込まれたあたしは、
ドキッとするんんだ。
両手に残るあなたの手の感触も
あたしの心を奪っていく。

「やっと、捕まえた。」
「へ?」
「とりあえず、ジムおりないか?」
「・・・。」

無言でいたあたしを、するりと担いだ
美作さんは、

「暴れると落ちて怪我するぞ?」

そう言って、あたしを担いだまま、
スルスルと降りていった。
地面に下ろされて、今度は歩いて、
ベンチへ座る。

ふと感じる、頬に感じる風には、
恋する気持ちへの道すじ。
この道を逸れそうになっても、
あたしが踏み外しそうになっても、
あなたが、引っ張ってくれるよね。

「牧野。こっちだ。」

って、あたしに優しい笑顔を向けてくれて。

今も、あたしを見て、彼はポケットから、
小さな箱を出した。
そして…。

「俺は…。牧野のことがずっと前から、
好きなんだ。」
「へ?」
「いつからかって?高等部の頃からかな?」
「でも!」
「硬い意思を持って、閉じ込めてたからな。」

びっくりして、固まっているあたしの首に、
彼は、リングを通したネックレスをかけた。

「俺の予想が正しければ、両思いだよね。
これ、おそろいだよ。」

彼はあたしの首に掛けたネックレスを触り、
自分の首元から引っ張りだした。

「受け取ってくれる?」

あたしはびっくりしたまま、コクンと
大きく頷いた。

「良かった。もう、離さないよ。
so smile(だから笑顔になって。)」

あなたの胸の中に抱かれてあたしは、
やっと、心底ホッとしたんだ。

「牧野。」

呼ばれて顔を上げたあたしに、
あきらは、耳を寄せてきて。

「愛してる。」
「あたしも愛してる。」

小さく返事したあたしは、
今日は、素直だね。
ともっと上を向かされて、
唇に落とされたキスを受け止めた。