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仲間から始まる恋もある。1

2014-06-04 11:00:00 | 言羽の部屋。
湿度が上がって、地植えのあじさいの花が
咲き始めて、とうとう南国九州、梅雨入りです。
あじさいの花というのは、そろそろ梅雨がやって
くるよと知らせてくれるのですね。
ということで、生ぬるい空気がなんとも言えず
なのでした。

話は変わりますが、ホームセンターに
行ってきました。
ちょっとお花を見るつもりで、
花コーナーに寄りました。
実は、今年に入ってから、キッチンの窓辺で、
ミニバラ2鉢、家族と育てているのですが。
今日、ホームセンターでミニバラが、お買得価格
なのを発見しまして、またもや、2苗お迎えして
しまいました。(お。
あとで、鉢に植えてあげねば~。
どんな花が咲くのかが、今から楽しみです。

その他に、ローズマリーを育てています。
これも、お料理にいれたりするのが、楽しみなのでした。








久しぶりの言羽の部屋の物語の更新です。
淡い恋物語が9話ほど続きます。
お楽しみいただければ幸いです。









それでは、いつものようにいつもの言葉を。









相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。












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仲間から始まる恋もある。1













私、佐藤みなみは、女子高2年生。
ここ3ヶ月、進路について悩んでる。

クルリ。クルリ。

シャーペンを机の上に置いてある
進路志望用紙をつつき、
指の上で、クルリクルリとシャーペンを
回していた。

はあ。ウーンと伸びをすると、
パコンと頭を叩く音。

「頭悩ましてるんだったら、
お仕事しない?」

実は、図書室の席で悩んでいた。

「先生。進路志望どうしよ。」
「大いに悩むがイイ。若人よ。」
「ウーン。」
「ってことで、手を動かす仕事をあげよう。」

私は、かばんを持って、のそりと
立ち上がって、図書室の隣の準備室へ
足を運んだ。

どすんと私の前に置かれたのは、
真新しい新刊書。

「カバーかけですか?」
「そうよ~。佐藤。得意でしょ。」
「まあ、そうですけど。」
「出来るところまででいいから。」
「はーい。」

私は、手を動かし始めた。
この時間は結構好きだ。
何も考えなくてもいい時間だから。
ただ、綺麗に貼ることを考えればいい。
先生や図書委員の友人達と、たまに
会話をしながら、手は進めている。
そうやって、放課後は過ぎていく。

数日後のHRの後、私は先生に
提出期限ギリギリに進路志望の紙を
提出した。


私の進路は…。
体育大学へ入ることが目標。
この時から、あの人と出会うのは、
決まっていたのかもしれない。


*******


テレビを見ていたら、そこには、
体育大学専門予備校という所の
紹介番組をやっていた。
これは!と思った私は、両親に話し、
その予備校へ行って、高校の授業の後、
通うことに決めた。

高校の授業が終わって、自転車で
自宅最寄り駅まで移動。
西武新宿線に乗り新宿まで。
そして、小田急線に乗り換えて、
それから、参宮橋で降りて、
実技の授業が行われるという
ビルの前まで来た。

私にとって初めての場所。
ドキドキしながら、中へ入って
行くと、人懐こそうな女性がいた。

「こんにちは。新しく入った子?」
「こんにちは。新しく入った佐藤です。」
「近藤です。宜しくね。」
「よろしくお願いします。」
「あっちに更衣室があるから、そこで、
着替えてね。」
「はい。」

私は、更衣室に向かった。
その時、向かい合わせにある、
男子更衣室から、すれ違って出てきたのが、
伊坂直哉と井上大佑だった。

あたしは、軽く頭を下げて、
更衣室に入っていく。
その2人の男子たちも、ペコッと
反射的に頭を下げた。

えーと。。。

それが、伊坂への私に対する始めの
感情だった。


あの時から生まれた恋。2

2014-02-16 11:00:00 | 言羽の部屋。
この所、冷え込んだせいか、
どうも、高校生だった頃に捻挫して、
捻挫癖になっている右足首の具合が、
よくありません。
どう良くないっていうと、腫れてたり、
違和感があったりという感じです。
元々、整形外科で診てもらって、
レントゲンを撮って貰った所、
何やら、骨が変形しているらしく、
疲れたり、酷使したりするとすぐに、
影響が出るんですね。困ったものです。
長く続くようなら、整形外科で診てもらおうと
思います。









久しぶりの言羽の部屋の更新です。
今、次のお話を書こうか迷っている所です。
本来のお話を書きながら、考えたいと思います。










それでは、いつものようにいつもの言葉を。









相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。










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あの時から生まれた恋。2










それから、しばらく経って、
共通の友人から、桜井が彼女と
別れたと聞いた。
その別れた理由が、好きな奴が出来た
と言ったそうだ。
聞かされても、その時は思いもしなかった秋。


*******


受験へ向かって、スパートがかかっていた。
あっという間に、月日が経っていく。
あたしは、受験校を5校に絞り込んだ。
毎日毎日が、課題と向き合う時間。
私は、自分の前に、人参をぶら下げて、
集中していた。

それが、落ち着いたのは、2月の中旬を
過ぎた頃だった。
合格した大学、短大が出揃ってきて、
予備校の担任に相談しにきていた。
30分位話しただろうか。
近くで、クスクスと笑っている先生がいる。
現代国語と論文でお世話になった先生だった。
私は、東先生にツッコミを入れた。

「先生、なんですか?」
「いやあ、良かったなあ。選べて。」
「何気に失礼ですね?」
「そうか?」
「そうです。」

そうツッコミを入れても、東先生は、
アハハと笑っていた。
担任が、目を白黒させている。
あたしは、2人の先生に御礼を言って、
教官室を後にした。

教官室を出ると、そこには、
壁に寄りかかった人が居た。

「よ。終わったか?」
「うん。って、なんでいるの?」
「お前を待ってた。」
「え?私?」

私の前にあっという間に来た桜井。
今日は、私は、5㎝位のブーツを履いてるのに、
それでも、私は10㎝位見上げる。
きょとんとする私に、フッと笑みを作った桜井。

「待ってたって何?」
「ああ。大学、決めたか?」
「うん。W大にすることにした。」
「そうか。偶然だな。俺もだ。」
「じゃあ、同級生だ。よろしくね。」
「ああ。ところで…。」

首をかしげる私。

「俺は、お前が好きだ。」

突拍子もなく、言われたもんだから、
私は、へ?と桜井の顔をぽかんと、
見つめてしまった。

「これから、どんどん押していくんで。」
「押していく?」
「うん。アタックするから。」
「何言ってんの?私なんか。」
「何かなんて言うな。お前は十分女だ。」
「…。」
「ということで、この後用事は?」
「特には、ないけど。」
「じゃ。行くぞ。」

私は、手を掴まれて、桜井が乗ってきていた
車の助手席に押し込まれた。

「免許、取ったの?」
「ああ。随分前にな。ほら。シートベルト。」
「えっと。どうするんだっけ?」
「お前な~。」
「だって、車なんて、ほとんど乗らないもん。」

桜井は、苦笑しながら、助手席に身を乗り出して、
シートベルトを止めてくれた。
そして、車はスタートする。
すごく丁寧な運転で、私は車窓を見ていた。

「ねえ。」
「ん?」
「桜井はいつから私のこと…?」
「あ?あの時だな。」
「そっか。」
「覚悟しろよ?」
「何を?」
「俺、ねちっこくアタックするから。」
「それは、勘弁して?」
「無理だな。随分、待ったんだから。」
「え?」
「受験が終わるまで、封印してたんだ。」
「なるほど…。」

クスリと笑う桜井に、私は安堵した。

「桜井。」
「なんだ?」
「4月からよろしく。」

がっくりする桜井に、私は笑った。
うん。私はまだわからないけど、
こうして、桜井の隣にいるのは好きだ。
これから先、どうなるかわからないけど。
もしかしたら私も、あの時からこのキモチは
生まれたのかもしれない。



あの時から生まれた恋。1

2013-12-22 10:51:21 | 言羽の部屋。
寒くなってきました。
おウチの中は、オイルヒーターの小さいのを
使用しているせいか、なかなか温まらず、
14℃位です。寒い。

なので、着ることで、寒さを温さに変えてます。
つまり、もこもこです。
軽くて、暖かいのがbestですね。
そう思っていたら、友人から、
かわいいプレゼントが届きました。
スヌーピーのモコモコ靴下です。
肌触りも良くて、とても暖かい。
ありがたい、プレゼントです♪






久しぶりに言羽の部屋です。










それでは、いつものようにいつもの言葉を。









相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。









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あの時から生まれた恋。1









私は、予備校に通っていた。
昼間は学校。
夕方からは予備校。
忙しくて、目が回りそうだったけど、
充実していることは確か。

そんな同級生たちと話していると、
同じ受験をするライバルでもあるけれど、
仲良しな子もできてくる。

通路を後ろに向かって歩いてたら、
私は、桜井に声を掛けられた。

「宮本。肩よろしく頼む。」
「彼女にしてもらいなよ。」
「あいつは、してくれないんだよ。」
「ふふん。大切にされてないね。」
「なんだよそれ。」

あたしは、ため息を軽くつきながら、
授業が終わってからならと承諾した。
授業が終わって、扉の外の長椅子に
行くと、すでに桜井は待っていた。
あたしとしては、彼女に気遣って、
あたしの友達にも、来てもらっている。

「頼むわ。岩になってたまらん。」
「はいはい。」

私は、腕まくりをして、肩をほぐしに
掛かった。

「あらま。相当凝ってますね。」
「だろ?」

力もいい加減に入れつつも、ほぐしていく。
実は、このほぐし方は、桜井に教わったんだ。
驚いたことに、桜井ってば、整体師の
資格を持ってるんだって。
私が、うへぇ。肩凝ってたまらんって、
柔軟体操してたら、肩もみかたを教わったの。

「あ~~、そこそこ。」
「ここでしょ。コリコリしてるよ。」
「やべ。気持よくて、、よだれ出そう。」
「自粛して下さい。」
「ちえっ。」

15分ほど経った頃、桜井の肩は、
やわらかーくなっていた。

「センキュー。」
「どういたしまして。」


*******


ある日の授業の合間、
私が、疲れた~と言って、肩を回して
いると、頭をテキストでパコンと叩いた。

「アイタ。何すんの!」
「授業後、ほぐしてやるよ。」
「わ~、ありがと。助かる。」
「あとでな。」
「うん。」

桜井の彼女が、ちょっと先に帰るわと
言って、帰ってしまったらしく、
珍しく、いつもの長椅子のところには、
私と桜井だけ。

うつ伏せになれって言われて、
長椅子の上にうつぶせになる。

「じゃ。始めます。」

その日、私の上半身は、コチコチに
なっていた。
今日に限って、30分位掛かったかな。
その施術が終わった時、桜井がボソッと
言った。

「お前、俺に対して、隙ありすぎ。」
「ん~?」

突然、背中でパチンと音がして、
私の胸が自由になる感覚がした。

「何すんの!」

慌てて起き上がって、桜井を睨みつけて
やると、
そこには、男の顔の桜井がいた。
はっとして、私は桜井を凝視する。

「何よ。」
「あのなぁ。俺には、お前も女に見える
んだよ。覚えとけ。」
「はい。。。」

桜井は、私の頭をポンポンしてから、
その場を去っていった。

それからしばらく、私は、まじめに
授業を受けて、なるたけ桜井に会わない
ように、目に入らないように、過ごしてきた。
それでも授業中、視線を感じることは、
あったけれど、それも無視。

そんな風に、過ごしてきた時、
私の腰に異変が起きた。
元は、体育系の私。
椅子に座ったばかりだったのが、
たたったみたいで、腰が痛い。

しゃがむのもツライわ。
まいったなあと。
腰に手を当てて、違和感のある腰を
庇いながら歩いていると、手を掴まれた。
掴んだ主を見ると、予想通り桜井で。

「平井。腰、どうした?」
「あ~、痛めたみたい。痛くて、
しゃがむのもツライよ。」
「・・・。」

私がトイレから出ると、そこには、
壁に寄りかかった桜井がいた。

「はい、平井。あっち向いて?」
「へ?」

私は、クルッと桜井に対して背中を
向かされると、ガバっと後ろから抱きつかれて、
体を持ち上げられた。
その時…。背筋がバキバキバキ!って、
音がして、その音がしたあと、私は、
床に降ろされた。

「どうだ?」

桜井が、私を振り向かせながら聞く。
私は、しゃがんで見せながら答える。

「・・・。痛くない。」
「しかしお前。俺が居ないと、
すぐに調子、崩すなあ。」
「ほっといて。」
「ほっといていいのか?」
「。。。ありがとう。」
「おう。じゃあな。」

そう言って、先に桜井は教室へ
戻っていった。



淡い想いが薄れていく。

2013-10-23 18:33:47 | 言羽の部屋。
朝から雨が降り続いています。
台風が近寄ってきているので、
その影響かと思われます。
進行方向にお住まいの皆様、
お気をつけ下さいませ。
私も、気をつけます。




さて今回は、久々に、
言羽の部屋の更新です。







それでは、いつものようにいつもの言葉を。









相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。








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淡い想いが薄れていく。









「待てよ。」


あたしは、ドキンとして、
自転車を必死でこぐ。
そんなあたしの自転車を追って、
君は走りだす。
クラスの中でも一番の早さの足で、
あたしの必死でこぐ自転車に
追いついて、
あたしは、肩をつかまれた。

「なんで逃げるんだよ。」
「なんとなく、条件反射?」
「なんだよそれ!」

クシャッと笑うあなたの笑顔が
眩しい。

「ところで。」

あたしは、君の方を向く。

「久しぶり。」

あたしは、ガクッとなった。

「本当だろ~?」

そこで、近況報告?なんてもんを
して、しばらく話をした。


*******


暑い日、あたしは浴衣を着て、
商店街まで、兄と歩く。
今日は、地域の夏祭り。

「なあ。一緒に行く彼氏いないの?」
「いたら、お兄ちゃんとこんなふうに
歩かないでしょ。」
「まあ。そりゃそうだな。」
「ふんだ。」

兄がフッと笑って、頭をなでてくれる。
兄の知り合いとバッタリ会って、兄が
話し始めてしまったので、

「お兄ちゃん。あたし、りんごあめ
買ってくる。」
「おう。ここにいるから、戻ってこいよ。」
「分かった。」

あたしは、信号を渡って、向かい側の
屋台の方へ歩いて行く。

信号を待っている時、視線を感じて、
あたしは、顔を上げた。
信号の向こうには、君が居た。

「久しぶり!」

声は、聞こえづらいけど、
少しうれしくなってきた。
来てよかった。君に会えるなんて。
あたしは、頷く。

信号が青になって、あたしは、
あなたの方へ歩いて行く。

「浴衣、似合ってるな。」
「ありがとう。」

あたしは、顔を赤くしてしまった。
手が、あたしの頬をそっと触る。
ハッとして、君を見る。

「あまり、遠くへ行くなよ?」
「え?」
「なんでもない。またな。」
「あ。うん。」


******

月日が経っても忘れない。
この想いは、本物なんだろうか。
ただ、引きずっているだけ?

噂では、不良グループに入って、
色々、正義をふりかざしているって
きいても、あたしにはそんな姿を
想い浮かべることは出来なかった。

習い事の教室へ行くとき、
彼の家の前をわざととおる。
偶然逢えたら、いいななんて思いながら。
6冊もの、楽譜を持って、
自転車を不意に止めた。

なんだか、視線が来ている気がして。
あたしは、チラリと上を見上げた。

そこには、ひさしに座った君が居た。

「何やってんの?」
「え?なんか視線を感じて上向いた。」
「あはは。どっか行くの?」
「うん。習い事。」
「重そうだな。」
「ホント、重いよ?」
「マジ?」

彼は、ひさしから、飛び降りてきた。

「よっ。」
「わっ。」

あたしの荷物を持ってみる。

「たいしたことないじゃん。」
「女の子には、重いよ。」
「へ~。」
「何よ。」
「ま。いいか。行かなくていいのか?」
「あ。いけない。」
「またな。」
「うん。またね。」


*******


体育祭の準備を毎日して。
あたしは、奔走していた。
相変わらず、体育の先生はつかまらない。
仕方がないので、放送部に
呼び出してもらって、ようやく
捕まるという。。。

「先生。逃げてませんか?」
「タイミングが悪いだけだ。」
「そうですか?私、5箇所、
先生の後、追いましたよ。」
「あ~。すまんすまん。」
「全くです。」

こんなふうに、体育祭の準備は、
整えられていって、当日を迎えた。

あたしは、記録係で、テントとテントの
間を行ったり来たり。

「ごめ~ん。受付まで行ってきて。」
「はいはい。」

後輩に、後を頼んで、
あたしは、体操服姿で、急いで、
受付まで向かう。

遠くの方に、近くの高校の人達?
学ランの人が、5人ほど歩いてくる。
遠くからでも分かる、君の姿。
あたしは、びっくりして、
立ち止まった。

彼は、近くを通った時、フッと笑って、
会場の方へ行ってしまった。
受付できいてみる。

「あの人達、なんなの?」
「え?知らないの?」
「うん。」
「5組の誰だったかの、彼氏が
いるみたいだよ。」
「そうなんだ。」

月日も経って、高校を卒業と同時に、
あたしは、育った街を引っ越した。
そして、淡い恋が薄れていく。


さよなら。桜井君。
もう会うことも、ないだろうな。
元気で過ごしてね。


うつりゆく景色をボゥっと見ながら、
あたしは、新しい街へと居を移した。



あたしの恋想い。

2013-07-17 16:09:33 | 言羽の部屋。
今年の夏は、暑いですねえ。

愛犬が、長毛犬なものですから、
暑さが苦手なのです。
そのため、暑い時は、前足をつっぱったり、
外に2m出て、玄関に逆戻りしたりして、
お散歩拒否します。
太陽に温められたアスファルトは、
私達人間よりも、小さい犬達にとっては、
距離が近いから、もっと暑いと感じるそうです。
だから、致し方ないですね。(^^;;




今回は、いつものお話たちから
ちょっと離れて、小さな創作物語です。
物語を書いている間に、浮かんできていた
言葉を繋いで、書いてみました。






私の言葉達です。
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。








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あたしの恋想い。







給食の時間。
椎茸が嫌いなあなたが、
眉間にシワを寄せて、
目は、残すよりいいだろ
なんて言いながら、
あたしの器に放り込む。

「また?」
って言いながら、
クスクス笑うと、
「なんだよ~。嫌いなんだから
しかたがないだろ!」
なんて言いながら、
拗ねちゃうあなた。
そんなあなたにも、
あたしは、キュンとする。

あたしの心の中にある
この想いを
あたしは大切に抱きしめる

あなたはどう想ってくれてる
のかな?って、
眉間にシワを寄せて
考えちゃうけど。
そんなあたしを見かけて、
「難しい顔すんなよ。」
あなたは笑ってくれるんだ。
そんなあなたにドキドキして。

あたしは
明日も明後日も
あたしのこの想いを
大切に抱きしめる。

休み時間。
グラウンドでボールを
追って走り周って
キラキラ輝いてるあなたを
いつもの場所から見つめてる。
誰よりも早く走るあなたに
やっぱり、あたしは恋してる。

放課後。
教室で優しい声で話す
あなたとの時間が
あたしにはとても大切で。

最後まで言わなくても伝わる。
これってすごく嬉しい。
あなたと通じてるって
ことだから

ありがとね。
その時間があったから、
あなたに会いたいから、
学校で嫌な事があっても、
それで、行きたくないって
思った時も、

あたしは、学校を休まずに
行くことができたんだ。
恋する女子は強いんだ。

そして、あたしの心の中に
答えを見つけるんだ。
やっぱりあなたが好き。
この想いを
あたしは大切に抱きしめる。