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ピンポンマム。

2014-01-15 11:00:00 | 物語。
冬日が続いています。
今日は、なんだか地面から冷気が
上がってくる気がして、
1枚多く着込んでいます。
所によっては、ものすごい気温と
なっているところもあるようで、
体調には気をつけたいものです。





ピンポンマム。
まあるくて、ねぎぼうずに色が
ついた感じのお花です。







それでは、いつものようにいつもの言葉を。









相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。









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ピンポンマム~君を愛す。









共にありたいと思う。
あきらは、彼女を想いながら微笑んで、
大好きな紅茶を煎れて飲みつつ、
専務室からの夜景を見ながら、
つぶやいた。

やっと整った…。

彼女になんの花を持って帰ろうか。
そうだ、あの花がイイ。
あの丸い花。
そう、ピンポンマムに想いを込めて。


*******


俺とつくしが付き合い始めて2年。
俺は、周囲がためをして、
仕事もこなして、人脈も作ってきた。

そうしているうちに、
いつの間にか、牧野にも後見人になると
申し出てくれるありがたい人も現れて。
何やら、昔につくしに救われたとか。
もちろん、俺の親友たちの親たちも、
後押ししてくれている。

そうそう。後見人になってくれるひおは、
アメリカでも大富豪。というか、超大富豪
の人だった。
いつの間にという思いと、
さすが牧野だなという思いと。

いけない、そろそろいつもの電話の時間だ。
毎日、決まった時間に俺たちは電話して、
少し話をする。
俺は、ポケットから携帯を取り出した。

呼ぶ音が聞こえて3回目。

愛しの牧野の声がする。

「つくし。」
「あきらさん。」
「今、大丈夫?」
「うん。ちょうどお風呂上がった
所だったんだよ。」
「そうか。今日は、何かあった?」
「そうだなぁ。そうそう。総務部の佐々木さん、
結局、お付き合い始めたんだって。」
「相手は、檜山だったっけ?」
「うん。そう。」
「佐々木さん。すっごく幸せそうだったよ。」

他愛もない話をして、俺は言う。
あと、1時間位で帰れるから。

「うん。分かった。」
「今日は、行くから。」
「会えるの楽しみだな。」
「俺もだ。」
「出張があったから、3週間ぶりだものね。」
「そうだな。じゃ。またあとで。」
「うん。またあとで。」

俺は、1時間と言ったが、すぐに、
専務室を出た。
花屋とケーキ屋に寄るためだ。
花屋では、思っていた通りの可愛らしい、
ピンポンマムが入荷していて、
小さいブーケにしてもらった。

ケーキ屋では、牧野が好きな苺の
ショートケーキを2つ。

牧野。喜んでくれるかな。

そして俺は、牧野の元へ急ぐ。
まずは、思いっきり抱きしめて、
充電だな。

くすり。

目を白黒させるつくしの姿が浮かぶ。
横に置いてある小さなブーケを見て、
そして、あきらは微笑んだ。

そろそろ、ゴールは近いよ。
つくし。覚悟は良い?



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