沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

年の夜

2011年02月02日 | 日々のこと


 明日は旧正月である。 
「すーや、とぅしぬ ゆーるーでんどー」  意:「今日は年の夜だよ」
 と職場の上司が言った。
   大晦日の事をウチナーグチでそう言うのである。

 「年の夜」ってどういう事なのだろう?と考えてみた。一年を一日に例えると今日は一日の終わり(夜)だよ。と言う事なのだろうか。
 本当のことは知らないが、今度調べてみよう。

 三日坊主の私は、新年になると「よし、英単語を一日一つ覚えて行こう」「よし、毎日30分以上歩いてみよう」などと志を立てるのであるが、まあいつも続いたためしがない。

 今年もそう言って続かなかった。駆け足で一月が過ぎ去った。そこで、はたと気がついた。沖縄はまだ旧正月と言うのがあるではないか。明日は元旦。と言う事はまだ、もう一度チャンスがある。明日から何か始めてみよう。

 (写真は朝日を浴びて輝いている町並:沖縄は朝が開けるのが遅い。七時前にやっと明るくなる) 

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住み家

2011年02月01日 | 日々のこと
 親友M子は子どもたちが家を出て行ったので、大きな家に夫婦だけになった。妹もやはり、子どもたちが出て行ったので、夫婦だけになった。そんな人が周りに多くなった。彼女達が言う「家を作るなら、平屋がいいよ」「子どもたちが出て行った二階には中々上がることが無い」と。
 家が欲しい家が欲しいと言って、平屋がいいのか、二階がいいのか夢を抱いている私に、ため息のように言うのである。
 アメリカのように、家族形態によって住み替えることができれば問題はない。が、日本人は住み慣れた地域に対して愛着がある。また、しがらみも多くて煩わしいと思うことも多々あったりするが、隣に住む人の顔を知っているという「安心感」は何物にも代えがたい。
 長い間に培った隣近所との関係も財産のひとつである。

 いつまでも変わらないで欲しい故郷とは、そこに住み家が残っていて、慣れ親しんだ人たちがいるということなのかも知れない。
  いつか子どもたちの故郷を持ちたい。

 (写真は慣れ親しんだ金武の町並。上の毛から撮影)

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