沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

ハイビスカス

2011年01月12日 | 大好きなハイビスカス
  

 今日の沖縄は寒い。最高気温14度ぐらい。私の実家もそうだが、冬の寒い日でも玄関の網戸は閉めても、ドアは開けておくことが多い。寒いのに・・?なんで、夏向きの生活のなごりか?私は実家に行く毎に「閉めるよ、寒いのに」と玄関のドアを閉める。

 私のの職場も玄関は開けっぱなし。なので、風がスースー入ってきて寒いったらこの上ない。今日も皆で「まるで我慢大会しているみたいね」と笑った。どうして、来る人はドアを開けて入ってくればいいんでないの?と思ってしまう。

 沖縄だって、冬は寒い。短い冬でも、どうにか快適に過ごせる家がほしい。東北のように部屋部屋を閉め切る習慣がないので、広く開け放した部屋は、暖房器具一つでは温まらない。暖房器具の周りから動けないよ~。

 家を建てる時は、ひと部屋は完全に閉め切ってくつろげるリビング(冬対策)の家を作ろうっと。

 (ハイビスカスの色がいいよね)

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乾燥するものなのか

2011年01月07日 | 日々のこと
 年末に宮崎から帰ってきた甥を、年が開けて五日に妹と空港まで送って行った。彼は、この春大学卒業後は東京に引っ越す予定だ。大きな会社に就職が決まり大喜びかと思いきや、沖縄に仕事があったら帰りたいという。沖縄大好き人間のようだ。今はそんなこと言っているけど、東京に行ったら、東京の生活に慣れ、そのうち沖縄に帰りたくないと思うよと言って送り出した。

 さて、その後私達は那覇の町をいつもの如くうろついた。そのうちなんだか喉が渇いて、「何か飲もう」と言って自販機の前に行った。そんなにたくさん欲しいのではないが、ちょっとでいいんだけど・・・何がいいかなと、迷っていたら妹が「ヤクルトがいいんじゃない?」と言った。彼女がそれを取りだす時、私はもう笑い出しそうだった。ヤクルトをもらって、彼女を見たら吹き出してしまった。二人とも大笑いです。

 なぜかって?昔よく母と買い物に出かけると(那覇の平和通りが多いかも)、途中で母が、必ずといっていいほどヤクルトを買った。私はそんなに欲しいとは思わなかったが、いつも「はい」と手渡されて飲まされた。あの時のことが、私達に蘇ってきたのだ。

「年を取ったら、なんだか喉も渇くね」
「おっかあの気持ちがわかったような気がするね」
自分たちもその年になったのかと、笑いが止まらなかった。

 喉を潤したいが、そんなに量はいらない、ちょうどヤクルトぐらいの量がいいのだ。平和通りでヤクルトがよく売られている理由がわかったような気がした。

 
 年を取ると喉も渇くが、肌も乾燥する。足(すね)がかゆくなり、背中がかゆくなる。父がよく孫の手を使っていたのも思いだされ、今まさに私達がその時の父や母の年齢になったのだと感慨深い。
 

 夜、私は、そうか、そうかと言って、膝や顔にクリームをなすり付ける。
 年を取る・・乾燥する・・乾燥していく・・・そうなのかと呟きながら。

 (写真は年末に掃除していたら出てきたノート。中に、昔むかし、きれいだなと拾った「桜の葉」。年月が経って乾燥しているのにかすかに桜のいい香りがする)

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成人式

2011年01月06日 | 日々のこと
 1月5日の日に町の成人式が行われた。
 この日ばかりは写真のとおり、晴れ着をきた娘さんたちで公民館の中は花が咲いたように華やいだ。
 
 この日講演に招かれたのは、春夏甲子園を制覇した興南高校我喜屋優監督だった。
 監督の話は、沖縄の人なら誰でも見たにに違いない興味深いあの夏の大会の話、監督として就任した当時、汚い部室を見て、まずは野球をやる前に日常の生活を見直すことから・・と始まった興南高校野球部のこと。

 現在の彼等は、毎朝の散歩から始まる。その後の一分間スピーチで話すことが大分上手になったそうだ。食事の時は、作ってくれた人に感謝し好き嫌いをしない、残さない、、片付けてくれる人のために、数人分の食器をまとめスピーディーに片付ける事が出来る(それは何人いようと変わらないそう)。自分のことだけではない、相手の立場になって考えてあげる。このちょっとした「気付き」によって、人間は誰でも変わることができる。
 「あの全国優勝を勝ち取ることができるのは、普段の生活にある」と。

 新成人が落ち着いて話を聞いてくれるのだろうかと思っていたが、監督の巧みな話術と話が面白いので、引き込まれたようにしっかりと聞いていた。背の高いかっこいいおじさまだったと女性の皆なが言った。

 昔野球少年だった方も聞きつけて来ていたが、監督が来るなら行きたかったと残念がっていた人も多く、少年野球の監督や子どもたちにも呼び掛けて欲しかったなと思った。

 (写真の新成人のお嬢さんおめでとう)

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「高い山」   詩集:「ガラスの少女」より

2011年01月01日 | 日々のこと

 新年が明けた。昨日吹き荒れた風は少しだけ弱くなったが、気温が低いので寒い朝。
 
 
 高い山

 なかなか頂上が見えないけれど
 頂上が見えないということは
 それだけ高い山を登っているということ


 登っているように見えないのは
 高い山ほど なだらかな山麓だということ
 一日分の歩みで 一日分のご苦労さん


 そうやって一日一日
 笑いながら泣きながら
 きょう一日が大事
 この一日の積み重ねが大事 
 

 

  私の夢もなかなか形が見えない。ここ数年ずっと思い続けてきた、今年はどうだろうか・・と。
  この詩を読んだら成程と思った。そう思えばいいんだと。そう思ったら心が軽くなった。

  上の詩は 詩集「ガラスの少女」 著者:大石直樹 より抜粋

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