沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

「今日もいいことがあるよー」

2011年01月24日 | 日々のこと
 
 今日もいいことがあるよー 
 
 祖父が朝子どもたちを起こすときの言葉は
 「はーい起きて 今日もいいことがあるよー」
  

 四十代で 戦争で 妻と三人の子を亡くしたが
 いつも朝は決まった言葉で呼びかけた
 「はーい起きて 今日もいいことがあるよー」


 残った四人の子らだって
 満腹はそんなにない時代だったのに
 毎朝 毎朝 この子らのために
 いい一日であるように
 「はーい起きて 今日もいいことがあるよー」 

    詩集 「ガラスの少女」:大石直樹より  P94

 詩集の中に納められたこの詩いいですね。
 「はーい起きて 今日もいいことがあるよー」と、おじいちゃんがいつもそう言って起こしてくれたそうです。
 私の子どもたちが小さい時、この詩ができていたら、そう言って起こして上げたかったな。絶対にまねしていたと思う。
 言霊というのがあると言うが、この言葉で朝が始まったら、いい一日がまっているに決まっている。希望につながる言葉。祖父が子どもたち を思いやる祈りの込められた言葉。
 孫・・かな~、機会が訪れたら、きっと言おう、「はーい起きて 今日もいいことがあるよー」 
  
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする