沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

国際交流

2014年12月27日 | 日々のこと



 某日、誘って頂き浦西公民館で行われた国際交流イベントへ出かけた。
 10名の留学生が自国の紹介と、体験発表を行った。
 それぞれの出身国はパラオ、フィジー、アンティグア・バーブーダ、スリナム、コモロ、アフガニスタン、キルギスタン、モザンピーク。聞いたことのない国もあったが、どこにあるの?よくいわれるのだろう、地図で示してくれた。
 なかでも興味を引いたのは、今でも紛争が続くアフガニスタンからきたアブドゥル・ワヒドゥさん。いろいろ聞いてみたいと思っていたら、交流会でたまたま席が向かいになった。
 彼らはイスラム教なので、こちらのほとんどの食べ物が口にできないらしい。そしてお酒、肉類が食べられないということで、お寿司をつまんでいた。若い彼だったが、やはりあの国から来た人という感じがあった。どう表現したらいいのかわからないけれど、「国を思う気持ち」が彼の顔を引き締め、私たちののほほんとした顔つきとは違っていた。国民の平均寿命が48歳で、世界で二番目に短いという。隣のキルギスタン出身のアザマットさんとワヒドゥさんは英語で会話していた。たくさん聞きたいけど、英語のできない私はもどかしく、国際人となるには英語は必須なのだとつくづく感じさせらた。

 国と国が諸問題を抱えていても、アフガニスタンの事が取り上げられれば私はきっと、「あのワヒドゥさんはどうしているのかな」と顔を思い浮かべるのだろうと思う。こんな草の根の交流によってあの国がぐっと身近に感じられる。


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