沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

上手に年を取っていく

2009年01月22日 | 日々のこと

 うちの父を見ていると、上手に年を取っていく人だなと思うことがよくあります。

 足が弱りかけた時、トイレのタイルに滑らないように板を敷き詰めました。又、ある時、電気を消したのに、あれっ・・・と思ったら、足元にちっちゃい明かりが。台風情報があると、もうランプを磨いて灯油の準備。今は乾電池式のランプへいつの間にか進化。本格的な寒さが到来する前に、暖房器具の手入れ・・・風呂に入るといつの間にか腰掛イスが。寒くなるとなると厚着をし、調子が悪くなると、みかんをいっぱい買ってきて食べています。ぜんぜん手のかからない父です。

 風邪をひいた父を見たことがありません。

 つい一年前ぐらいまで農業をしていました。米と野菜を作り、おかげで私たちはいつも新鮮な無農薬の野菜をいただくことが出来ました。それも、去年「農業はもう終わり」と宣言しました。潔良いのです。自分の体力、できること、できないことの限界をキチンと知っています。

 いつも、ちょっと先を見越して、誰の手も借りずに準備を怠らない父です。

 備えあれば憂いなしこうやって年を取っていけばいいんだなとお手本のような父です。

 ビールの大好きな父です。今でもよく飲んでいます。

(写真は北谷デビューをしたおじいとおばあです)

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