沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

移民を学ぶ

2015年08月12日 | 日々のこと


 金武町は移民発祥の地。私は子ども達に向けて公民館講座で「移民について学ぶ」というのを企画した。
 講師はアルゼンチン出身の比嘉アンドレスさん。彼は新聞でも紹介されたので知っている人も多いでしょうが、アルゼンチンで医学部の学生をしているときに、高額な学費を稼ぐために日本に来たそうです。仕事が終わり、母国への帰り道、親戚のいる沖縄に寄っって行こうと思い立ち、沖縄へやってきた。
「空港では、一度も会ったことのない親戚なのに、抱きついてきて、よく来たねと涙を流して喜んでくれた。歓迎会をするからと次々と親戚の家に招待されるうち滞在予定期間一週間から三カ月も過ぎていた。日本本土と沖縄では違うものを感じた。自分はここに住もうとその時、決めました」と。彼は名桜大学、大学院を卒業した。ウチナー口が達者でうちなーのチムグクルを持っている若者です。

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母が居ぬ間に

2015年08月12日 | 日々のこと




暑い盛りの時期に、この花が毎日咲いている。涼しさを感じさせるありがたい花。名は「ふうりんぶっそうげ」。
アメリカから里帰りしていた妹が帰って行った。滞在期間の二ヶ月間、掃除三昧。彼女は掃除のセミプロ。「親の家の片づけ」が昨今の課題になっている。我が家も例にもれず、パパッと捨てたいのに、中々首を縦に振らない母の部屋はものであふれかえっていた。そこまでなると、もう皆、仕事で忙しいのを理由に、誰も手をつけようとせず、あきれ返ってみているだけだった。

 その家を、母がデイケアに行っている間に、彼女は見事に片づけてくれた。どこにも出かけずせっせと。仕上げにペンキまで塗って見違えるようになった。兄妹はみな「ありがとう」と心の底から思った。母は最初のうちこそ、険しい顔をしていたのに、あんなに自分のものを触られるのを嫌がったくせに、「きれいになった」と喜んだ。
 さて、この先、この状態をいつまで保っていけるのでしょうか。
 取りあえず「N子、Thank you very much」です。

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