沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

金武観音寺

2011年05月04日 | 金武町の風景
 金武観音寺は、16世紀に日秀上人によって創建され、現存する観音寺は、昭和9年(1934年)に火災により焼失した後、昭和17年(1942年)に再建されたものである。趣のある端正な建物である。
 沖縄県下の社寺建築の多くは、先の大戦で焼失したが、観音寺は戦災を免れ、古い建築様式をとどめた貴重な木造建築として現存する。
 この寺の傍らに、長さ270m、地下30mの鍾乳洞があり、玉泉洞が発見されるまでは、ここは多くの観光客が訪れていた。小学校の頃は、このほら穴は確か5セントで入れたので、夏はよくここで遊んだ。中程に大広間があり、ひんやりとして気持ちよかった。あの頃は金武区の公民館側から入って行って、寺に出た。今は通り抜けは出来ないので残念だ。 

 年間を通して、18度という気温は酒の貯蔵には適しているという事で、今は金武町名酒「龍」の古酒蔵となっている。
  
 (金武町指定文化財:昭和59年6月1日 )

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