レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

第3弾リメイク「カミサン?の棺ともとめの姉」

2011-01-24 01:10:26 | 小説
第3弾リメイク「カミサン?の棺ともとめの姉」

「そうね!
もとめ先生のお姉さんは、
もとめ先生がいなくなる前から、
もともと死んでいたんだから、
賢明くんと永久くんとは違うのよね。
それに、
棺に祈ったもとめ先生のお父さんの意思は、
もとめ先生のお姉さん
を蘇らせることにあったんだから、
屋敷の中の彼女を助けてしまったら、
もう棺を焼いても無駄かもね。
だったら、
賢明くんと永久くんだけを外に出して、
それから棺を燃やしたら...」
ネネが、
キミカの話しを聞いて自分の考え
を言いかけて急に黙り込む。
「どうしたの? ネネ」
と、 
キミカが訊くと、
「さっきも話しがでただすが、
ネネちゃんはそもそも棺を燃やす方法がないから
黙り込んだんだすよ」
と、
たまおが言うと、
「いや、ダメかもしれないんだが、
ひとつ方法を思いついたんだ。
ネネちゃんの意見どおりにするしかないと、
俺も思ってはいたが迷いもあったんだ。
それだと、
もとめ先生は助からないかもしれないとな。
でも、こうなったら、
それしかないんじゃないか?」
ふうたはそう言った。
(続く)

大地獄(新)「偽誤審色」

2011-01-24 00:50:31 | 小説
大地獄(新)「偽誤審色」

第一話は下記から始まります。

大地獄(新)「あの頃」

「教えてくれすよ」
「偽誤審色だよ!」
「はあ?」
「今、話すから黙って最後まで訊け。
試したんだよ。
新門番長たちは。
いいか。
紫が偽誤審色。
門番の使いの一人の態度が悪かっただろ!
それは奴が知ってたからなんだよ。
紫がハズレだということをな。
おそらく、
新門番長は、
誤審じゃない奴の話を聞いてから、
誤審された奴との違いとか感触
をただ確認しようと試すために、
ありもしない色や、
あるが誤審色ではない、
偽誤審色を入れたんだ」
「何のためにすか?」
「だから、
多分、
喚問というか、
尋問は、
新門番長にとっては、
まさに初めての仕事なんだよ。
だから、
さっきも話したが、
本当に誤審された奴と、
ここで地獄か大地獄行きに分けられる奴
との違いとか感触を予め確認したい
ということなんだよ」
「うーん?
難しいすね」
「だから、
ここでの新門番長の最初の仕事が
今回のこれなんだ。
だが、
新門番長に成り立てで、
多分、
門番時代も、
真面目には仕事はしていなかったか、
自分で決断する仕事はしていなかったんだよ。
だから、
違いと感触をたしかめるために、
こういうことをやったんだ」
「うーん?
でも、いわしが騙したのは
ただの門番じゃなかったんすか?」
「それはわからない。
裁ける人間が、
門番でもいいのか、
新門番長だけなのかは。
それに、
さっきも話したが、
門番時代は、
新門番長は真面目に仕事
をしていなかったかもしれない
って言っただろう。
ここでは、
ほとんどが地獄行きだから、
適当に話しを聞いて地獄行きにする分には
カミサンのバチも当たらないだろうよ。
バチがあたるのはその逆だけなんだよ。
どっちにしろ、
今回のようなケースは初めてなんだよ」
「そういうカラクリすか。
なんとなく、わかったすよ」
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カミサン伝説22「人首酒編」50

2011-01-24 00:41:08 | 小説
カミサン伝説22「人首酒編」50

「多分、
それはカミサンの信者の名簿ですよ」
マスターが一言で答える。
「えー! なんだって?」
思わず、
コワコワクエーが声をあげる。
「まさか?」
「デマでは」
ジュウロウも、
カイミヤマも首を傾げる。
「実は、
私、カミサン教の信者になってみようか
と思っているんです」
「詐欺だって!」
「わかってますよ」
「でも、
酒の購買者がわかるかもしれません」
「危険だ」
「バチが当たる」
「コワコワ先生、
詐欺の被害者にバチはあたらないでしょう」
「ああ、そうか。
でも、危険だ」
「そうでしょうかねえ?
信者になるくらいなら、
それに、
噂では信者の中でも、
派閥がいくつもあるそうで」
「派閥?」
「ええ」
「マスター相当深入りして調べてるなあ」
「正直言いますと、
まだ、
あのときのことが悔しいんですよ。
だから、
悪党が背後にいるなら」
「危険だ。
マスターまで洗脳されるかもしれない」
「コワコワ先生、
また、違う危険でしょう」
カイミヤマがコワコワクエーに突っ込むが、
コワコワクエーは
本気でそう思っているようだった。
(続く)

新作ディープ(?改)「4本目のナイフ」

2011-01-24 00:30:44 | 小説
新作ディープ(?改)「4本目のナイフ」

グーさん以外の所に最初の方は保管済みです。
  「キモ男三人衆セカンド、変態黒女教師と永久屋敷の呪い?」

くそたは、
「あっ! そうだ!
俺が渡したナイフ!
ホウセイ、あれどうした?」
と言って、
ホウセイの方を見ると、
「あー。たしかに、
俺、くそたからナイフを預かって...」
ホウセイはそこまで言うと、
黙り込んだまま、
何か思い出そうとしていた。
「何!
くそたもホウセイも、
何で、
そんな大事なこと忘れていたんだ!
4本目のナイフはそれかもしれないじゃないか。
それに、
そのナイフはどこにあったんだよ」
木太郎が大声を出して、
くそたとホウセイの方を見ると、
「俺は食堂で武器を探していて、
そこでナイフを1本見つけたんだけど、
それだけじゃ、
みんなの武器が足りないから、
外に武器を探しに行ったんだよ。
で、
そのとき、
そのナイフをホウセイに渡したんだ。
あのときは1本見つけただけだけど、
もしかすると、
屋敷の食堂には
本物のナイフが2本あったのかもしれないな。
となると...」
「食堂に、
もともと本物のナイフがあったんだな。
ということは」
くそたに続き、
木太郎が話しかけたとき、
「そうだ。
俺がもとこを縛り上げたこと
をみんなに白状したとき、
土下座して謝ったんだ。
そのとき、
あのナイフを
落としたか、
置いたんだ。
だとしたら、
あのナイフは食堂の床にあったはずだ。
そうか。
俺がおちたがもとこを刺したナイフを見て、
何かひっかかるものを感じたのは
そのことだったんだ。
くそたから預かったときは、
どうやって俺たちがもとこを縛り上げていたこと
を隠そうか必死だったので、
そっちは気にしてなくて...」
と、 
ホウセイは、
思い出すのが遅くなったことを、
そう言い訳したのだった。
(続く)


ダミー「見せてください」64ほ!風味

2011-01-24 00:20:39 | 小説
ダミー「見せてください」64ほ!風味

「すいません。
財布忘れました」
もう、これしかない。
「あなたの分は立て替えますけど」
えー? 俺の分を立て替える?
それって、後で返すのか?
なんか余計恐いぞ。
「立て替えてもらうのは、
悪いですし、
もう2度と、
会わないと思いますから、
やっぱり、やめましょう」
「借用書を書いていただいて、
後で、
振り込んでいただければ結構ですから」
借用書?
こっちが狙いだったのか?
「いやー。
初めて会った人にお金を借りるのは、
なんですし、
万一、
お金を返せないってこともありますし、
余計なことですが、
あなたも、
あまり人を信用しない方が」
「大丈夫ですよ。
慣れてますから」
えっ? 慣れてるって?
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偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」54

2011-01-24 00:10:55 | 小説
偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」54

豆野はケイコとは軽くお茶だけして、
メアドと携帯の電話番号だけを交換して、
すぐ別れた。
豆野は、
この後の展開が重要だと考えていた。
受け取った像が本物で、
教授の説が正しければ、
この後も、
自分の人間性に自信のない豆野からすれば、
再会していきなり出世の話しを切りだすなど、
いかにも悪女らしい感じのするケイコからのアプローチが
続くはずでなのである。
仮に、
ケイコが悪女ではなくても、
そう遠くない時期に、
別の女が豆野に接近するはずなのである。
逆に、
豆野の見解が正しければ、
仮に、
ケイコから連絡があっても
理由をつけて会うのをやめれば、
何も起こらないはずなのである。
豆野は、
像を受け取って、
すぐ悪女らしき女と出会ってしまったので、
少しだけ不安は感じてはいたが、
このときは、
まだ、
偶然だろうとの思いの方が強かったのだった。
(続く)
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