レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新作ディープ(?改)「4本目のナイフ」

2011-01-24 00:30:44 | 小説
新作ディープ(?改)「4本目のナイフ」

グーさん以外の所に最初の方は保管済みです。
  「キモ男三人衆セカンド、変態黒女教師と永久屋敷の呪い?」

くそたは、
「あっ! そうだ!
俺が渡したナイフ!
ホウセイ、あれどうした?」
と言って、
ホウセイの方を見ると、
「あー。たしかに、
俺、くそたからナイフを預かって...」
ホウセイはそこまで言うと、
黙り込んだまま、
何か思い出そうとしていた。
「何!
くそたもホウセイも、
何で、
そんな大事なこと忘れていたんだ!
4本目のナイフはそれかもしれないじゃないか。
それに、
そのナイフはどこにあったんだよ」
木太郎が大声を出して、
くそたとホウセイの方を見ると、
「俺は食堂で武器を探していて、
そこでナイフを1本見つけたんだけど、
それだけじゃ、
みんなの武器が足りないから、
外に武器を探しに行ったんだよ。
で、
そのとき、
そのナイフをホウセイに渡したんだ。
あのときは1本見つけただけだけど、
もしかすると、
屋敷の食堂には
本物のナイフが2本あったのかもしれないな。
となると...」
「食堂に、
もともと本物のナイフがあったんだな。
ということは」
くそたに続き、
木太郎が話しかけたとき、
「そうだ。
俺がもとこを縛り上げたこと
をみんなに白状したとき、
土下座して謝ったんだ。
そのとき、
あのナイフを
落としたか、
置いたんだ。
だとしたら、
あのナイフは食堂の床にあったはずだ。
そうか。
俺がおちたがもとこを刺したナイフを見て、
何かひっかかるものを感じたのは
そのことだったんだ。
くそたから預かったときは、
どうやって俺たちがもとこを縛り上げていたこと
を隠そうか必死だったので、
そっちは気にしてなくて...」
と、 
ホウセイは、
思い出すのが遅くなったことを、
そう言い訳したのだった。
(続く)



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