第3弾リメイク「カミサン?の棺ともとめの姉」
「そうね!
もとめ先生のお姉さんは、
もとめ先生がいなくなる前から、
もともと死んでいたんだから、
賢明くんと永久くんとは違うのよね。
それに、
棺に祈ったもとめ先生のお父さんの意思は、
もとめ先生のお姉さん
を蘇らせることにあったんだから、
屋敷の中の彼女を助けてしまったら、
もう棺を焼いても無駄かもね。
だったら、
賢明くんと永久くんだけを外に出して、
それから棺を燃やしたら...」
ネネが、
キミカの話しを聞いて自分の考え
を言いかけて急に黙り込む。
「どうしたの? ネネ」
と、
キミカが訊くと、
「さっきも話しがでただすが、
ネネちゃんはそもそも棺を燃やす方法がないから
黙り込んだんだすよ」
と、
たまおが言うと、
「いや、ダメかもしれないんだが、
ひとつ方法を思いついたんだ。
ネネちゃんの意見どおりにするしかないと、
俺も思ってはいたが迷いもあったんだ。
それだと、
もとめ先生は助からないかもしれないとな。
でも、こうなったら、
それしかないんじゃないか?」
ふうたはそう言った。
(続く)
「そうね!
もとめ先生のお姉さんは、
もとめ先生がいなくなる前から、
もともと死んでいたんだから、
賢明くんと永久くんとは違うのよね。
それに、
棺に祈ったもとめ先生のお父さんの意思は、
もとめ先生のお姉さん
を蘇らせることにあったんだから、
屋敷の中の彼女を助けてしまったら、
もう棺を焼いても無駄かもね。
だったら、
賢明くんと永久くんだけを外に出して、
それから棺を燃やしたら...」
ネネが、
キミカの話しを聞いて自分の考え
を言いかけて急に黙り込む。
「どうしたの? ネネ」
と、
キミカが訊くと、
「さっきも話しがでただすが、
ネネちゃんはそもそも棺を燃やす方法がないから
黙り込んだんだすよ」
と、
たまおが言うと、
「いや、ダメかもしれないんだが、
ひとつ方法を思いついたんだ。
ネネちゃんの意見どおりにするしかないと、
俺も思ってはいたが迷いもあったんだ。
それだと、
もとめ先生は助からないかもしれないとな。
でも、こうなったら、
それしかないんじゃないか?」
ふうたはそう言った。
(続く)