レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

大地獄(新)「微妙な誤審色の発表」

2011-01-07 01:13:02 | 小説
大地獄(新)「微妙な誤審色の発表」

第一話は下記から始まります。

大地獄(新)「あの頃」

「えー、
では、その色を発表致します。
まず、
イエローゴールド、
次に、
ピンクゴールド、
次、
赤紫、
次、
紫、
最後に、
黒緑、
以上です。
えー、言い訳めいたようですが、
かように、
仕分け人のミスの原因が
非常に見分けの難しい色であったこと、
及び、
門番の使いが色弱であることだけ、
申し添えさせていただきますので、
何卒、ご理解とご協力をお願いします」


「あー...」
「黒緑?」
「赤紫すか?」
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カミサン伝説20「ハッピー編」273

2011-01-07 01:00:32 | 小説
カミサン伝説20「ハッピー編」273

  ちなみに、
以下、途中までグーさん以外に保管してます。
カミサン伝説20「ハッピー編」

「西園寺!」
「先生も、
あんなことくらいで怒って帰ってしまったエイタ先生も、
どうかされていますよ。
私がハゲタ教授に相談したかったのは、
ハッピーの像を持った人間あるいはその関係者に、
恋心を抱くことがそもそも邪心に当たるのか? 
そういう場合でも、像の効果に影響があるのか?
ということについて、
教授に報告して、その見解をうかがった上で、
今後のことを相談したい
と思ったからです。
私はまだ助手の身ですが、
私が調べた限り、
像を持った人間に邪心があった場合に
カミサンのバチがあたることや、
カミサンをバカにしたものにバチがあたる
ということはあっても、
像を持った人間に邪心を持って近づいたら、
何かバチのようなものがあたる
という説は聞いたこともありません。
ただ、
ハッピーの像だけは、
特殊な像なので、
恋心が邪心になるとして、
そういう人間がそばにいると像の効果が発揮されなくなるのか
について、
ハゲタ教授のご意見をうかがいたいだけなのです。
それでも、
先生は反対されるんですか?」
西園寺にそう言い返されたシゲタは、
自分も気づいていないことを西園寺に指摘されて、
しばらく反論の言葉が見つからなかったので
黙り込んだ。
「先生、どうなんですか?」
西園寺は、
さらにシゲタに詰め寄ったので、
シゲタは、
自分の考えをまとめるまでの時間稼ぎのために、
「君の言いたいことはよくわかったが、
君は今指摘した問題点をどう考えているんだね。
助手といっても、
研究者には変わりがないんだから、
お忙しいハゲタ教授に相談する以上は、
自分の意見をまず言わないといけないだろう」
と西園寺のことを睨んで、
語気を少し強めて、
そう話したのだった。
(続く)

カミサン伝説22「人首酒編」33

2011-01-07 00:41:51 | 小説
カミサン伝説22「人首酒編」33

一方、
ジュウロウも、
一人になると考えました。
犯人は、
カミサン伝説を信じていたから、
大量に造り過ぎた酒を処分できなかった。
この前提がおかしいのではないか、
と。
ジュウロウは、
本来ホラー作家ですので、
自宅に生首に似たプラスティックのおもちゃ
をいくつか持っていました。
ですから、
それを風呂に入れたり、
バケツに入れたりして、
そこに水を入れて、
どの程度の酒が入るか
を実験したみて気づいたのです。
少なくとも酒瓶20本分もの水はいらないことに。
ジュウロウは、
酒を飲むとすぐ顔が赤くはなるものの、
酒は結構飲める方だったので、
その程度なら、
自分で飲めるんじゃないか
と考えたのです。
それなのに、
わざわざ、
リスクや手間をかけて、
今回みたいなことをする必要はないんじゃないか?
だとしたら、
真犯人が今回酒を入れ替えたのには、
別の理由があるのではないか?
と。
ジュウロウは、
そこまでは考えたのですが、
肝心の他の理由がまったくわからず、
頭を抱えていたのでした。
(続く)

新作ディープ(?改)「くそたの推理」

2011-01-07 00:31:36 | 小説
新作ディープ(?改)「くそたの推理」

グーさん以外の所に最初の方は保管済みです。
  「キモ男三人衆セカンド、変態黒女教師と永久屋敷の呪い?」

くそたは、
ホウセイから話しを聞くと、
「要するに、
まず、
ナイフがすり替えられた時期は、
木太郎たちがもとこを縛り上げる前だった
ということだな。
次に、
ナイフをすり替えた犯人は、
もとこがベッドの下にナイフ
を隠し持っていたことを知っていて、
かつ、
チウメちゃんが演劇用のナイフをこの合宿に持ってきて、
自分の部屋に置いてある鞄の中に入れてあったこと
を知っていた人物である。
  ということだな。
ここまではいいな」
とホウセイがまとめた話しを
さらに要約して話した。
「くそた、ホウセイのさっきの説明から
よくそこまでまとめたな」
木太郎が少し感心したように言うと、
「実は、
今の話しは、 
あの不気味な沈黙が続く部屋で、
俺がそうではないかと考えていたとおりの推理内容だからだよ。
少し前に、
気づいたんだが、
木太郎たちの最初の話しだと、
もとこのナイフをすり替えるチャンスが
まったくないからさ」
くそたが少し自慢げに話すと、
「うーん...
俺たちも、
もっと早く気づくべきだった。
そうしたら...」
ホウセイは、
レイカがくそたに殴られないで済んだと言おう
として口籠もった。
「わかってるよ。
俺ももっと早く気づいていたら、
レイカちゃんを殴らないで済んだかもしれないからな。
済んだことはしょうがないから、
次、行くぞ。
で、
まず、
もとこのナイフの存在については、
犯人が何らかの理由で部屋に入って、
例の無線機を発見したときに見つけた
というのが二人の推理だな。
それから、
チウメちゃんのナイフの存在については、
チウメちゃん本人、
アスカちゃん、
の二人は確実に、
ヒトメちゃん、
アユメちゃんの2人は
かなりの高確率で知っていた。
知っていた可能性が高いのが、
レイカちゃんで、
知っていたかもしれないのが、
永久ということでいいな」
くそたはそこまで淡々と話すと、
「しかし、
俺には二人の推理には疑問なところがある」
と言って、
木太郎とホウセイの顔を順に見たのだった。
(続く)

ダミー「見せてください」47ほ!風味

2011-01-07 00:23:59 | 小説
ダミー「見せてください」47ほ!風味

「変態じゃないなら、
見せてください!」
「ほら、
疑いを晴らすチャンスだぞ」
「ですから...」
やっぱり、
やばいもん入ってんのかよ。
「さあ、早く、
見せてください」
「それだけはご勘弁を!」
こんなとこで、土下座するなよ。
「ダメ!
見せてください!」
「じゃあ、
男の僕が先に見ましょうか?」
どうだ?
「ダメです。
私が先に見ます」
やっぱり、変な女だよ。
「わ、わかりましたよ。
でも、盗らないでくださいね」
盗まれる? そんな心配を?
変態の持っているもんなんて、
誰が盗るかって!
「見るだけで、
とりませんよ!」
この女が怒るのも、
もっともだが、
何入ってんだろうな?
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偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」38

2011-01-07 00:10:12 | 小説
偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」38

ショウタの部屋に行くと、
  酒にもともと弱いユミコは、
酒に強いショウタにどんどん酒を薦められて、
先に酔いつぶれ、
ソファーの上で横になるとそのまま寝てしまったのだ。
三郎は、
何回か起こしたが、
ユミコは起きる気配がなかったので、
「居候のくせに、だらしない女だな」と、
わざと怒ったフリをして、
「こいつを頼んだぞ。
こいつに酒を飲ませたのはおまえだからな。
責任とれよな!
俺は不愉快だから帰る。
ユミコには、
俺が凄く怒っていたので、
起きたら電話するよう伝えておいてくれ。
反省していないようだったら、
俺は居候させないと断るから、
おまえのところにしばらく居候させてくれ。
ただ、
このことまでは、
ユミコに言わないでいいからな。
じゃあな」
「本当に、
俺の部屋にこのまま残していってもいいのか?」
「だから、こいつを酔わせたのは、
おまえの責任だから、当たり前だろ。
こいつはただの居候だしな。
それに、考えてもみろ、
こんな酔っぱらい
を無理矢理起こして、
タクシーに乗せて吐かれたら困るし、
ここに寝かせておいて方が、
本人も楽だろう。
そのまま、
そこで寝かせて、
掛け布団でもかけてやれば、
明日の朝には目を覚ますだろう。
あとは本人次第だ。
ああ、あと、おまえは紳士だから、
大丈夫だと思うが、
くれぐれも変な気は起こすなよ。
じゃあ、よろしくな」
三郎は、
心配そうにユミコを見るショウタにそう言うと、
部屋を出ていった。
ショウタは三郎が出ていったあと、
掛け布団をユミコにかけてあげると、
ユミコの可愛い寝顔を見たあと、
三郎に変な気は起こすなよ
と言われたことを思い出し、
一人、首を横に振ると、
自分のベッドに横たわったのだった。
こうして、
三郎の稚拙
とも思われた計画は最初の段階ではうまくいったのだった。
(続く)