レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

カミサン伝説20「ハッピー編」273

2011-01-07 01:00:32 | 小説
カミサン伝説20「ハッピー編」273

  ちなみに、
以下、途中までグーさん以外に保管してます。
カミサン伝説20「ハッピー編」

「西園寺!」
「先生も、
あんなことくらいで怒って帰ってしまったエイタ先生も、
どうかされていますよ。
私がハゲタ教授に相談したかったのは、
ハッピーの像を持った人間あるいはその関係者に、
恋心を抱くことがそもそも邪心に当たるのか? 
そういう場合でも、像の効果に影響があるのか?
ということについて、
教授に報告して、その見解をうかがった上で、
今後のことを相談したい
と思ったからです。
私はまだ助手の身ですが、
私が調べた限り、
像を持った人間に邪心があった場合に
カミサンのバチがあたることや、
カミサンをバカにしたものにバチがあたる
ということはあっても、
像を持った人間に邪心を持って近づいたら、
何かバチのようなものがあたる
という説は聞いたこともありません。
ただ、
ハッピーの像だけは、
特殊な像なので、
恋心が邪心になるとして、
そういう人間がそばにいると像の効果が発揮されなくなるのか
について、
ハゲタ教授のご意見をうかがいたいだけなのです。
それでも、
先生は反対されるんですか?」
西園寺にそう言い返されたシゲタは、
自分も気づいていないことを西園寺に指摘されて、
しばらく反論の言葉が見つからなかったので
黙り込んだ。
「先生、どうなんですか?」
西園寺は、
さらにシゲタに詰め寄ったので、
シゲタは、
自分の考えをまとめるまでの時間稼ぎのために、
「君の言いたいことはよくわかったが、
君は今指摘した問題点をどう考えているんだね。
助手といっても、
研究者には変わりがないんだから、
お忙しいハゲタ教授に相談する以上は、
自分の意見をまず言わないといけないだろう」
と西園寺のことを睨んで、
語気を少し強めて、
そう話したのだった。
(続く)


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