『ダイイング・アイ』 東野圭吾

2011年02月03日 22時32分33秒 | 東野圭吾
東野圭吾の限界??


「記憶を一部喪失した雨村槇介は、自分が死亡事故を起こした過去を知らされる。なぜ、そんな重要なことを忘れてしまったのだろう。事故の状況を調べる慎介だが、以前の自分が何を考えて行動していたのか、思い出せない。しかも、関係者が徐々に怪しい動きを見せ始める…。 」(「BOOK」データベースより)


オカルトチックな話の展開。
東野圭吾には期待していたからこそ、ちょっと残念。
話は読み進めやすいし、楽しく読めるんだけど、死者の怨念とか、そういった表現方法で書くとこうも軽くなるのかなぁという感じ。

東野圭吾の作品から感じていたのは、推理小説という枠の中で人間の本性であったりとか、隠れた悪とかエゴみたいなのに焦点を当てたような作品が多いということ。
今回の作品にも一部そういったことがあるんだけど、今までの作品のようなリアリティはあまり感じられず、こうしか書けなかったのかなぁと。

出版社の企画ものなのかな?

★★☆☆☆

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