NPO法人 三千里鐵道 

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ソウル市長選、隠れた主役は?

2011年10月30日 | 管理人のつぶやき
★選挙にこれほど生活を支配されたことはない。正式選挙戦に突入する前から、時々刻々サイトとTVニュースをチェックしてきた。
大きな山場は韓国IT界の寵児でもあるアンチョルス氏の意外なアナログ的メッセージ…。そして選挙結果に見る20、30代と50、60代の驚くべき意識の格差…。
IT強国が、来年の選挙の行方を大きく左右しそうな変数は?…次の記事が参考になりそうだ。N



"選挙期間,ツイッター1億件、政界地図も変える"

キム・サンマン記者| hermes@mediatoday.co.kr


来年総選挙と大統領選挙でツイッターが'キングメーカー'になる?

去る10月11日から選挙運動が終えられた25日の間のツイッターデータを土台に、ある世論調査機関がデータ分析内容を行った。

選挙運動期間ナ・ギョンウォン候補に関するツイッターは53万件余り、パク・ウォンスン候補は45万件余り。 実際の選挙結果とは反対に、ナ候補を言及したものはパク候補より8万件余り多かった。

なぜ選挙結果は逆になったのか。
その理由はツイッターの内容にあった。
ナ候補を言及した53万件余りは、大部分ナ候補に否定的な内容だったが、 反面パク候補に関連した内容は肯定的な内容が大多数であった。

ナ候補とパク候補とを比較したグラフを見れば、10月19日~21日三日間、ナ候補関連は2倍以上急増した。この期間はナ候補の'1億ウォン皮膚クリニック'イシューがさく烈した時期だ。
またこれは言論で、ナ候補の支持率がパク候補に追いついた、逆転したという記事が出た時期とも重なる。

●補足

当選確実の夜ソウル市庁前広場での挨拶で、新市長パクウォンスン氏は市民に向けて「…相手の
誹謗中傷に遭ったときメディアになってくれ、私を守ってくれた」と感謝した。
MBが最初に制圧したKBS、そして独占的保守言論に、立ち上がった市民の武器は…。アラブで起こった激しい怒りとは異なる、ソウルでの静かな市民革命にもITが介在した事実を、もう誰も否定できない。
新市長の最初の決済事項は、小学生の無料給食、前市庁がポピュリズムと非難し拒否し続けた案件だ。
当選翌日から地下鉄通勤をする新市長、もう市民運動家ではない。既得権者に支えられた狂信的な保守右翼が跋扈する韓国・ソウル、何事も起こらなければ良いのだが。

趙ヨンス50周忌記念学術討論会、開催ー統一ニュース創刊11周年

2011年10月30日 | 南域内情勢
写真ー2008年再審で無罪確定を報じた

民族日報を継承し2000年創刊された統一ニュースが、11月3日学術討論会を開催する。
1960年4.19以降、日本から本国に戻り民主化と民族統一を目指した趙ヨンス氏は1961年民族日報を創刊した。しかし朴チョンヒの5.16軍事クーデター勢力により、3ヶ月で廃刊、逮捕され、同年12月21日にソウル刑務所で死刑が執行された。当年32歳。
2008年再審で無罪確定、裁判では国家による犯罪を認め国家賠償を命じた。

6.15宣言の産んだ月刊誌「民族21」関係者が先日国家保安法に問われたが、同じ時期に創刊された統一ニュースにも累が及ぶのではないか、と憂慮されていた。

どのような討論会になるのか、今後の進歩的言論の気概が示されるのではないのか、と推測される。
NPO法人三千里鐵道にも、出席要請があったが、都相太理事長名の花輪だけの参加にとどめた。N