当NPO副理事長であり作家の磯貝さんから、以下のような呼びかけの文案が届きました。3月には行動開始を宣言する集会を予定されているとのこと、「行動」の成功を祈りつつ掲載します。namsang
「韓国併合100年」東海行動参加・賛同呼びかけ
100年と向き合う日本の良心をつくろう
今年2010年は、1910年にいわゆる「韓国併合条約」を強要し、朝鮮半島を植民地支配した「韓国併合」から100年に当たります。
私たちは「韓国併合100年」を機会に、良心と誠意をもって韓国朝鮮民衆と向きあい、真の友好と和解、平和的な関係構築の年にしたいと思い、「韓国併合100年」東海行動を結成します。多くの皆さんの参加と賛同を呼びかけます。
1.「韓国併合」以来、日本による植民地支配によって、朝鮮半島の人々に多大な犠牲を強いてきました。確かに、植民地支配の責任は1995年の村山首相(当時)の「戦後50年の終戦記念日にあたって」(村山談話)以後、1998年の金大中大統領と小渕首相(いずれも当時)の「日韓共同宣言―21世紀に向けた日韓パートナーシップ」、2002年の「日朝平壌宣言」でも、植民地支配によって韓国朝鮮の人々に損害と苦痛を与えたことを表明していますが、「従軍慰安婦」問題や女子勤労挺身隊など強制連行・強制労働、日本人として日本の軍隊に徴用され戦場で殺され、あるいは負傷し、さらにはBC級戦犯として裁判にかけられて重刑を負わされた韓国朝鮮人など――実質的な戦後補償や謝罪はなされていません。朝鮮民主主義人民共和国(以下北朝鮮)に対しては、「拉致問題」を口実に交渉の窓口さえ閉ざしています。
私たちは何よりもまず、日本と朝鮮半島の歴史的事実を明らかにし、民族への侵略、虐殺など日本が犯した卑劣極まりない歴史的行為に対して、反省と謝罪をごまかしなく行うことが不可欠と考えます。これは日本人として一人ひとりのモラル、生き方の問題にも深くかかわってくることです。正しい歴史認識を持って、日本と朝鮮半島に真の友好と和解を築きたいと考えます。
2.在日韓国朝鮮人の権利保障と尊厳の回復を図ることです。日本は、韓国併合時代もそして敗戦となった朝鮮解放後も、在日の人びとの権利と尊厳を一方的に制限し、管理政策を進めてきました。たとえば、敗戦後約65万人の在日の人々から参政権を奪い、外国人登録法によって「屈辱の烙印」と言われた指紋押捺(永住資格者は1993年1月に廃止、2000年4月1日より全面廃止)を強制してきました。朝鮮学校などにもありとあらゆる妨害を企て、朝鮮民族の教育と文化を傷つけてきました。それらもまた、日本が進めた植民地支配の正しい清算を怠ってきたために生じたことであります。在日韓国朝鮮人の権利保障と尊厳をいかに回復するか、私たちの姿勢が問われています。
3.朝鮮半島は、1945年の「解放」後も東西冷戦構造の中で、南北に分断され、4・3事件や「朝鮮戦争」という民族が相争う悲劇を被りました。日本は朝鮮戦争による「朝鮮特需」によって経済復興を果たし、一貫して韓国の軍事独裁政権を支持し、北朝鮮に対して敵視政策を続け、分断の固定化に加担し続けてきました。韓国民衆は、軍事独裁政権を自らの手で平和的に打倒し、民主化を成し遂げました。しかし、朝鮮半島では未だ冷戦は終結せず、「分断国家」としてあり続けています。
「韓国併合100年」のいま、植民地支配の過去清算はもちろん、朝鮮半島の冷戦の終結に向けて、日本政府の朝鮮半島政策の転換が求められています。
「韓国併合100年」を機会に、このような日韓日朝関係の友好的な発展のために努める市民の取り組みを進めていきたいと考えます。
皆さんが参加・賛同してくださるよう呼びかけます。
2010年 月 日
「韓国併合100年」東海行動実行委員会
「韓国併合100年」東海行動参加・賛同呼びかけ
100年と向き合う日本の良心をつくろう
今年2010年は、1910年にいわゆる「韓国併合条約」を強要し、朝鮮半島を植民地支配した「韓国併合」から100年に当たります。
私たちは「韓国併合100年」を機会に、良心と誠意をもって韓国朝鮮民衆と向きあい、真の友好と和解、平和的な関係構築の年にしたいと思い、「韓国併合100年」東海行動を結成します。多くの皆さんの参加と賛同を呼びかけます。
1.「韓国併合」以来、日本による植民地支配によって、朝鮮半島の人々に多大な犠牲を強いてきました。確かに、植民地支配の責任は1995年の村山首相(当時)の「戦後50年の終戦記念日にあたって」(村山談話)以後、1998年の金大中大統領と小渕首相(いずれも当時)の「日韓共同宣言―21世紀に向けた日韓パートナーシップ」、2002年の「日朝平壌宣言」でも、植民地支配によって韓国朝鮮の人々に損害と苦痛を与えたことを表明していますが、「従軍慰安婦」問題や女子勤労挺身隊など強制連行・強制労働、日本人として日本の軍隊に徴用され戦場で殺され、あるいは負傷し、さらにはBC級戦犯として裁判にかけられて重刑を負わされた韓国朝鮮人など――実質的な戦後補償や謝罪はなされていません。朝鮮民主主義人民共和国(以下北朝鮮)に対しては、「拉致問題」を口実に交渉の窓口さえ閉ざしています。
私たちは何よりもまず、日本と朝鮮半島の歴史的事実を明らかにし、民族への侵略、虐殺など日本が犯した卑劣極まりない歴史的行為に対して、反省と謝罪をごまかしなく行うことが不可欠と考えます。これは日本人として一人ひとりのモラル、生き方の問題にも深くかかわってくることです。正しい歴史認識を持って、日本と朝鮮半島に真の友好と和解を築きたいと考えます。
2.在日韓国朝鮮人の権利保障と尊厳の回復を図ることです。日本は、韓国併合時代もそして敗戦となった朝鮮解放後も、在日の人びとの権利と尊厳を一方的に制限し、管理政策を進めてきました。たとえば、敗戦後約65万人の在日の人々から参政権を奪い、外国人登録法によって「屈辱の烙印」と言われた指紋押捺(永住資格者は1993年1月に廃止、2000年4月1日より全面廃止)を強制してきました。朝鮮学校などにもありとあらゆる妨害を企て、朝鮮民族の教育と文化を傷つけてきました。それらもまた、日本が進めた植民地支配の正しい清算を怠ってきたために生じたことであります。在日韓国朝鮮人の権利保障と尊厳をいかに回復するか、私たちの姿勢が問われています。
3.朝鮮半島は、1945年の「解放」後も東西冷戦構造の中で、南北に分断され、4・3事件や「朝鮮戦争」という民族が相争う悲劇を被りました。日本は朝鮮戦争による「朝鮮特需」によって経済復興を果たし、一貫して韓国の軍事独裁政権を支持し、北朝鮮に対して敵視政策を続け、分断の固定化に加担し続けてきました。韓国民衆は、軍事独裁政権を自らの手で平和的に打倒し、民主化を成し遂げました。しかし、朝鮮半島では未だ冷戦は終結せず、「分断国家」としてあり続けています。
「韓国併合100年」のいま、植民地支配の過去清算はもちろん、朝鮮半島の冷戦の終結に向けて、日本政府の朝鮮半島政策の転換が求められています。
「韓国併合100年」を機会に、このような日韓日朝関係の友好的な発展のために努める市民の取り組みを進めていきたいと考えます。
皆さんが参加・賛同してくださるよう呼びかけます。
2010年 月 日
「韓国併合100年」東海行動実行委員会
現在、7グループによって実行委員会を結成し、20名ほどの呼びかけ人による出発ですが、さらに実行委員会、呼びかけ人、賛同人を募っています。
3・6集会は康宗憲さんの講演を基調に、その後の活動プログラムを発表します。
皆さん、集会参加はもちろん、賛同人(賛同金・個人2000円、団体3000円)にも協力ください。