NPO法人 三千里鐵道 

NPO法人 三千里鐵道のブログです。記事下のコメントをクリックしていただくとコメント記入欄が出ます。

KBS番組「歴史追跡」を見てー平和への希求

2009年03月09日 | 韓日関係関連消息


昨日は日曜日、朝7時頃からKBSが「歴史追跡」を放映している。これがなかなか面白い。いつか韓国性の「金」について扱った。新羅最古の碑文から「金」が中国東北部からの移民であると、通説を覆す追跡を放映した。高句麗を滅ぼした羅唐聯合軍の国際連合は、このようなつながりが背景にあったのかと妙に頷けた。
昨日の内容は、釜山の地下鉄工事現場から発掘された50数体の遺骨を追跡していた。一時工事を中断して考古学者を投入,追跡が始まった。
遺骨はいつ頃の、どのよう人物?その死因は? 追跡の結果、1592年3月、豊臣秀吉朝鮮侵略(歴史書は討伐と記しているのが多いが…)時の東莱城と判明した。場所は濠跡、遺骨は軍民、男女、老人から幼児までの人骨と甲冑や刀、槍から器類の生活用具が一緒に出土した。死因は頭蓋骨に陥没、数か所の刀跡、貫通した火縄銃の銃痕等が見られることから、戦闘中もしくはその後に処刑されたものと推測された。
当時秀吉は16万の軍勢、釜山は日本軍の最精鋭部隊と噂された小西行長1万8000が攻めた。火縄銃を所持、戦闘経験豊かな日本軍に、東莱城はたった1日で陥落、5000名の軍民が皆殺しにあったそうだ。そして、ゴミのようにお濠に捨てられ、400年を経て子孫の前に現れたのだ。
鎮魂祭が行われ、先祖の怨恨を鎮めた。

その後徳川300年は蜜月の時代を過ごしたが、明治維新からおかしくなり現在に至っている。歴史は繰り返されたのだ。(日本の朝鮮半島に対する植民地支配)
来年は日本の朝鮮半島侵略100周年、日韓、日朝関係の行方は今後どうなってゆくのであろうか。

今日はWBCの日韓戦がある。一昨日惨敗した韓国がどのように巻き返しを図るのか、期待したい。
戦はスポーツだけにしてほしい。真剣勝負であっても、終われば互いが讃えあえるそんな関係であってほしい。スポーツは激突しても血は流れない、返って精神が昇華して行く。商業化する前のスポーツは神に捧げる儀式、神聖なものであったのだ。

今日は最後まで見るつもりだ。初戦は2イニングで見るのを止めた。…なぜ日韓戦は、両国民ともエキサイトするのだろう。サッカーで戦争した中南米とは違う事情が、どうも日韓にはあるような気がしてならない。

キゾルブ(韓米合同演習)が今日から始まる。北の朝鮮人民軍最高司令部は全軍に臨戦態勢命令を下した。南北の軍事通信遮断、民間機の安全保障にも警告を出した。12日間と期間も延長、史上最大規模の軍事演習を行いながら防御のための演習と声を大に広報している。一触即発! KBSニュースは演習期間中、何かが起これば即全面戦争に移行しかねない、と警告を発している。

朝鮮半島を緑と平和の大地に! 今日から祈りの心境で見守りたい。
namsang