東京都神社庁の四月の言葉です。「いにしえの 道を聞きても唱えても わが行いにせずば
かひなし 島津忠良」とあります。解説によると、昔の貴重な道について聞き、それを口に出
して唱えることができても、それを自分自身の行動にすることができなければ、何の甲斐もな
いことである。としています。
島津忠良(しまずただよし) 1493~1568年。薩摩の戦国大名。忠良は琉球を通じ
て対明貿易や城下町の整備、養蚕産業の振興、家臣団の育成に励み、後に島津家「中興の祖」
と仰がれました。忠良の教育論は島津家に代々受け継がれることになり、その後の薩摩独特の
士風と文化の基礎を築きました。明治6年(1873)に竹田神社に祭神として祀られており
ます。