さんでんじです。

ブログで思いのまま、自分なりの感想も含めて、発信します。

じんむ、すいぜい、あんねい、いとく。

2009-12-22 15:08:02 | Weblog
さらに、いとくから続けると、こうしょう、こうあん、こうれい、こうげん、かいか、すじん。すじん、で10代。こんなことは知っていてもしょうがないんですが、漢字で書くと、神武、綏靖、安寧、懿徳と続きます。もう解りましたね、歴代天皇の名前です。

すいにん、けいこう、せいむ、りっちゅう、ちゅうあい、おうじん、にんとく。私も、言えるのこれくらいかな。でもね、かつて私の母は、これが最後までスラスラ言えた。母の年代だから、124代の昭和天皇までですね。じんむ、から始まって、たいしょう、しょうわ、で終わるんですから。延々、124代の天皇名を覚えていたんですね。

つまり、戦前の教育ってそうなんですね。私の母親だけでなく、昭和10年代の学校で勉強した人は、みいんな歴代天皇の名前を覚えさせられていたんです。でも、母が124代の最後まで言い切ったのを聞いたのは、私が中学校くらいなのかな。いまから40年も前です。

今から思えば、丸暗記って好きじゃないんですが、母親が一生懸命にひねりだして天皇名を口ずさんでいたのは、ちょっとした驚きでした。でも、私はそんなことを覚えなかった。だって、そんなことを覚えたってしょうがないじゃん。ま、せいぜい、納豆の710年の平城京遷都。泣くよの794年の平安京遷都。それくらいかな。日本史は苦手だったから。で来年の奈良は遷都1300年祭です。

母の口ずさんだ、じんむ、すいぜい、あんねい。もっとこの辺をキーワードにして、母との会話を図ればよかったのかな。入院中の母とけっこうしゃべったようで、いまから振り返れば、母にもっといろいろな話を聞いておけばよかった。そんなことが、頭の中を過ぎる。今日は母の7カ月目の命日。母の記憶をちょっと手繰り寄せてみました。

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