さんでんじです。

ブログで思いのまま、自分なりの感想も含めて、発信します。

大阪の鰻は、恐ろしうて、食べられへん。

2009-07-25 12:14:53 | Weblog
と、88歳の父は昨日、難波の高島屋に出掛けていき、そこの食堂街で鰻を食べて帰ってきて、テレビのニュースでデパ地下うなぎ弁当の食中毒を知ってから、そう申したのでございます。ま、何事もなく元気なようで幸い。

でも、よりによって、土用丑の日のうなぎ弁当で、当たったわけですね。それも鰻料理の老舗で。調査によると、弁当から微量の黄色ブドウ球菌が検出という。その弁当の、鰻からなのか、鰻のタレなのか、ごはんなのか、付け合わせの漬物なのか、出所をはっきりして欲しい。

ついでに言うのなら、その鰻の産地も、老舗だから日本の産地だと思うけれど、どこの養殖場から仕入れたものか、これも明らかにするべきだ。老舗の鰻店が、中国産の鰻だったら、怒るぞ。とにかく原因をはっきりさせないと、大阪の鰻は、恐ろしうて、食べられへん。ってことに、なりますよ。

でも前に、私が言ったじゃないですか。土用丑の日に、鰻なんぞ食べるものじゃない。それも、買って帰って、家で食べるものじゃない。おいしい鰻というものは、鰻の専門店に行って、注文してから30分くらい待たされる。その間に、活け鰻を裂いて、串を打ち、焼いて蒸して、タレを付けて、また焼いて、やっとアツアツ鰻がほかほかご飯に乗って登場するのですね。で、さらにご飯の中にも鰻があれば、これが最高。私が30年くらい前の名古屋で、そんな鰻重をたま~にですけど食べました。

今の鰻は、暖簾やスーパー、何が信用できるのでしょうか。土用丑の日は過ぎ去りました。その日、鰻を食べた人は、多かったのでしょうね。むろん、私は、食べていません。だって、おいしい鰻は高い。職人の手業が入ってこそのおいしい鰻です。よくレストランチェーン店に鰻丼のメニューがあります。そんな鰻、ベタベタしておいしいとは言えない。だから、鰻は専門店。どうせ食べるのなら、ここぞという時、おいしいお店で食べたいから。少々靍くっても一年に一度の贅沢だから。暑い夏は、鰻もきっとバテている。だから、天高く馬肥ゆる秋の鰻で行きましょう。鰻は秋です。それまで我慢。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿