明日、奈良県でイオンモールがオープンする。

私が住む奈良県で、明日の3月25日にイオンモールがオープンします。去年の今頃だっけ、遠くの方に巨大なクレーンが見えて、あれは何だろう、何ができるのだろうと思っていた。10日ほど前にその横を通り過ぎたが、でっかい。でかすぎる。駐車場が広い。だだっぴろすぎる。

早速、オープンするイオンモールに行こうと考えている奈良の人は多いんじゃないかな。でも、考えてみれば、ここが賑わうってことは、他が寂れるってことなんだよね。北に3キロほど走れば、イトーヨーカドー奈良店がある。私鉄の沿線駅にも小さいながら商店街はある。影響を受けるんだろうな。

私はまあ、めったと行かないでしょう。大型のショッピングモールって、疲れるんです。駐車場が広いってことは、停めた場所から入口までが遠いってことで。店内が広いってことは、その中をいっぱい歩かされるわけで。それが疲れるんですね。杖をついて歩くおじいさんやおばあさんを寄せ付けないでかさですから。

私は車を停めてすぐに中に入れる、小さなスーパーが好き。それほど大きくないホームセンターが好き。歩いていく商店街や市場も好きなんだけど、奈良にはそれがない。奈良市の中心街に商店街がある。東向商店街、餅飯殿商店街、そして奈良町へ。この辺りなら、いくら歩いても平気なんだけどね。

なんでだろう。それはワクワク度の違いかな。ショッピングモールって、どこのモールも似たようなお店の構成ですよね。ファッション、雑貨、日用品、布の店などのブティックやショップ。所詮は似たようなものなんです。市場や街中のショップは、はっきりとした個性が見えるんですね。モールでは個性が埋もれてしまっている。そりゃモールのショップって、同じ屋根の下なんだからね。なにより、ほどほどの大きさが人間にはいいんです。気軽に歩ける、商店街や市場が、人にいちばんやさしいから。