今日の朝、突然に父から電話がかかってた。受話器を取ったのは妻ですが、父は、「テレビの音が急にでえへんようになってん。故障かもしれへんのや。このテレビを買うたポコペン電器に電話しょうとおもうんやけど」と話すばかりだそうな。その内容を聞いた私は、おそらくリモコンの操作ミスで、どこか消音のボタンを押したんだろうと推測した。
父のマンションに着いた。テレビのリモコンを触り、画面を見ると音量がゼロ。やっぱりなあ。ボリュームを段々上げていくと、音が聞こえるようになった。予想通り。しかし、父は、まったくリモコンには触っていないという。ま、何かの弾みで、消音ボタンに触れたのだと思う。ま、父も、もうすぐ90歳。勘違いとか操作ミスというのは度々起こるはず。でも、リモコンって、小さな箱にボタンが20~30くらいは付いている。こんなにボタンが必要なんだろうけど。お年寄りに、そんな機能をすべて覚えさせるのは、無理なんじゃないかい。
そういえば私が子供の頃のテレビって、ボタンというか、操作するつまみは2つだけだった。ひとつはチャンネルをガチャガチャと廻すつまみ。もうひとつは、スイッチと音量のつまみ。今だって、テレビを見るのであれば、この2つで十分ではないか。だからテレビメーカーさん、オプションでいいから、大きなつまみを2つだけつけたリモコンのようなもの別に用意していただけるとありがたい。そうすれば90歳の老人にだって、テレビをつける消すとボリューム、チャンネル。この2つだけなら、誤動作もないはず。考えてみてくれませんか。
もひとつ、おまけ。今度は逆に動作がシンプルすぎて、誤動作につながるのが自動車のオートマティック。先日も、奈良県の天理市で、ブレーキとアクセルの踏み間違いで、2人の女性が轢き殺された。オートマティックの踏み間違い事故はいたるところで起こっている。そして人が亡くなっている。オートマティックのおかげで誰でもが自動車を運転できるようになった。それは運転技術が劣る人でさえも、運転を可能にする。高齢者さえもである。私は、オートマティックの自動車は怖くて運転できない。マニュアルでないと、運転できないのだ。そりゃ~オートマティックにも乗ったことはあります。シンプルすぎて怖いのだ。ギアがないと落ち着かない。オートマティックは踏めば走る。マニュアルは、一旦ギアを入れて踏めば走る。そのワンテンポの動作を省略するあまりに、悲惨な事故が起きる。時代に逆行するようだが、オートマティック車は危険すぎる。オートマティック車ほど、携帯電話で話をしながら運転する人が多いから。これってなんとかならんか。警察よ、携帯電話運転の取り締まりをもっと強化せよ。でないと、人が死ぬぞ。