生ドーナツという、お菓子というか、ケーキなのか、スイーツなのか知らないが、結構人気だという。生ドーナツ?考えられるのは、ドーナツとして揚げる前の生の状態。それを何かでコーティングしてあるのか。う~ん、想像するに、ますますわからない。で、妻が生ドーナツなるものを買ってきた。写真のように、表面はツルンツルン。赤っぽいのはイチゴかも。で、一口食べた。なんだ、ドーナツとは全然関係ない味。要は、薄いスポンジケーキの上に、ババロアが乗っているだけじゃないか。それをドーナツ型にして、生ドーナツ。なんだい。しょうもない。つまりドーナツ型のババロアケーキ。形を変えて、見た目を新鮮にして、生ドーナツというネーミングに乗せて売り出しただけじゃないか。新しい食感を期待したのだが、ちょっと残念。
ドーナツと言えば、ミスタードーナツがいろいろな形やドーナツの粉成分のブレンド、さらにはコーティングで、種類もいっぱいだが、私にとって思い出に残るドーナツは、50年以上も前の不二家のドーナツ。キラキラと表面のグラニュー糖が輝いていて、何とも甘く誘われるいい匂い。パカッと半分に割ると中はうっすらと黄色くなって、それが玉子たっぷりの小麦粉であると知ったのは後ほどのこと。安っぽいドーナツは、中が白っぽかったから。不二家のドーナツをほおばることは、この上ない幸せだった。不二家は今でも、そんなドーナツを作っているのかな。山崎パンの傘下に入ったから、味よりコスト優先かもしれないね。山崎パンってそんなにおいしくないから。不二家って、ノースキャロライナやソフトエクレアも大好きだった。もう蘇ることはない、懐かしい味でした。