もう10年くらい前に購入した、ブラックデニムジーンズがある。あんまり気に入らなかったが買った。なぜ気に入らなかったかというと、ブラックデニムだから。それに、スリムじゃない。でも、9000円くらいのが、半額と言うことで、買ってしまった。リーバイスで、メイドイン・ジャパンである。
しかしジーンズって、履いているうちに馴染んでくるから不思議。最初は気に入らなかったが、そのうち違和感がなくなった。今のジーンズで気に入らないのは、どのジーンズもリベットを使っていること。30年くらい昔は、リベットを使わないジーンズがあったのに、今は見たこともない。
10年以上も履いているから、肩からバッグを提げてジーンズに触れる場所、右のベルト下20センチの場所が磨り減って、とうとう肌が見えるようになってしまった。私は裾も折り返してはいているので、裾は完全にすり切れている。ポケットも財布を入れる後ろの右は、完全に破れている。それでも、十分に履きこなせるのだ。
しかし肌が見える部分は、冬だと寒い。夏はいいのだが。そこで、妻に継ぎ接ぎを当ててもらうことに。チャイナジーンズだったら、とっくに捨てているんだけど、今は貴重な日本製ジーンズです。そういえば、ほぼ同時期に買った、フィリピン製のジーンズは5年前に捨ててしまった。どうしようもないくらいに磨り減ったから。さすが日本製、生地の丈夫さが違うんですね。
クラボウはデニム生地の糸を生産する岡山工場を昨年6月に閉鎖したという。日本のジーンズメーカーはどうなってしまうのだろう。この継ぎ当てジーンズもあと2~3年が限界かも。中国製やベトナム製の激安ジーンズなど買う気はさらさらないが、このジーンズが履けなくなるまでに丈夫な、昔ながらのジーンズが登場してほしいものだが。