【コピーライターになろう！】ぶっとび広告［前半］
おはようございます。
日曜はお仕事がお休みなので、朝ゆっくり過ごしています。
今日の【コピーライターになろう！】は「ぶっとび広告［前半］」です。
46歳で20年のブランクを経て、再び、コピーライターに返り咲くことができたことを昨日、お話しました。
39件目の応募で、ようやく採用通知をいただきます。
もう一度、コピーライターとして雇っていただけるなんて！
夢のなかにいるような思いで、初出勤したことを覚えています。
上司は、自分よりもひとまわりほど年下のコピーライター。
物腰も柔らかく、パソコンの使い方など、とても丁寧に教えてくださいました。
机のなかには、新しいペンや消しゴムが用意されており、そうした些細なことにも、歓迎してくださっている温かさを感じることができました。
まずは、いきなりコピーを書いてくださいとは言われず、商品を勉強したり、求人広告のルールなどを教わります。
そうして、少しずつコピーを書かせていただいたのですが、私が入社したとき、ちょうど新しいプロジェクトが立ち上がっていました。
それが、「ぶっとび広告」です。
見て、プッと笑えるような広告を作るという試みです。
これは、私にとって、とてもありがたい企画でした。
こちらは、本屋さんとカフェが一緒になった、
「○○○○ー○ブックカフェ」の広告です。
『どっぷり本、まったりカフェ』
「ぶっとぶ」まで行っていませんが、社内のデザイナーさんにも好評のコピーでした。
こちらは、おうどん屋さんのコピー。
ターゲットは中高年。
『これからは、コシのある人生を！』
京豆腐専門店。
『京豆腐、かじってみない？』
ドッグカフェ。
『ワンちゃん好き、大歓迎！』
工場でのアルバイト。全額日払いOK。
『わたしの辞書に、「金欠」という文字はない。』
カニ料理専門店。
『吾輩は、カニである。』
大手居酒屋チェーン。
『焼いて、焼かれて、焼かれて、焼いて！！！』
大手菓子メーカー。
『スコーン！！と稼げます。』
リサイクルショップ。
『これぞ、するめバイト！』
ネコの名前が付くカラオケ店。
『もろ手をあげて、待ってます！』
人気ラーメン店。
『キミの笑顔が最高の薬味だ！！』
人気たこやき店。
『いい汗かこう！ たこやき焼いて！』
正直、好き放題させていただきました(^^;)
コピーライターとデザイナーさんがそれぞれ20人近くいる会社。
自社ビルのなかで仕事をする場所は離れていたのですが、私はこの会社のデザイナーさんたちが大好きでした。
どんな無茶なコピーを書いても、短時間で素晴らしいデザインに仕上げてくださるのです。
その昔、商品広告の世界で働いていたときは、1枚のチラシのコピーを考えるのに、1週間ほど時間をかけていたこともあります。デザインはさらに2週間ほどして仕上がってくるほど、スケジュールにゆとりがあったのです。
ところが、求人広告の世界は違いました。
コピーは数時間でアップし、デザインはその日のうちか翌日には仕上がってきます。
さらに、「なる早」と書かれている場合は、「なるべく早く」という意味で、こちらはコピーを30分以内に仕上げることも。
商品広告の世界と求人広告の世界。
ひとつの広告にかける経費も時間も表現の仕方もまったく違ってきますが、
「未経験からコピーライターを目指したい！」
そんな方には、圧倒的な量とスピードを求められる求人広告の世界は、コピーを書く力を鍛えるにはオススメです。
量は一定量を超えると、必ず、質を上げてくれます。
求人広告のコピーのクセ（例えば、「！」を多用する）が抜けなくなるのでは？と心配した時期もありましたが、経験を積むうちに書き分けられるようになるので問題ないと思います。
「ぶっとび広告」はお客様にも営業の方にも好評で、かなり長い間、企画が続いていました。
明日は、ぶっとび広告［後半］をご紹介させていただきます。
【コピーライターになろう！】
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こちらは、コピーライター＆児童文学作家
大野さとみ（おおのさとみ）の
公式ブログ『創作びより』です。
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