【コピーライターになろう!】転機は突然、訪れる。
こんばんは。今日は、朝からZOOMでマグロプロジェクトに参加したり、カラー&カットに行ったり、次女と一緒にお出かけしたりしていて、こんな時間になりました。
今日の【コピーライターになろう!】は「転機は突然、訪れる」です。
この「転機」は、私の人生で一度や二度ではなかった気がします。
20歳のとき、宣伝会議のコピーライター養成講座の先生に紹介されたラジオCMのコピーを書きながら、求人広告の会社でアルバイトとして働いていました。
ラジオCMのコピーを書き始めて半年ほど経った頃でしょうか……。
コピーをディレックションしてくださっていたプロデューサーから、呼び出されました。
一体、何の話だろう……と思っていると、プロデューサーの口から出た言葉は、
「うちで、正社員として働かない?」
一瞬、えっ!?と思いました。
当時は、求人広告の会社でアルバイトとして働き始めたばかりだったからです。
ただ……、コピーライターの募集を見ていると、未経験から正社員になれる会社は1軒もありませんでした。
ほとんどが「経験5年以上」。
短くても「経験3年以上」です。
それが、未経験から「正社員として働いてみないか」というお誘い。
20歳の私は、まったく迷いませんでした。
求人広告の会社でお世話になっていることよりも、「とにかく正社員としてコピーライターになりたい」という気持ちのほうが勝ってしまったのです。
プロデューサーからは、
「最近の若い子たちは自分の権利ばかり主張する」
という話が続き、結局は社会保険がないということだったのですが、当時の私はそのことを深く考えもしませんでした。
「コピーライターとして、制作プロダクションで正社員として働ける!」
そのことに気持ちが高ぶっていました。
問題は、お世話になっている求人広告会社の上司に、アルバイトを辞めたいと伝えることでした。
「正社員としてコピーライターになることが自分の夢だった。夢を叶えたい」
といった内容のことを伝えたと思います。
上司は、
「夢って言われると、弱いんだよね〜」
笑いながら、快く承諾してくれました。
今、思い返しても、不義理だなぁと感じます。
コピーがなんたるものかもわからず、パソコンソフトの使い方から、文字校正など教えていただいたご恩もまったく返せないまま、求人広告の会社を辞めることになります。
同期二人も、「夢のためなら」と送り出してくれました。
お給料を取りに行ったときも、みんなとても温かく接してくださって、改めて、いい会社だなぁ……と家路に着いたわけですが、家に帰って、給料袋を開けてみると、なんと! 2万円少しの給料明細だけが入っていて、お金が入っていませんでした!
今の私なら、即行、電話をして、お給料を取りに行っていると思いますが、涙なみだで送り出された手前、私がお給料を取りに行くことはなかったのです。
そして、南森町にある広告プロダクションで働く日々がスタートします。
未経験から、どのような仕事をさせていただいたのか。
明日、ご紹介させていただきます。
【コピーライターになろう!】
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