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動物進化論は地獄でのルールである。

2020-02-29 | 文学
 2月29日 土曜日

 おはようございます。 ロスト・ロスト大王です。


ダーウィンが発見した進化論は確かに優れた一つの事実だが、

無情な命令に属する地獄のルールだ。

それは従属的であり、自由意志と呼べるものでは決してない。

つまり、進化論とは地獄論の一つである。

それを発見したのが他ならぬダーウィンだ。

自由という主体性には 「いい気分」 になる為の条件であるはずが、

過去、人類が複雑な世界を理解し損ねた現象に過ぎなかったのである。

良くも悪くも人類はすでに外的な環境によって世界を支配しており、

好むと好まざるとに拘わらず自然環境を破壊してきた。

そう、かつてのロスト・ワールドのように。

ダーウィンのいう動物進化論は、原始進化論は、

誰もが自然淘汰に関心を持ち、

誰もが生存競争という一つの答えを持っていた。

それは完全には間違っていなかったが、

それは完全に正しいという者もいなかった。

過去、善良さは残酷という代償によって幸福を満たし、

過去、悪行への道のりは善行によって導かれていった。

そして何よりも最悪なのは、「やられたらやり返す」 という

この悲劇的で無情な 「対立」 が人類史において

もっとも具現化されてきた事実である。

「対立という名の」 エントロピーの矢が放たれたのだ。


ある動物をして他の集団のために自己を犠牲にするように仕向ける衝動は、

集団に対する優位を獲得する上で極めて合理性があることは理解できる。

自分自身の利益になると判断されれば、

あらゆる生物は当然のことながら仲間を助けると予測される。

反面、自分自身だけの利益が確定した状態においては、

他者を平気で見捨て裏切り感情的に騒ぎ立てながら、

それまでの善人さとはうって変わりゆっくりと仮面を剥がしてゆく。

どんなに性善説を信じていても、

どんなに神を気取って善人を装ってみても、

偽善者の血が流れていることに気づくだろう。


一体なぜ、人間よりも果てしなく偉大な英知を備えた神が、

一体なぜ、限定された自然淘汰を発明したのだろうか。

本当に、自然の理法は初めから終わりまで生存競争であるのか?




    つづく。




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