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女性の労働観念と「和」の精神。

2015-08-07 | 社会問題
女性たちが幸せを目指すのは人間の本能であり義務である。それを放棄すれば世界中の男性社会が混乱する。

そして女性による労働とは自然法則によって義務化されているものであり、現代社会は生存競争と相互依存の組み合わせで成り立っている。

自然に任せていては男女平等社会にはならないし、男女平等社会とは人為的なものであるから、現在の労働環境と経済システムはその自然に逆らっても、生産性と便益性が労働力の評価であって、男性社会は物質の蓄積に夢中になっているようにも感じる。

それが良いとか悪いとかではなく、物質的欠乏を無くす為に、競争社会を追及する為に男たちが行動するにしても、より大きな課題が存在する。

それは満足の持続との闘いである。男たちはみなその為に苦しんでいるのである。

資本主義経済においては、金儲けに興味のない奴は小心者と言われる。お金は使用するのは素晴らしいが、追いかけると酷い存在であり、お金は単なる道具と成り下がる。

そしてその女性たちの労働の対価と報われるべきは目的性である。女性たちには明確な労働観念が必要なのである。

この世は不確実なものの為に働かなければならないが、現代社会は報酬と制裁で動いている。

そして労働に気力を与えるのは「見えざる手」であり、お金である。

労働意欲は利益欲求でもあるから、見えざる手が強いのは言うまでもなく、見えないからだ。

その為に女性たちの一生とは、重き荷を背負って、遠き道を行くが如し。女性たちは修行僧だ。

お金は天下の回りものであるなら、半数の男性のものだけではなく、女性の回りものでもあると言える。

なぜなら、それは労働の動機とお金の本質による目的性にあるからだ。お金が男性だけのものではない理由がここにある。

まず動機とは、自らの労働の維持に掛る最低限の肉体的な生活手段は必要経費と同じく、報酬とは言わずに、生活費である。見栄でもなく、無駄使いでもない。

目の前に優れた生活スタイルがあって、それが手に入らなければ、お金が上手く回っていないことになる。

高すぎても低すぎても美しく回らない伝統芸能のようなものであり、デフレとインフレの中庸だ。

そしてお金の目的性である。お金は奪い合いの報酬ではなく、利権争いの成果でもない。お金は感謝の代価である。まして平等に分担するだけなら配給であり、役割である。働くとは「はたをらく」にすることである。

お金でお金を買っている「賄賂」では、どうせ世界経済が行き詰るのだから、感謝して行き詰った方が未来の子供達が我々の失敗から学んでくれるからである。

男女共存社会では、お互いが譲り合わなければ前には進めない。

上司は部下の至らなさに辛抱し、部下は上司の至らなさに辛抱しているように、男性は女性の至らなさに辛抱して、女性は男性の至らなさに辛抱しているのである。

大切なのは男女労働参画との相互関係であり、WIN,WINにある。

お互いに片寄せあってスクラムを組まなければ困難な毎日の連続に心が折れていまいかねないからだ。

男女労働社会では、個人の利益が全体の利益になり、全体の利益が個人の利益に繋がる労働を考えなければならないように、

男性の利益が女性の利益になり、女性の利益が男性の利益に繋がるシステムを考えなければ、いずれ現代の資本主義は共産主義同様、失敗に終わる。

労働が社会に奉仕して、社会が労働に報いる男女労働参画が毎日の改善となるのである。

自分の為にしたことが、たまたまであっても人の為になる時の充足感こそが、一番最高の成果であり、私達が目指すゴールデンルールである。

実際、女性が男性と分かち合うことを渋る心は概して、それほど多くは持っていない。

母性本能は「愛」であるから、自らを愛する者は他人を愛するのも上手な様に、自らのエゴを追求する者は、他人に振り回されることに長けている。

ほとんどの一流と呼ばれる人達は、自分の幸福論が他人の幸せに結び付いていることを知っている。

だから、自らの幸福論を追求する。そして男女の共存共栄の理念は、自らの人間性の向上に大きく貢献し、また自らの幸運にも直結してることも知っている。

倫理学的にも道徳観念的にしても自然権に当てはめてみても、男と女の共存社会は妥当である。

日本人が好きな「和」の理念とは、女性たちが言う様に、突き詰めて言えば、「みんなと美味しいご飯を食べること」にある。

その為には共に額に汗して働かなければ得られない「尊さ」と「感謝」と「思いやり」が、ほど良い隠し味となるのである。

日本の女性の労働観念とその貢献度は、世界の労働者にも大きく影響を与える事実であり、また、日本人の幸せは世界中の幸せなのだ。


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