そう、早々に東京駅を後にしたのは、下の姪のためのプレゼントを用意するためなのだ。
sake家は昔から「子供の誕生日には、もう片方の子が何ももらえないとかわいそうなので、何か簡単なプレゼントを送る」と言う暗黙のルールがあり(たぶん3人4人いたらやってなかったと思う)、私は二人にプレゼントを贈ることにしていた。
こっそり妹に「下の姪っ子の好きなアイドルは誰か?」と尋ねると(これが何度きいても覚えられない)、メールで「一番好きなのが何とかグループの何とかさんと、何とかグループの何とかさんも好きだよ」みたいな返事が書いてある。
だから行くのだ、新大久保まで。
もちろん初体験。
新大久保の改札口を通り過ぎると、ちらほら聞こえる会話が日本語ではない。「ほんとにここはコリアンタウンなんだなァ」と言う思いを強くして、足早に駅を抜けどちらの方向へ行けば良いか「現在位置の地図」を見て、右手にてくてく進むと、5~6人の「韓流ホスト」と言わんばかりの男子が白い服を着て並んで待っている。
「へぇ~」と思いながら通り過ぎると早くも韓流グッズの店をみつけたので、とっとと中に入った。
見るや否や、そこにダダダダダと並んでいるアイドルのスナップ写真。
しかし、誰が誰だかさっぱり分からない。
(う~ん・・・・(-"-)。。。)
こういう時にカタカナでグループ分けや名前のルビが振ってあると良いのだか、ただひたすらアイドルの写真が並んでいるのである。書いてあってもせいぜい英語のスペル。
これは面喰った。
呆然と立ちすくみながらも「まず、買うものを決めよう。それからその品物を持って行って「何々グループの誰それさんのコレをください」と言えば良いのではないだろうか。」と思いつき、まずは何を買うかを決めることに。
そして違う階にも足を伸ばしてみたが、やはりもうどうしようもなく誰の何だなのか、もう何も分からん!
今、目の前にあるのは顔もほとんど区別がつかないような同じぐらいの男の子の写真やグッズがずっと並んでいて、まるでトンボの目になったよう。
(この状況を打破するにはもはや人の手を借りないわけにはいかない)と思い、そこらで仕事をしてるニイちゃんに「シャインの誰それさんのグッズや写真が見たいんですけど。」と言うと、またしても「シャイニーの○○(名前呼び捨て)ですね」とコリアなまりの返事が返ってきて(しかもグループ名の呼び名が英語の綴りなので私は間違えているらしい)「それはここいらにあります。○○(名前)ひとりの商品はありません。グループ全員が写ってます。キーホルダー以外では。」と言い、手に取った手帳(見本)をパラパラめくり「これはこんな風に写真とスケジュール帳がついてますね」などと見せてくれる。
「それでは今度はこの人のグッズはありますか?」ともう何て読むか分からないので、妹から来たメールをそのまま彼に見せると、「それはこちらにあります」と一角のコーナーを教えてくれた。(もうかなり面倒なオバサンと思われているムードを感じる。)
そこを見ながらも、やはり一番好きな何とかさんのグッズを買っていこう!と思い、ツカツカツカとさっきの売り場に戻り、ニイちゃんお勧めのシャイニーの手帳(900円)を買う事にした。そしてその隣を見ると一人一人のキーホルダーがあるので、これもオバチャン、老眼なのでメガネをはずしながら、アルファベットを解読して(たぶんこの人らしい)と言うキーホルダーを買っていくことにした。
「プレゼント用の包みにしてください」とレジで言うが「やってません」と断わられる。
韓流好きの妹にも何か買っていこうと電話したが、こう言う時に限って電源が切れてつながらない。
もう日も暮れてきたが、ここまで来たのでほんのちょっとだけ、他の店も見ることにする。
通りを歩いていても、聞こえるのはどうも日本語ではない。(話す音量が違ってそう聞こえるのかもしれない。)
でも、店の看板はほとんど日本語(漢字)なので、違う国に来た感覚はあまり無いような気がする。


ほんの少し信号1つ分ぐらい歩いて、同じような雑貨系の店に入ると、同じようなものが売っているので興味しんしんで覗くと、さっき買った手帳があった。何気に値段を見たら、さっき買ったものより200円も安いことが判明する!(何たることよ!)
もうオバチャン、次にココに来る事があったら、3軒ぐらいハシゴしてから買うわよ、と心に誓う。
化粧品、パックなどいろいろあったけど、買わないつもりなので見なかった。
途中食品(調味料)を置いてある店があり、プルコギのたれ(228円)を見た時は思わず買おうかなぁと思ったが、つい数日前「コチュジャン」を買ったばかりなので止めた。それが無くなったら買いに来よう。
通り端に置いてあるコリアンタウンのMAP(無料)があったので持ち帰って家でみると、まだまだ先にいろんな店があったようである。今日は暗くなったので帰ったが、またゆっくり来たい。
前から読んでいる人は気がついていると思うが、私はニュースやネットを読んで韓国と日本の関係について苦々しく思っている方の人間である。だからこう言う用事でもなければ来なかった。でも日本人が全て同じ考えで無いように、韓国の人も全てが同じ考えではなくて、もっとみんなで仲良くしたいと思っている人もいるのではなかろうか。
世界中みんなが仲良く平和になればいいのになぁ~とありえなさそうな願望を抱きつつ、この町と別れる事にした。
駅に近づくと、さっき立っていた韓流ホスト風の数人の男性が、女性ファンに取り囲まれてキャーキャーと人だかりになっていた。写真を撮っている人も何人もいたので、撮ろうかと思ったが止めた。
本当のファンならまだしも、見知らぬ人間に物珍しさと興味本位でパチパチ撮られるのは彼らに失礼なような気がしたのである。
さぁ帰ろう。
プラットホーム(新宿駅)から新宿の町が見えた。
sake家は昔から「子供の誕生日には、もう片方の子が何ももらえないとかわいそうなので、何か簡単なプレゼントを送る」と言う暗黙のルールがあり(たぶん3人4人いたらやってなかったと思う)、私は二人にプレゼントを贈ることにしていた。
こっそり妹に「下の姪っ子の好きなアイドルは誰か?」と尋ねると(これが何度きいても覚えられない)、メールで「一番好きなのが何とかグループの何とかさんと、何とかグループの何とかさんも好きだよ」みたいな返事が書いてある。
だから行くのだ、新大久保まで。
もちろん初体験。
新大久保の改札口を通り過ぎると、ちらほら聞こえる会話が日本語ではない。「ほんとにここはコリアンタウンなんだなァ」と言う思いを強くして、足早に駅を抜けどちらの方向へ行けば良いか「現在位置の地図」を見て、右手にてくてく進むと、5~6人の「韓流ホスト」と言わんばかりの男子が白い服を着て並んで待っている。
「へぇ~」と思いながら通り過ぎると早くも韓流グッズの店をみつけたので、とっとと中に入った。
見るや否や、そこにダダダダダと並んでいるアイドルのスナップ写真。
しかし、誰が誰だかさっぱり分からない。
(う~ん・・・・(-"-)。。。)
こういう時にカタカナでグループ分けや名前のルビが振ってあると良いのだか、ただひたすらアイドルの写真が並んでいるのである。書いてあってもせいぜい英語のスペル。
これは面喰った。
呆然と立ちすくみながらも「まず、買うものを決めよう。それからその品物を持って行って「何々グループの誰それさんのコレをください」と言えば良いのではないだろうか。」と思いつき、まずは何を買うかを決めることに。
そして違う階にも足を伸ばしてみたが、やはりもうどうしようもなく誰の何だなのか、もう何も分からん!
今、目の前にあるのは顔もほとんど区別がつかないような同じぐらいの男の子の写真やグッズがずっと並んでいて、まるでトンボの目になったよう。
(この状況を打破するにはもはや人の手を借りないわけにはいかない)と思い、そこらで仕事をしてるニイちゃんに「シャインの誰それさんのグッズや写真が見たいんですけど。」と言うと、またしても「シャイニーの○○(名前呼び捨て)ですね」とコリアなまりの返事が返ってきて(しかもグループ名の呼び名が英語の綴りなので私は間違えているらしい)「それはここいらにあります。○○(名前)ひとりの商品はありません。グループ全員が写ってます。キーホルダー以外では。」と言い、手に取った手帳(見本)をパラパラめくり「これはこんな風に写真とスケジュール帳がついてますね」などと見せてくれる。
「それでは今度はこの人のグッズはありますか?」ともう何て読むか分からないので、妹から来たメールをそのまま彼に見せると、「それはこちらにあります」と一角のコーナーを教えてくれた。(もうかなり面倒なオバサンと思われているムードを感じる。)
そこを見ながらも、やはり一番好きな何とかさんのグッズを買っていこう!と思い、ツカツカツカとさっきの売り場に戻り、ニイちゃんお勧めのシャイニーの手帳(900円)を買う事にした。そしてその隣を見ると一人一人のキーホルダーがあるので、これもオバチャン、老眼なのでメガネをはずしながら、アルファベットを解読して(たぶんこの人らしい)と言うキーホルダーを買っていくことにした。
「プレゼント用の包みにしてください」とレジで言うが「やってません」と断わられる。
韓流好きの妹にも何か買っていこうと電話したが、こう言う時に限って電源が切れてつながらない。
もう日も暮れてきたが、ここまで来たのでほんのちょっとだけ、他の店も見ることにする。
通りを歩いていても、聞こえるのはどうも日本語ではない。(話す音量が違ってそう聞こえるのかもしれない。)
でも、店の看板はほとんど日本語(漢字)なので、違う国に来た感覚はあまり無いような気がする。


ほんの少し信号1つ分ぐらい歩いて、同じような雑貨系の店に入ると、同じようなものが売っているので興味しんしんで覗くと、さっき買った手帳があった。何気に値段を見たら、さっき買ったものより200円も安いことが判明する!(何たることよ!)
もうオバチャン、次にココに来る事があったら、3軒ぐらいハシゴしてから買うわよ、と心に誓う。
化粧品、パックなどいろいろあったけど、買わないつもりなので見なかった。
途中食品(調味料)を置いてある店があり、プルコギのたれ(228円)を見た時は思わず買おうかなぁと思ったが、つい数日前「コチュジャン」を買ったばかりなので止めた。それが無くなったら買いに来よう。
通り端に置いてあるコリアンタウンのMAP(無料)があったので持ち帰って家でみると、まだまだ先にいろんな店があったようである。今日は暗くなったので帰ったが、またゆっくり来たい。
前から読んでいる人は気がついていると思うが、私はニュースやネットを読んで韓国と日本の関係について苦々しく思っている方の人間である。だからこう言う用事でもなければ来なかった。でも日本人が全て同じ考えで無いように、韓国の人も全てが同じ考えではなくて、もっとみんなで仲良くしたいと思っている人もいるのではなかろうか。
世界中みんなが仲良く平和になればいいのになぁ~とありえなさそうな願望を抱きつつ、この町と別れる事にした。
駅に近づくと、さっき立っていた韓流ホスト風の数人の男性が、女性ファンに取り囲まれてキャーキャーと人だかりになっていた。写真を撮っている人も何人もいたので、撮ろうかと思ったが止めた。
本当のファンならまだしも、見知らぬ人間に物珍しさと興味本位でパチパチ撮られるのは彼らに失礼なような気がしたのである。
さぁ帰ろう。
プラットホーム(新宿駅)から新宿の町が見えた。
