takeちゃんから手紙がきた。
takeちゃんとは大学時代の友達である。大抵一緒にいた。
私が教員免許を持っているのはtakeちゃんのお陰である。自分ひとりだったらそんな単位を増やすような事はゼッタイしないのだが、takeちゃんが「一緒にとろうや」と言うのを「イヤだ」と言えず、あろうことか1,2年はそのお陰で朝一番から授業を受けることが多かった。そして教育実習までみっちりやらされた。
もう少しちゃんとした大人だったら、「イヤだから」と断われたのだろうけど、当時(から?)言われると断われない性格だったのだ。たぶん幼稚園時代にメチャメチャいじめられたことが根底にあるのだと思う。小学校時代から「普通の人になる」のが夢だったので、目立たないよう嫌われないよう心を隠して言いたいことは何も言わずに過してきた。(それが「普通の人」だったとは(今から考えると)思えないが。)
そしてtakeちゃんは高校時代にいじめられたそうで、そういうひがみ根性、世の中をナナメに見るクセが私とtakeちゃんを深く結びつけたのである。
ここしばらく何年もtakeちゃんとはやり取りがなかったのだが、父が亡くなったのをG子が知らせてくれたお陰でまた連絡を取るようになった。この前誕生日だと思っておめでとうメールを送ったら、手紙が届いた。
そうか!takeちゃんは相変わらず文通が好きなんだな、と私は思い、便箋を探すことにした。
しかしなかなか見つからない。最後にtakeちゃんに手紙を書いたのは、たぶん15年ぐらい前だから。。。
探しているうちにいろんなものが出てきた。
kekeの小学校の頃描いた絵や学級新聞みたいなもの。
kekeが幼稚園時代の私の日記。
昔の日記はずっと捨てようかどうしようかと思っていた。
でもいつかは判断して残すか捨てるかしておかないと、死んでから発見されても困る、と思いペラペラ読んでみた。
すると当時は「記録魔」だったので、いろんな事が書いてある。
例えば、その夏に家族がどんな服をよく着ていたか、田舎に帰る時にカバンに詰めるもの一覧、最近のkekeの口癖、好きな食べ物、昨日の寝言まで書いてある。
愚痴ばかり書いてあるのではないかと心配したがそうでもない。kekeの成長振りが毎日楽しかったのだ。そんなことばかり書いてある。
これならkekeが読んでも恥かしくないかも、と思い、捨てずに残しておくことにした、もっともkekeが見つけることは無いかもしれないが、それはそれでよかろう。
これまで何度も「こんなもん捨ててしまおうか」と思っただろう。元夫を思い出すことがイタかったし、腹立たしかった。まさか20年経ってこうして読む気になる日が来るとは思わなかった。そして「残そう」と思うだなんて。。。
やっぱり人生は分からない。
takeちゃんとは大学時代の友達である。大抵一緒にいた。
私が教員免許を持っているのはtakeちゃんのお陰である。自分ひとりだったらそんな単位を増やすような事はゼッタイしないのだが、takeちゃんが「一緒にとろうや」と言うのを「イヤだ」と言えず、あろうことか1,2年はそのお陰で朝一番から授業を受けることが多かった。そして教育実習までみっちりやらされた。
もう少しちゃんとした大人だったら、「イヤだから」と断われたのだろうけど、当時(から?)言われると断われない性格だったのだ。たぶん幼稚園時代にメチャメチャいじめられたことが根底にあるのだと思う。小学校時代から「普通の人になる」のが夢だったので、目立たないよう嫌われないよう心を隠して言いたいことは何も言わずに過してきた。(それが「普通の人」だったとは(今から考えると)思えないが。)
そしてtakeちゃんは高校時代にいじめられたそうで、そういうひがみ根性、世の中をナナメに見るクセが私とtakeちゃんを深く結びつけたのである。
ここしばらく何年もtakeちゃんとはやり取りがなかったのだが、父が亡くなったのをG子が知らせてくれたお陰でまた連絡を取るようになった。この前誕生日だと思っておめでとうメールを送ったら、手紙が届いた。
そうか!takeちゃんは相変わらず文通が好きなんだな、と私は思い、便箋を探すことにした。
しかしなかなか見つからない。最後にtakeちゃんに手紙を書いたのは、たぶん15年ぐらい前だから。。。
探しているうちにいろんなものが出てきた。
kekeの小学校の頃描いた絵や学級新聞みたいなもの。
kekeが幼稚園時代の私の日記。
昔の日記はずっと捨てようかどうしようかと思っていた。
でもいつかは判断して残すか捨てるかしておかないと、死んでから発見されても困る、と思いペラペラ読んでみた。
すると当時は「記録魔」だったので、いろんな事が書いてある。
例えば、その夏に家族がどんな服をよく着ていたか、田舎に帰る時にカバンに詰めるもの一覧、最近のkekeの口癖、好きな食べ物、昨日の寝言まで書いてある。
愚痴ばかり書いてあるのではないかと心配したがそうでもない。kekeの成長振りが毎日楽しかったのだ。そんなことばかり書いてある。
これならkekeが読んでも恥かしくないかも、と思い、捨てずに残しておくことにした、もっともkekeが見つけることは無いかもしれないが、それはそれでよかろう。
これまで何度も「こんなもん捨ててしまおうか」と思っただろう。元夫を思い出すことがイタかったし、腹立たしかった。まさか20年経ってこうして読む気になる日が来るとは思わなかった。そして「残そう」と思うだなんて。。。
やっぱり人生は分からない。