きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

今日も無事でみんないい

2012-11-05 | 女だから思ったこと
今日は役所に用事があって、会社に着くのは遅くなってしまった。
手続を待つ間、ぼんやりフロアを見て、こんなに大勢人がいるのも大変だろうな、と思う。

女の人も男の人も大勢いる。
きっとこの中にも人間模様があるのだろう。

それに比べたら、うちの事務所はラクチンだな。みんな10年以上の長い付き合いだし、ツーカーで分かりあえている。


会社に着くと暖房は切れていたけど、まだ暖かい。
コーヒーもポットのお湯も沸いている。
最近はnanuさんが現場に行く前にコーヒーを沸かしておいてくれるのだ。
2週間前ぐらいからだっただろうか。

その最初の日はすごかった。
朝会社について「あ、コーヒーが沸いている!nanuさんありがとうございます。」と言うと、「それどんけん入れんの?」と言うので、「え?」と言うと、「コーヒーの粉、どんだけ入れてんの?!」と言う。

「あぁ、いつもだったらこのスプーンに山もり1杯ぐらいでしょうかねぇ。でもいつも薄すぎるかもしれませんから。」
「それじゃ入れ過ぎた、3杯入れたから。それ捨てて。」

でも大丈夫ですよ、ためしに飲んでみます。と飲んでみても私はコーヒーが苦手なのでよく味が分からない。
でも、どう見ても社長に入れるには色が濃いだろうと言う事で捨てた。


ドライブと人生は似ている。。。

楽しさも、そしてリスクも無いわけではないことも。

私は最初の頃、毎回思ってた。
「今日も事故が無くてよかった、無事だった。」

生きて行くことも同じなのではなかろうか。
「今日も何事も無く無事でよかった。」

車だっていつ、どんな事故に遭うか分からない。
ルールを守ってリスクを減らすことは大切だけど、後ろからぶつけられることもある。
今日、そんな事がなかったことは本当にありがたいことだ。

生きて行くことも同じにちがいない。
「今日何もなく、みんなが元気でこうして仕事ができてよかった。」


私はいつもニコニコしていた両親を思い出し、「それは夫婦で愛し愛されて幸せだからだよね」と思っていたけれど、本当にそうだったのだろうか。
夫婦とか、愛し愛されではなくて、二人は何が起こっても「幸せ、楽しい」って思っていられる性分だったのではなかろうか。

あの世代の人は「戦争」を知っている。
世の中が平和なだけで幸せで楽しくいられるのではなかろうか。

そして、そのキーワードが「感謝」なのだと思う。
そう言えば「周りに感謝しろ」と年中言っていたっけ。。。


感謝。

元夫のことを思い出した。
今では怨んではいないが、一応過去にいい目に遭わされた奴と言う事で思い出してみた。

私はそれでも、7年間、kekeの父親でいてくれたことを思い出した。
その間、ずっと養ってもらっていたことも思いだした。
養育費も長い間払ってもらったことを思い出した。
(最後まで払ってくれれば更に良かったが。)

3人で行った魚釣り、kekeがとても喜んでいた顔、幼稚園のお遊戯会、お祭り・・・・
こうして考えてみると、彼もそれなりのことをしてくれていたのだった。
先方の申し出やいろんな成り行きでこう言う形にはなってしまったが、それでも感謝するネタはいっぱいあった。
私は、自分がしてあげたことばかりを数えていたから、それに気がつかなかっただけで。

奴に感謝できるくらいなのだから、他の全ての人に感謝できる要素はある。
あの人もこの人も、私にしてくれていることが見つければたくさんある。
きっとその気持は、これからの時間を楽しいものにしてくれるだろう。

この気持がずっと続いて行けばの話だが。。。