きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

男なんて

2012-11-03 | 女だから思ったこと
「男なんて」と私はずっと思ってきました。

アイツらは信じてはいけない、また何を仕掛けてくるか分からない。
ずっとそう思ってきました。

たぶん、そんな私は弱かったのだと思います。
そう言うカラをかぶっていないと、
そう言う強い自分を演じてないと
また足をすくわれるような気がしていたのです。

その一方で私は「誰かにいてほしい」とずっと思ってきました。
誰かに支られたい、と思ってきました。
でも私は、誰も信じることができなかったのです。


最近考えていることは、自分と言う樹をしっかり育てていこうと言うことです。
しっかり根を張って、太陽の光をあびて、まっすぐに太く育てていこうと言うことです。
自分がしっかりしていれば、誰から何を言われても、何をされても、そんなに動じないのではないかと思うのです。

自分が弱いと、例えば違う意見を言われると、自分を否定されたような気持になってしまう。
ちょっと厳しいことを言われると、カラに閉じこもってしまいたくなる。
最近、世の中全般にそう言うことが見受けられるような気がします。


私はずっと自分がしっかり太くするためには、誰かが必要なのではないかと思ってきました。
でも、私はもう充分に大人なので、自分で育つことができるのです。

逆にそうでないとならないのです。
誰かを必要としていたら、誰かの価値観を頼りに生きていたら
私は常にその人をそばに置いておかないとならないからです。

自分で誇りを持てるように、自分の好きなものを揃えてみたり、したいことをしてみたり
苦手なことは正直に「それは苦手だな」と思ってみたり
(実はそれが結構できない人だったのです。)
そんな風にしていたら、少しづつ根が張ってきて、お日様の光が暖かく思えてきて
不思議なことに、周りの人がみんな良い人に思えてきました。

みんな、良い人だったのです。

傷ついたことも、裏切られたことも、悪いことではなかったのです。
それは何か事情があったのでしょう。
そうしなければならなかった事情があったのでしょう。

私が悪いからではなく、先方に事情があっただけなのです。

そう考えて行ったら、根っから悪い人なんてどこにもいない。
自分と言う樹がしっかりして判断さえできれば、そんなに世の中怖いことばかりではない、と思うようになったのです。
心を許しても大丈夫な場所だと思えるようになったのです。


そして、kekeのことを考えました。
私は「男なんて」と言いましたが、kekeは「人生なんて」と思ってるかもしれません。

同じように傷ついて、堅いカラをかぶっているのかもしれません。
ちょっと言われたことで傷ついてしまうのかもしれません。

今日は朝遅刻しそうなので起こしました。
「今日はバイト、休みの日だよ」と言われました。

ハッとしました。
よく考えてみたら、(他に大したしつけはできなかったけれど)
約束と時間とお金にはうるさかった私の子供。
勝手に休んだり遅刻したりするような子ではなかったのです。

休んだり、行けないことには、事情があったのです。
私はそれを「正しいか間違っている」と言う二択しかできませんでした。

太陽の光をあびて、根を張って、自分の樹がしっかり育ってくれば、たぶん人生はそんなに悪いものではないと分かる日が来るでしょう。

そして、それを手助けするのが「親」なんだね。^^