きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

チーズケーキを焼いて

2012-11-19 | 日記
日曜日、チーズケーキを焼いた。


正直、体が重くて重くてイヤイヤだった。
でもそれでもどうしても焼いたのは、チーズの賞味期限が昨日までだったからだ。
これに使う何とかチーズ、高いんだよ。
350円とかそのぐらいしたはずだ。
何故買ったかって?
つまみでリッツの上に乗せて食べようかと、ある日考えたのだ。
しかし、2~3枚、私が塗って食べて終わった。

何年か前はケーキを焼いた。
うそじゃない。ブログに証拠写真もあるはずだ。

今はその気持がかけらほども無い。
車を乗るようになったのは理由の一つかもしれない。

ケーキを焼かなくなった。
パンも焼かなくなった。
料理は明らかに手抜きになった。

時間そのものが車にとられたのもあるが、車がもたらした「スピード」が
私をじっとさせなくなったこともある。

すぐ到着したい、すぐ決着したい、すぐに食べたい

そこまで極端ではなくても、生活に「スピード」がかかった。
ほんの少しの隙間があれば、何か押し込みたくなる癖がついた。

あ、それは車じゃなくて、年のせいかな。

何のせいかはさておき、ケーキを焼くのに、まずケーキ型にクッキングペーパーを敷く。
丸型にハサミで切って、クルクル巻込みたがってるペーパーを油で型にとどめる。
丸型も切るためには、型をペーパーに乗せてサイズに描く。

これら全ての1つ1つの行為がとろい。
そして、「とろい」と感じる自分に腹がたつ。
それが思いあがりのような気がして。

いったいいつから、私はこんな人間になったのだ?
自問自答する。

ケーキのもたらすゆっくり静かな時間と、車の軽快な時間が、まったく相容れないかけ離れているもので、私の中でうまく混ざらないのである。
おそらく車を手離さない限り、ケーキは作れるようにならないだろう。

どちらが良い悪いでは無くて、どちらかしか受け入れられないのである。

携帯は車と同じ匂いがする。
それ以上にキツイ匂いがする。

あれがどれほど、人を飲み込んでいるのかなんて
考えるのは、私だけなのだろうか。

知らなくていいこと、むしろ知らないで済んでいることも
可能であれなら知りたいと思うだろう。
それは「知って当然だ」と言う感覚になるかもしれない。

私はそれがいやだ。
自分がそうなってしまうのがいやなのだ。

でもそんな風に思う私を人は「変人」と呼ぶ。