小春奈日和

赤ちゃんは、人間は、どのように言葉を獲得するの?
わが家の3女春奈と言葉の成長日記です。

おたこ体操

2014年11月30日 02時18分13秒 | 日記
2014年4月7日(土)(4歳0か月)


 春奈がおたこ体操にはまってしまった。

 今さら?と、思わんでもないけど、きっかけが、僕が春奈にうろ覚え
のおたこ体操をやってあげたことに始まるから、まあ、まあ、それは。

 そんなわけで、近頃の春奈はよく僕におたこ体操を歌って、とねだる。

 どうやら、体操そのものよりも歌の方が気に入ったようだ。

 しょうがないから、

 「肩、それはロース♪ 手首、たまにひねる♪」

と、歌ってやる。

 ところで、ヒッポファミリークラブの仲間に、

 「最近、春奈、おたこ体操にはまった」

と、言うと、みんな、

 「何?それ」

 ・・・意外にみんな知らんのだな。

 「福岡の芸人の、おたこぷーさんって人がやってるヤツ。福岡じゃみんな
知ってるらしいで」

と、説明すると、

 「春奈、ずいぶんローカルなんにはまったんやなあ」

と、いう反応が返ってきた。

 ローカルって・・・なんか、福岡の人に失礼なような気がするが・・・。

 けっこう、全国ネットのテレビ番組で紹介されたりしてたけどなあ。

 だから僕も知ってるわけだけど。

 ただ、このおたこ体操、マジメにやるとけっこう肩こりの解消にいい。

それは万歩計

2014年11月28日 02時33分22秒 | 日記
2014年4月2日(月)(4歳0か月)


 今夜はヒッポファミリークラブの関西本部で会合が
あるので、仕事が終わると本部に足を運んでみた。

 本部には、みんたが春奈を連れて先に来ていた。

 ゆうきとりえは留守番である。

 そして、本部からの帰りの車の中でのこと。

 運転席のバックミラー越しに、春奈がジャンパーの
ポケットから何やら取り出すのが見えた。

 「何?それ」

と、訊くと、

 「モモちゃんにもらった体温計」

 あー、そう言えば、こないだモモちゃんから万歩計を
もらった、って言ってたな。

 ・・・て、体温計やなくて万歩計やん。

 言い間違いというよりは、春奈は万歩計とか体温計とか
の区別がまだよく分かっていないようだ。

 僕も小さい頃、エレベーターとエスカレーターの区別が
ひどく曖昧だった。

 箱に乗るものと、階段が自動で動くもの、どちらがエレ
ベーターでどちらがエスカレーターか分からなくなってし
まうのだ。

 今の春奈のそれも同じものか。

ほんのジョークですが

2014年11月27日 01時53分28秒 | 日記
2012年4月1日(日)(4歳0か月)


 「自転車の練習したい」

と、春奈が言った。

 どうして今から出かけようとする時にそれを言う?

 「今からみんなでお出かけやから今日はムリ」

と、みんたが諭すけど「自転車に乗りたい」と駄々をこねる。

 ゆうきも春奈くらいの歳の頃に同じように駄々をこねて
たっけなあ。

 そんなことを思い出しながら、

 「はる、明日から保育所やから、保育所の行き帰りに
乗れるやん」

と、言って、それからすぐに、真に受けてはいけない、と
思い直して、

 「いや、冗談やけど」


と、ごまかすと、りえが言った。
 「なんで冗談なん?保育園に行く時に乗れるからええん
ちゃうん?」

 「ふつう保育園はお母さんの自転車に乗せられて行くもん
やろ。自分で自転車こいで登園する園児はおらんやろ」

と、答えると、

 「あ、そうか」

 天然かよ。

 いやいや、りえには園児が登園する光景がイメージできん
かっただけか。(自分もかつては園児やったのにね)

 人間の言葉というものは、相手の言ったことを、その風景な
りをイメージできるかどうかで「相手の言うことがわかった」
になる。

 とりわけ、外国語の場合だとそうだ。何を言っているのか、
その内容をイメージできるかどうかで「わかった」、「わから
ない」ということになる。

 日本語の場合でも、今みたいにイメージが弱いとジョークも
ジョークとして通じないものなのだ。

ステップアップ

2014年11月25日 00時00分47秒 | 日記
2012年3月30日(金)(4歳0か月)


 明日は保育園の入所式。

 春奈は2008年3月30日生まれだから2007年
生まれの子と同じ学年になる。

 けれど、2007年4月に生まれた子と比べると実質
1歳の違いがある。

 この歳の1歳の差は大きい。

 そういうこともあって、保育園には年中さんクラスから
通わせることにしたのだ。

 もっとも、春奈の通う保育園ではほとんどの子が年少さん
クラスから通っているらしいので、言わば春奈は途中で編入
するようなものだ。

 その点、親としてはちょっと心配もある。

 ただ、当人は、保育園に通うことに関しては前向きである。

 不安な様子は一切見せない。

 今日も、

 「はるな、もうベイビーちがう」

と、言っている。

 一段ステップアップする感覚なんだろうか?

281 ふたたび天目一箇神

2014年11月24日 23時49分15秒 | 大国主の誕生
大国主の誕生281 ―ふたたび天目一箇神―


 さて、前回に猪飼の地名が多度大社の近くにある、ということに触れましたが、多度
大社は、別宮の一目連神社で天目一箇神を祀り、本宮の多度神社で天津彦根命(アマツ
ヒコネノミコト)を祀っています。これは天目一箇神の父神です。
 アマツヒコネは、スサノオがアマテラスの珠から生みだした5柱の神の1柱ですが、
『古事記』には、

 「凡川内国造、額田部湯坐連、木国造、倭田中直、山代国造、馬來田国造、道尻岐閇国造、
周芳国造、倭淹知造、高市県主、蒲生稲寸、三枝部造らの祖」

と、あります。
 『古事記』に記されるアマツヒコネを祖とする氏族の中に、蒲生稲寸(がもうのいなき)
が見えますが、滋賀県東近江市鋳物師町に鎮座する竹田神社はアマツヒコネと天目一箇神を
祀っています。
 実はこの地は2006年に東近江市と合併するまで(ちなみに東近江市は2005年に誕生)、
蒲生郡蒲生町鋳物師でした。
 鋳物師という地名はいかにも鍛冶に関係すると言われる天一目箇神を連想させるものです
が、この周辺には朝日野の地名もあります。
 さらに、『青銅の神々の足跡』によれば、この辺りには菅田や桐原の地名もあるといいます。
 菅田、桐原についてですが。
 竹田神社は、ここが式内社菅田神社であると主張していますが、近江八幡市にある菅田神社
も、ここが式内社菅田神社であると主張しているのです。
 こちらの菅田神社の鎮座する地は、古くは蒲生郡桐原郷だったのです。
 そして、この神社の祭神も天目一命(天目一箇神)なのです。

 伊勢津彦の伝承が播磨にも存在するように、天目一箇神の祭祀も播磨に存在します。
 播磨を流れる杉原川は加古川の支流ですが、西脇市で加古川と合流します。そこから杉原川
を遡っていきますと、川沿いに、天目一箇神社や、天目一箇神の妻とされる道主日女命を祀る
荒田神社、二宮荒田神社などが鎮座し、さらに上流に遡っていった多可郡多可町加美区にふたつ
の青玉神社が鎮座します。
 ひとつは、杉原川の東側、山寄上に鎮座する青玉神社で、祭神は天目一箇命と五百箇磐石命
です。
 もうひとつは、杉原川の西側、鳥羽の青玉神社で、こちらは天戸間見命と大歳御祖神ですが、
天戸間見命は天目一箇神と同じくアマツヒコネの御子神と伝えられています。
 しかも、鳥羽の青玉神社は、式内社の天目一神社は当地であると主張し、天戸間見命は天目
一箇命のことだとしているのです。
 つまり、ふたつの青玉神社はともの天目一箇神を祭神としていることになるわけですが、名前
がともに青玉神社とあるのはどういう由来なのでしょうか。
 当地の伝承によれば、天戸間見命がいつも青色の宝珠を愛好していたのでこの名がついたそう
なのですが、青といえば、朝日郎が官軍を迎え撃った青墓も地名にも青という言葉が含まれている
のは偶然でしょうか。