小春奈日和

赤ちゃんは、人間は、どのように言葉を獲得するの?
わが家の3女春奈と言葉の成長日記です。

プラスティック>プリッツ

2013年08月30日 00時41分44秒 | 日記
2010年11月4日(木)(2歳7か月)


 今日は木曜日で和泉中央ファミリーの日。

 きのうは河内長野ファミリーに参加して
いるから今週は4回ヒッポのファミリーだ。

 ちなみに、普通は自分の所属するファミリ
ーに参加するだけの人が多いからうちは多い
方だ。

 と、言うのも、うちの所属ファミリーの
フェロウ(簡単に言えばファミリーを主催
する人のこと)が2つのファミリーをして
いるのと、わが家の場合みんたもフェロウ
だから自分が主催する北野田ファミリーと、
週に合計3つのファミリーに参加すること
になる。

 さて、ファミリーから家に帰って来ると、
春奈がプリッツをねだる。

 もう風呂に入って寝ないといけない時間帯
にまだおやつをねだるか?

 なんでも、今日の昼間に食べていた、その
残りがあるらしい。

 そういうことはよく覚えてやがる。

 ただプリッツのことを、

 「プラスティック」

と、言う。「

 プリッツ」より「プラスティック」の方が
長いやん。

 どうやら春奈の中で似た音同士が混ざって
しまっているのだろうけど、長い方の音が勝っ
てしまうケースは春奈の場合珍しい。

一緒に遊ぶということ

2013年08月28日 23時47分23秒 | 日記
20101年11月3日(水)(2歳7か月)


 みんたがヒッポの河内長野ファミリー
に行く、と言うので家族全員連れて行か
れる。

 河内長野ファミリーに3歳の女の子が
いて、春奈はその子と一緒に遊び始めた。

 ただ見ていて不思議なのは、特にコミュ
ニケーションを取ったわけでもないのに
一緒に遊び始めたことだ。

 遊んでいる間も別に言葉を交わすわけ
でもなしに、それでも一緒に遊んでいる。

 大人がホームステイで、言葉がわから
なくても一緒に何とかやっていけるのと
同じなんだろうけど、この2人には、そ
れを「しんどい」と思うことは絶対にな
いやろうな。

 実際、世界には、アフリカやインドと
いった、1つの国の中に何十という言語
が存在する国がある。

 そんな国に住む人は、国内で、初めて
耳にするような言語を話す人に出会う
機会があるわけだ。

 当然、相手が何を言っているのか最初
はわからないけど、付き合っているうち
にわかるようになり、そのうちに話せる
ようになると言う。

 つまりは、まず相手と一緒の時間をす
ごすことが話せる近道ってことになる
わけだな。


 その帰りの車の中で、車の窓越しに、
ランニングしている人を見て、

 「急いでる」

と、春奈が言った。

 「走ってるんやで」

と、みんたが言うと、

 「あしってる」

と、言い直した。

 ただ、まだ頭の音が母音になってしまう。

想像しよう

2013年08月28日 01時03分32秒 | 日記
2010年11月2日(火)(2歳7か月)


 僕が風呂場で洗髪してると、春奈が
僕に声をかけた。

 「お姉さんやわんわんが応援してるで」

 それNHKの幼児番組やん。

 『いないいないばぁ』って番組。

 そうか。先日春奈が、洗髪のすすぎを
する時に、

 「応援してる」

と、言っていたけど、それはこのことか。

 何かをがんばる時に、テレビのキャラ
クターたちが応援してる、というシチュ
エーションを自ら作り出しているのだね。

 でも、これって言葉の成長にもすごく
大事なことでもあるんだよな。

 たとえばヒッポファミリークラブのス
トーリーCDを聞いているときも、その
場面の風景を想像しながら聴くと、音の
入り方が全然ちがう。

 赤ん坊が、家族の会話の中に自分も参
加しなきゃいけないみたいに入り込んで
くるのも同じことだと思う。

 やっぱり外側にいるんじゃなくて内側
に入り込んだ方が言葉が育つということ
だね。

何かこわい

2013年08月27日 01時11分45秒 | 日記
2010年11月1日(月)(2歳7か月)


 いつものように春奈を風呂に入れて
やる。

 湯船につかっていると、春奈が、

 「お父さん熱いの好きか?」

と、訊いてきた。

 「好きか」って・・・。言い方がえ
らそう、というのを通り越して、むし
ろこわい。
 何か怒られてるような気になる。

 「はるな、熱いの好きくない。ぬる
いの好き」

 好きくない、という言い方は幼児に
よく見られると聞くけど、春奈もやっ
ぱり使っている。

 ところで、「好きくない」などの言
い方は大人でも使う人がいる。

 どうやら80年代前半に若者の間で
使われるようになったそうだ。

 ゆうきやりえは晩ごはんのことを
「夜ごはん」と言うけど、これも時間
が経てば、大人も普通に使っているよ
うになるんだろう。

ガンダーラ

2013年08月25日 01時20分09秒 | 日記
2010年10月31日(日)(2歳7か月)


 車のラジオからゴダイゴの『ガンダーラ』
が流れている。

 懐かしい曲だ。

  春奈にはきっと初めて聴いた歌なんだろ
うけど、サビのところで一緒になって、

 「がんばーら♪」

と、歌っている。

 春奈には「がんばーら」と聞こえるのか?

 いや、きっとそうなのだろう。

 春奈の中には「頑張る」という音がすでに
意味をもった言葉として存在していて、「が
んばった」、「がんばれ」、「がんばってる」
などの使い分けもできる。

 だから、「がんば」という音が引きずられて
しまうのだろう。

 多言語をやっていると、他の国の言葉なのに
日本語に聞こえる時がある。

 たとえば、うちのゆうきとりえは双子だけど、
中国語で双子を「シャンパオタイ(双胞胎)」
という。

 これを「消防隊」と聞こえる、と言う人が多
い。

 これなんかは、「消防隊」という言葉を知っ
ているから、「シャンパオタイ」を聞いた時に
知っている音に引きずられてしまうのだ。

 これと同じなんだろうね。