小春奈日和

赤ちゃんは、人間は、どのように言葉を獲得するの?
わが家の3女春奈と言葉の成長日記です。

レトルトかよ

2014年03月31日 23時23分25秒 | 日記
2011年5月15日(日)(3歳1か月)


 わが家の、おかしの入ったカゴは、春奈にはまだ手が届かない
ところに置いてある。

 春奈、一生懸命に手を伸ばして、

 「届けな~い」

 届かない、と届けない、別がまだできてないようだ。


 また春奈のままごとに付き合わされることになった。

 「うどん屋さんに行こう。『うどん2コください』って言って」

と、言うから、うどん2コください、と言うと、

 「はい、今焼きます」

と、春奈が言う。

 「え?焼くんですか?」

 焼きうどんかよ。

 まだ「ゆでる」とか「ゆがく」などの区別ができていないのか?

 「次はカレーに行こう。『カレー2コください』って言って」

と、言うから、その通り言うと、

 「今焼きます」

 やっぱり焼くのかよ。

 すると、春奈、レンジを開けるマネをしながら、

 「チン!できました」

 レトルトかよ!

 あ、そうか。春奈がいつも食べているカレーは幼児用のレトルト
だった。

 お姉ちゃんたちと同じお母さんの手作りカレーが食べられるよう
になるのはまだ少し先だな。

生意気でもやっぱり幼児

2014年03月30日 23時47分21秒 | 日記
2011年5月14日(土)(3歳1か月)


 風呂上りの春奈にドライヤーをかけようとすると、いやがって
逃げる。

 それを捕まえてドライヤーをすると、抵抗しながら、

 「お父さん、きらい」

と、言う。

 横からみんたが、

 「最近、気に入らんことがあると、すぐきらいとか言う」

と、言いながら、春奈に、

 「お風呂上りにお茶いる?」

と、訊くと、

 「いらね~」

 なぜ語尾上げ?

 そうか。ゆうきとりえがふたりの会話の中でよく語尾上げを
しているから、そのマネか。

 春奈もだいぶ生意気になってきた。

 それでいて、今日のようにムリにドライヤーをかけると、「お父
さんきらい」などと言うところは、幼児そのものだ。

春奈のベストアンサー

2014年03月29日 23時45分20秒 | 日記
2011年5月12日(木)(3歳1か月)


 和泉中央ファミリーの帰りの車の中で、春奈がビスケットを食べていて、
ゆうきに、

 「ゆうき、いる?」

 「いる」

と、ゆうきが答えると、

 「ダメ!」

 それで、みんたが、

 「ひどいなあ。訊いておいてあげへん、って。お姉ちゃんにもあげないと」

と、諭してやる。

 春奈はそれをじっと聞き終えると、みんたに、

 「全部食べていい?」

 「全然わかってへんやん!」

 そうみんたにつっこまれたものの、春奈どこ吹く風でゆうきに、

 「ゆうき、ビスケット食べる?」

 「食べる」

と、ゆうきが答えると、

 「ダメ!少ししかないからな。全部食べていい?」

 春奈にとっては、ビスケットがもう少ししかないので全部自分が食べて
しまいたいけど、一応みんなにも伺っておかないといけないと考えたようだ。

 だから、春奈にとっては、みんなが「いらない」と答えてくれることが
ベストアンサーだったのだろう。

 それでも、春奈もコミュニケーションというものがわかってきているよう
である。


 さて、家に帰ると、風呂に入っている時に、

 「ぼくねえ、エクちゃんに会いにメヒコ行くんだ」

と、また言いだした。

 そして、

 「ミ・カサ・メヒコ」

と、春奈が言ったのにはビックリした。

 いつの間にスペイン語を?

 エクトールが言っていたのを覚えたとか?


このパジャマはお姉ちゃん

2014年03月28日 08時15分12秒 | 日記
2011年5月11日(水)(3歳1か月)


 家に帰ると、きのうまで冬物のパジャマを着ていた春奈が
夏物のパジャマを着ている。

 てっきりもう風呂に入ったのかと思ったら、晩ごはんの後
に着替えてそのままらしい。

 「なんで風呂も入ってないのにパジャマやねん」

と、僕が言うと、

 「かわいいやろ。お姉ちゃん」

と、春奈が言う。

 それでみんたが、

 「そのパジャマ着たからってお姉ちゃんちがうやん」

と、言うと、ムッとした表情で、

 「お姉ちゃん!」

と、言い返す。

 どうやら格好などの外見でお姉ちゃんだ赤ちゃんだのキャラ
をイメージしているようだ。

 でも、大人だって、服装を「大人っぽい」とか「子供っぽい」
とか言うよなあ。

 春奈の着ているパジャマが赤ちゃんっぽいとか、幼児っぽい
とか考えたことはなかったけど、春奈の中にもそういう仕分け
ができているんだな。


 よく僕たちは、知らない言葉を耳にした時に、東南アジアの
言葉っぽい、だとか、東欧の言葉っぽい、とか言うけど、それ
はタイ語やマレーシア語を知っているし、ロシア語を知ってい
るからだ。

 人間が「○○っぽい」と言う時には、それに関する情報を
蓄積しているからこそである。

 春奈も3歳。だいぶいろんな情報を取り込んでいるし。

日本語が通じても・・・

2014年03月26日 23時53分32秒 | 日記
2011年5月9日(月)(3歳1か月)


 春奈が指を少し切って、うわーん、と泣くので、みんたがバンド
エイドを巻いてやった。

 すると、春奈、

 「いたい!とってー!」

と、さらに泣き叫ぶ。

 切り傷による痛みを、バンドエイドを巻いたために痛い、と勘違い
しているようだ。

 そうじゃない、と説明したけど通じなかった。

 こうなると、日本語でも、平常心でない相手には通じないものだな。

 案外、外国の人の方がこういう時に、相手が何を言っているのか理解
しようとして冷静になれるかもしれないぞ?

 そう言えば、前に台湾の人を救急病院に連れて行った時に、お医者さん
から、

 「食後にこの薬を飲ませて下さい」

と、言われた時に、ちゃんと伝わるように注意しながら台湾語で伝えた
ことがあったな。

 相手が外国の人だと、こちらも何とか伝えようとするものだ。

 やっぱり日本語の通じる者同士の方がこんな場合には伝わらないのか
な???