2008年6月21日(土)(0歳2か月)
兵庫県は宝塚市にある中山寺にお礼参りに行った。
関西人の間では、おめでたになると、中山寺に安産祈願に行くのがメジャーだ。
うちも安産祈願に行った。だから今日はお礼参りにやって来たのである。
妊婦さんの参拝者が多いせいか、ここのお寺にはエスカレーターが設置されて
いる。
そして、僕はまだベビーカーでエスカレーターに乗ったことがない。
ゆえにみんたは、春奈を抱っこするからベビーカーだけを運べ、と僕に言う。
「大丈夫やって。何でもチャレンジしたらええねん」
と、自信満々の僕。みんたが制止するのを振り切って、春奈を乗せたままベビー
カーでエスカレーターに乗った。
エスカレーターの降り口に到着した。
さあ、行こうと思ったら、ベビーカーの車輪が引っ掛かった。
ありゃ~、と思いながらそこから抜け出そうとしたら、これが意外にも抜け出
せない。この!この!と、思いながら一生懸命エレベーターと格闘している最中に、
ふと気づけばベビーカーに春奈の姿がない。
あれ?と思ってベビーカーのその下を覗き込んでみると、地面の上に春奈が
うつ伏せに寝っ転がっていた。
慌てて抱き起してやると泣き出した。
でも、すぐに泣きやんだ。強い子だ。
・・・って、言うか、なんでこけた時に泣かずに抱き起してやってから泣くのだ?
アレか?こけた瞬間には何が起こったのか自分でもよく理解できていなかったのか?
僕は春奈を抱いて歩きながら、
「あーあ、春奈こけてもうたね~」
と、優しく話しかけてやると、横からみんたが、
「こけたんじゃなくて、こかしたんだ」
と、ツッコミを入れてきた。
僕が、
「どっちも同じやんけ」
と言い返すと、
「全然意味がちがう!」
と、逆に言い返されてしまった。
ヒッポ・ファミリー・クラブのファミリーでは、みんな自分の言いたい言葉で
挨拶や自己紹介をしている。その時に間違いがあっても、誰も気にしない。
スペイン語にもオトコ言葉、オンナ言葉があるのだけど、男性メンバーが、
「エンカンターダ!(スペイン語のオンナ言葉で「どうぞよろしく」)
って、言っても、みんな、
「Si!Si!(スペイン語のあいづち)」
と、頷く。子どもが、韓国語で、「ケーキとハンバーグが好き」と、言おうとして、
「ケーキは、ハンバーグは、コマワヨ~(韓国語で「ありがとう」)
と、言ったって、みんな、
「ネー、ネー(韓国語のあいづち)」
と、頷く。要は、相手が何を言いたいのか、理解できるからだ。誰も間違い
をたださない。
言い間違いは、言葉が育つ道筋だからだ。だから、みんな、「わかるわかる」
と、優しく聞いてくれる。
それなのに・・・
ああ、それなのに、なんでやねん!?
なんで日本語やったら、こんなに厳しいねん???
これが日本語以外で言ったのなら、言いたいことわかるよー、って優しく受け
止めてくれるはずなのに。
なんか釈然としない・・・。
後日、実家に行くと、オカンから、
「あんた、こないだ春奈を落としたんやてな」
と、言われた。
あ~~!! みんた、チクったなぁぁぁ!!!
・・・その後で、この歳になって、オカンに叱られてしまった。
兵庫県は宝塚市にある中山寺にお礼参りに行った。
関西人の間では、おめでたになると、中山寺に安産祈願に行くのがメジャーだ。
うちも安産祈願に行った。だから今日はお礼参りにやって来たのである。
妊婦さんの参拝者が多いせいか、ここのお寺にはエスカレーターが設置されて
いる。
そして、僕はまだベビーカーでエスカレーターに乗ったことがない。
ゆえにみんたは、春奈を抱っこするからベビーカーだけを運べ、と僕に言う。
「大丈夫やって。何でもチャレンジしたらええねん」
と、自信満々の僕。みんたが制止するのを振り切って、春奈を乗せたままベビー
カーでエスカレーターに乗った。
エスカレーターの降り口に到着した。
さあ、行こうと思ったら、ベビーカーの車輪が引っ掛かった。
ありゃ~、と思いながらそこから抜け出そうとしたら、これが意外にも抜け出
せない。この!この!と、思いながら一生懸命エレベーターと格闘している最中に、
ふと気づけばベビーカーに春奈の姿がない。
あれ?と思ってベビーカーのその下を覗き込んでみると、地面の上に春奈が
うつ伏せに寝っ転がっていた。
慌てて抱き起してやると泣き出した。
でも、すぐに泣きやんだ。強い子だ。
・・・って、言うか、なんでこけた時に泣かずに抱き起してやってから泣くのだ?
アレか?こけた瞬間には何が起こったのか自分でもよく理解できていなかったのか?
僕は春奈を抱いて歩きながら、
「あーあ、春奈こけてもうたね~」
と、優しく話しかけてやると、横からみんたが、
「こけたんじゃなくて、こかしたんだ」
と、ツッコミを入れてきた。
僕が、
「どっちも同じやんけ」
と言い返すと、
「全然意味がちがう!」
と、逆に言い返されてしまった。
ヒッポ・ファミリー・クラブのファミリーでは、みんな自分の言いたい言葉で
挨拶や自己紹介をしている。その時に間違いがあっても、誰も気にしない。
スペイン語にもオトコ言葉、オンナ言葉があるのだけど、男性メンバーが、
「エンカンターダ!(スペイン語のオンナ言葉で「どうぞよろしく」)
って、言っても、みんな、
「Si!Si!(スペイン語のあいづち)」
と、頷く。子どもが、韓国語で、「ケーキとハンバーグが好き」と、言おうとして、
「ケーキは、ハンバーグは、コマワヨ~(韓国語で「ありがとう」)
と、言ったって、みんな、
「ネー、ネー(韓国語のあいづち)」
と、頷く。要は、相手が何を言いたいのか、理解できるからだ。誰も間違い
をたださない。
言い間違いは、言葉が育つ道筋だからだ。だから、みんな、「わかるわかる」
と、優しく聞いてくれる。
それなのに・・・
ああ、それなのに、なんでやねん!?
なんで日本語やったら、こんなに厳しいねん???
これが日本語以外で言ったのなら、言いたいことわかるよー、って優しく受け
止めてくれるはずなのに。
なんか釈然としない・・・。
後日、実家に行くと、オカンから、
「あんた、こないだ春奈を落としたんやてな」
と、言われた。
あ~~!! みんた、チクったなぁぁぁ!!!
・・・その後で、この歳になって、オカンに叱られてしまった。