ため息の理由は？

2011年3月7日（月）（2歳11か月）


　春奈が、

　「はあ～」

と、言うので、

　「何を溜息ついとんねん」

と、言ってやると、

　「もう面倒くさいなあ」

　何が？

　それには答えない。

　家族が口にしている言葉を自然に覚えて
自分も言ってみただけか。

　どんだけうちの家族が「面倒くさいなあ」
と言っているんだか・・・。

　春奈は家族のあり様を映す鏡だ。

ヒゲソーのフタかじけなさい

2011年3月6日（日）（2歳11か月）


　洗面所でヒゲを剃っていると、春奈に、

　「お父さん、ヒゲソーのフタかじけなさい」

と、言われた。「ヒゲソー」とは「ヒゲ剃り」
のことで、シェービングクリームのことを指し
ている。

　つまり、僕がシェービングクリームの蓋を
閉めていなかったものだから、

　「シェービングクリームの蓋かたづけなさい」

と、言っているのだ。

　蓋を閉めることを、
「フタをかたづける」
と、言うところ、それでもってそれが、
「かじけなさい」
になるところ、まだまだ春奈、日本語が発展途
上中。

　それから、「ヒゲ剃り」という言葉はいつ
見つけたんだろう？

　僕は、

　「さて、ヒゲを剃るか」

とは言っても、

　「ヒゲ剃りするか」

とは言わないのに。

　・・・にしても、春奈もこれからどんどん
口やかましくなりそうだ。

笑わないで

2011年3月5日（土）（2歳11か月）


　春奈が韓国語らしき言葉をひとりで喋っている。

　「チョンチョンニチョンチョンニ　アイスが
イッソヨ」

　それで、ゆうきとりえが、

　「あははは」

と、笑うと、春奈、

　「わらわないで」

　それが、ヒッポファミリークラブのストーリー
ＣＤ『カバジン　僕はなあに？』に登場する
「笑わないで」
っていうセリフそっくりに言う。

　それが面白くて、ゆうきとりえがまた笑うと、

　「カバジンが言ってたよう！」

　その言い方がまた面白くてみんなもまた笑う。

　それにしても、春奈の中にだいぶ韓国語の音が
溜まっているようだ。

　そして、それをこうやって口からアウトプット
するところが、子供の言葉の成長が早い理由なの
だろう。

おっ、とびよった

2011年3月4日（金）（2歳11か月）


　今日は春奈を連れてみんたが近隣のファ
ミリーの講演会に行ってきた。

　「講演会行って来たんやて？」　

　僕が春奈にそう話しかけると、

　「あ、そうそう。そうそう」

　先日も「あー、おったおった」とか言っ
てたし、言葉を重ねることが多くなって
きた。

　関西人の特徴だ。

　しかし、本当にどうやって、こういう
関西弁のクセみたいなものを見つけるの
だろう？？？


　小腹がすいたと言って春奈がおかし
を食べ始める。

　春奈の場合、食が細いからすぐにおな
かが減るのだろう。

　その分をおかしで埋めるのはよくない
から少しだけ与える。

　そうして僕が春奈の食べていたおかし
の袋に輪ゴムをかけようとすると、ふと
したはずみでパチンと飛んで行ってし
まった。

　それを見た春奈が、

　「おっ、とびよった」

　何か輪ゴムが自分の意思で飛んでいっ
たみたいな言い方だけど・・・大人で
もこういう時に「飛んでいきよった」
と言ったりする人がいるような気もす
る。

　だったら表現として間違ってはいな
い、ってことか？

パンツトレーニングをはじめよう

2011年3月2日（水）（2歳11か月）


　今月で春奈も３歳になる。そろそろオムツも取ら
ないと、最近みんたとよく話をする。

　パンツトレーニングは何歳から始めたらよい、と
かいうことは別段気にしていない。

　僕もみんたも子供の成長にマニュアルを重視する
タイプではないからだ。

　ただ、そろそろ始めてもよい頃だろう。

　乳児の頃は布のおしめを使っていたけど、大きく
なってくるとおむつカバーのサイズが合わなくなっ
て今では紙おむつばかりだ。地球に優しくない。

　「お姉ちゃんなんやったらトイレ行くようにせん
と」

と、みんたが春奈に言うと、

　「いいんだよ」

　「あかんよ」

と、みんたが言うと、春奈が吼えた。

　「あかんとちゃうわっ！」

　えらそう、と言うより、言い方がきつい。

　どうも近頃口調が・・・そういう時期なのか？