銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

銀座 たこ八にて「玉子焼き」をいただきます

2006-09-22 13:32:14 | 銀座・築地 その他(パン・スイーツ・酒)

一杯やった後に小腹がすくと
ラーメンでもとなりがちなのだが、
先日はおでんなんぞでクールダウンした。

場所は銀座の7丁目。
数奇屋通りの袂にそのお店はある。

大阪の北から南まで多店舗展開している「たこ八」へ。



こちらのお店でたこ焼きと表記されているふわふわの食べ物は
お出汁でいただく明石焼きのことを指している。



本場明石では玉子焼きとも言うこの食べ物を、
初めて口にしたのは忘れもしない平成7年の2月初旬。

宝塚の市役所で大震災のボランティアの帰りがけに
梅田のナビオ周辺で食べた3週間ぶりに口にした
まともな食事がこいつだった。



当時のようすは全国各地からの救援物資が、
いったん各市役所に届くのだが、地震後1週間程は
交通が完全に麻痺していたため、3日4日前などに
新潟や仙台などで握ってくださったおにぎりなどが
ラップにくるまれたまま大量に送られてきたりした。



傷んでいるためさすがに市民の方々に配給することもできず、
避難所にはカップ麺や「さとうのごはん」などの保存食を届け、
皆さんのご好意を無駄にしないようにと、
市役所の職員たちやボランティアたちが
何日前のものかもわからない生ものを食べていた。

梅田で出会ったやさしいお出汁に
胃も大喜びしていたのが今でも懐かしい。



東京では中々口にする機会も少ないので、
関西に行く度にどて焼き、イカ焼き、ネギ焼き、
串揚げにお好みちゃんなどと一緒に必ず口にしている。



西方でこちらのお店に行ったことはないのだが、
東京を除く全てのお店でたこ焼きは8個¥420にて提供されている。
さすがに銀座という立地柄もあり、銀座にある2店舗では
¥880と倍以上のお値段もするが、ビールとおでんで
一杯やりながら食べる分にはそんなに気にはならない。



おそらくは現地と同じお味なのではないだろうか?
ふわふわの中から熱々のトロ~ッとした
生地が大ぶりの蛸と一緒に出てくるのだ。

旨い。



テーブルにはソースも備え付けられており
楽しみ方も2倍といったところか・・・

いつもならば大根と卵を注文するのだが
今日ははんぺんと卵を注文してみた。
クールダウンのつもりがお酒の量も
ヒートアップしてしまった。



宝塚では木造家屋を中心に全壊している家屋もあり、
マンションのベランダが全部落ちてしまっている建物や
ジャンプ台のごとく盛り上がった道路など、
長田ほどではないにせよ凄まじい光景を目の当たりにした。

ボランティアに加わる近所のおばちゃん達や
家主が避難所にいることを良いことに
倒壊家屋の金品をあさっている火事場泥棒など
人間の善いところも悪いところも天災は炙りだしてしまう。

東京にもいつ起こってもおかしくはないのだが、
ご馳走にありつけるうちは感謝の気持ちを忘れずに
ご馳走様でした。


↓動画をUPできるサービスがあったので試してみました↓
下の画像をクリックしてみてください。

銀座たこ八のたこ焼きムービー

たこ焼8個…880円、おでん、ビール
たこ八 数奇屋通り店
東京都中央区銀座7-2-12 白石ビル1F
℡03-3573-1508
平日/18時~2時
土曜/18時~23時
日曜日、祝祭日定休

たこ焼き、はんぺん、卵とお酒もろもろ

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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