同じ人からのお話です。
千葉だか木更津には、素晴らしい占い師がいたらしいです。
子供の時から頭がよく、未来を嘱望されていた人が病気で体がダメになった。
体は子供のように成長もしなくなって、まともな男の仕事ができそうも無くなって、迷って考え、
占いで道を立てると決心したそうです。
ノートに、米粒に字を書くような小さな字で、びっしりとメモを書いて、自宅で占いを始めたのだけれど、ばっちり当たったそうです。
年頃の娘が何人かで縁談をみてもらいに行ったそうですが、中でも美人の娘に言ったのが、「私の嫁に成らなければ不幸になる。」という決め台詞です。
綺麗な娘は泣く泣くですが、良く当たると評判の占い師の言葉を無視するわけにも行かず、彼の処に嫁いだそうです。
知人の前に現われた時には、その奥さんに子供が抱っこされるようにして登場したそうです。
評判の占い師でしたから、お金には困らなかったでしょう。
そういえば、40年も前に五聖閣で占っていた人も木更津あたりからやってくるという話でした。